アルファベット編 まずアルファベットのキー配列について説明しましょう。パソコンのアルファベットのキー配列は、タイプライターという機械が元になっています。英文タイプライターを作ったのは、アメリカのChristopher Latham Sholesという人で、1870年の時点ではABC順を少し改良したキー配列だったと考えられます。前半のABCDEFGHIJKLMを左から右に、後半のNOPQRSTUVWXYZを右から左に並べて、そこからAEIOUYの母音を上の段に取りだしたのが、このキー配列です。この時点のタイプライターは、大文字と数字と4種類の記号が打てるものでした。キーの数は38個でした(図1参照)。 図1: 1870年9月時点のキー配列(推定) Sholesの後ろ盾だったJames Densmoreは、このタイプライターを、シカゴのEdward Payson Porterが経営する電信学校
いろいろな環境で動くプログラムでは互換性のためにその場しのぎのことをしないといけないことがよくあるけど、歴史が積み重なってくると、アドホックな技の上にアドホックな技が積み上がる喜劇的な状態になることがある。こういう問題は認識するのは簡単だが直すことは誰にもできない。まさに僕がそのような体験をしたのでちょっと説明したい。 僕は仕事としてオープンソースのlldというリンカを書いている。リンカというのはコンパイラが生成したバイナリファイルをつなぎ合わせて最終的な実行ファイルやDLLを作成するプログラムで、知らない人も多いと思うけど、何をコンパイルしても最後にはリンカが動いている。lldは既存プログラムより何倍も速くてビルドが早くなるというので最近は結構人気が高まっていて、FreeBSDなどのいくつかのOSが全面的にスイッチしようとしたり、あるいは大規模プロジェクト(Chromeや、どうもFire
モバイルゲーム 物凄い勢いで勃興したモバイルゲーム業界は、いろいろな課題や問題に直面しながらも巨大化し、今日の時点でのスマートフォン向けゲームの市場へと継承されていきます。 モバイルゲームの歴史 2001 Javaアプリと3Dゲームの登場 Javaが利用できるようになったことにより、ダウンロード型のゲームが供給できるようになりました。 2002 携帯電話端末の大容量化・3D化競争 Java搭載携帯電話端末が登場してからごく僅か1年の間に、アプリのサイズに関しては10倍に広大化し、表現方法も2Dから3Dにシフトし始めました。J-PHONEは『ゼビウス』や『スペースハリアー』などといった昔のアーケードゲームを、ドコモはSIMCITYなどパソコンで世界的規模のヒットを飛ばしたゲームを主力商品としていました。 2003 モバイルゲームの一般化 メモリの制限が厳しいJava仮想マシン上ではなく、OS
HDDやフラッシュメモリ、そしてBlu-rayディスクなど、今日さまざまな大容量の記録媒体が普及していますが、決して主流になることは無く、歴史の表舞台から姿を消していった非常に個性的な記録媒体いろいろです。 多くの人が一度は見かけたことがあるようなものから、人の目に触れることもほとんど無いままひっそりと消えていったものまで幅広くラインナップされており、興味深い内容となっています。 詳細は以下から。 1:2インチのフロッピーディスク(ビデオフロッピーディスク) 1981年にソニーが試作し、その後他社からもリリースされた「電子スチルビデオカメラ」用の記録媒体。記録容量は720KBで、1989年に登場したノートパソコン「Zenith Minisport」の記録媒体としても採用されました。 2:マイクロドライブ(Microdrive) 2003年にコンパクトフラッシュと同じサイズで発売された超小型
Windows1.0から7まで。25年間のWindowsの画面変遷を一つにまとめた動画2011.03.08 21:30 mayumine 25年前に登場したWindows 1.0から2011年現在、最新OSのWindows 7まで。この動画を見れば10分弱でWindowsの画面の変遷を辿ることができます。 これまでのWindowsのインストールのプロセスからユーザーインターフェース、そしてアップグレードのプロセスまで、MS-DOSからセットアップしている様子を改めて眺めてみると新鮮ですね。今のスペックのマシンで同じ作業をさせたら1秒かからずに終わってしまいそうなほど軽そう...。 Windows 95 あたりから今のWindowsに近い馴染みのあるインターフェースになっています。Windows 1.0が25年前、95が15年前、XPが約10年前。XPは未だに使っている人も多いと思いますが、
DECの企業文化について、先日記した。(昔DECという会社があった。エンジニアとして必要な事はDECで学んだ。) *1 そんなに優れた技術があり、優れた企業文化を持ち、優秀な技術者を多数抱えたエクセレント・カンパニーが21世紀を待たずしてなぜ市場から消えなければならなかったのだろうか。 経営者が愚かで放漫経営をしていたからとか、法律に違反するような経営をしていたとか、そーゆー話であればわかりやすい。その経営者が愚かであったということで決着がつく。 DECの凋落の原因は、むしろ無能な経営者によって引き起こされたというよりも、むしろ、有能だったがゆえに、成功の呪縛から逃れられなかったという風に考えられる。既に起きてしまったことをあれやこれや言っても所詮結果論にしたすぎないが、あえてそれを考えてみたい。 「イノベーションのジレンマ」では、利益を最大化させる資源配分メカニズム(プロジェクトの投資を
