情報システムの品質,コスト,納期のバランスを保ってプロジェクトを完遂させようと,「プロジェクト管理ツール」を採用する開発現場が増えている。「進捗管理」「コミュニケーション」「標準化」のどれを重視するかで,選ぶべき製品は異なる。(実森 仁志=日経SYSTEMS) システムに対する機能要求は複雑化しているのに,短期・低コストの開発を求める声は増す一方だ。こうした“逆境”にあっても,品質,コスト,納期のバランスを保ってプロジェクトを完遂させようと,「プロジェクト管理ツール」を採用する現場が増えている。プロジェクト・マネージャ(PM)やプロジェクト・リーダー(PL)がスタンドアローン環境で使用するタイプのほかに,最近はネットワーク経由でプロジェクト・メンバー全員が利用するタイプの採用例も増えてきた。 プロジェクト管理ツールを採用した担当者の多くは,「プロジェクトの現状を定量的に把握しやすい」,「タ