大学を1984年に出て、新卒で入社した会社がDECという会社だった。その当時日本デジタルイクイップメント研究開発センター株式会社というのが日本にあってそこに新卒バリバリで入社した。その会社は米国のDigital Equipment Corporation (以下DECと称す)の日本子会社であった。当時はDECの販売子会社日本ディジタルイクイップメント株式会社と別会社で、後に合併して日本ディジタルイクイップメントになる。 エンジニアリング部門の子会社なので、トップはPhD(博士号)を持っているし、米国本社からの出向者もいて、技術系の外資という感じだった。一方で、新卒入社ということもあり、同期も少ないながら(6名)いて、日本DECの同期と合わせれば、200名近くいて、日本企業的な感じもあった。 DECをコンピュータ産業史的な観点から眺めると、当時コンピュータ産業を支配していたメインフレーム、す
1 キンカン(東京都)2010/12/14(火) 13:16:52.97 ID:xHX2hjcW0 ?PLT(18000) ポイント特典 株式会社リンクスインターナショナル(本社:東京都千代田区、代表取締役:川島義之)は、2010年12月14日から 2010年12月25日まで、内蔵型フロッピーディスクSFD-321B(bulk)の注文受付を行います。 カラーはホワイトと ブラックです。 SFD-321B(bulk) は、電磁界ノイズに強い構造設計を採用した34ピン接続の3.5インチ内蔵型フロッピー ディスクドライブです。対応メディアは720KB(2DD)、1.44MB(2HD)です。旧システムの予備FDDとしてご 活用いただけます。サイズは101.6(W)×144(D)×25.4(H)mm、重さは約400gです。 http://www.dreamnews.jp/?action
2003年11月に松谷創一郎さんが「ネットでの儀礼的無関心の可能性」等にて提唱された、リンクの自由に疑問を呈する「儀礼的無関心」なる考え方は大きな反響を呼び、 確認されただけで2か月程の間に250以上のサイトが言及するトピックとなりました。かつては これらの言及記事は「羊堂本舗 ちょき - 儀礼的無関心反応リンク集」 によって網羅されていたのですが、既に消滅し、当時の論争を追いかけることは難しくなってしまいました。 これはリンクの自由についての論争を知る上で勿体ないことだと思いますので、このページでは上記リンク集を復活させ、 更にそれらの言及記事を若干引用することで当時の論争をわずかでもお伝えしたいと思います。 このページのルール、概要 上記「羊堂本舗 ちょき - 儀礼的無関心反応リンク集」からリンクされた、このトピックを扱った全てのページにここで再度リンクをします。 上記リンク集にはなか
2010年06月10日 ➥ 昔のPC雑誌の付録のゲームのインストール方法パネえww 202 comments ツイート 236:アベハゼ []:2010/06/09(水) 23:42:39.31 ID:gbSsZtIU ゆとりの俺には信じられないんだけど 昔のコンピューター雑誌のゲームの付録って 数ページにわたってマシン語のコードが紙面に印刷されてただけってほんと? 240:ウグイ(兵庫県) []:2010/06/09(水) 23:44:51.47 ID:jggGj5zx >>236 間違い 数十ページだわ おかげで右手打ち 247:ノコギリエイ(静岡県) []:2010/06/09(水) 23:48:16.91 ID:pcfmxUvq >>240 ゲームやりたかったらマシン語数十ページ分も間違いなくうつのかよw マジキチ過ぎる 打ったゲームはどこに保存するの? 258:ウグイ(兵庫県)
2010年05月30日16:30 カテゴリ書評/画評/品評iTech 「僕ら」から「みんな」へ - 書評 - 僕らのパソコン30年史 翔泳社外山様より献本御礼。 僕らのパソコン30年史 SE編集部 平成5年の電子書籍: [間歇日記]世界Aの始末書どうだ? いまでも、MS-DOS Ver.2.11 以上が走り、OSが起動した状態でのフリーメモリが550Kバイト以上もあるというハイエンドな PC-9800 シリーズをお持ちの方であれば、いつでもこの電子書籍を楽しむことができる。残念ながら、おれ自身はもはやこの電子書籍を読むことができないのではあるが… この記事に何らかの感慨を抱く人であれば必ず楽しめる一冊。AAPLの時価総額がMSFTを上回ったというタイミングで上梓されるのもまた絶妙だ。 本書「僕らのパソコン30年史」の「僕ら」とは一体誰の事だろう。それが、本書を読み解く鍵となる。 目次 Pa
おや、あなた、iPad を買いましたか。これで電子書籍の読み放題だって? 今年は電子書籍元年となるだろうって? はっはっは、なにを寝ぼけたことを言っているのだ。そんなことを言っている人は、『死ねばいいのに』。電子書籍など、平成5年(1993年)に、そこいらの書店で売っておったわ。 その名も《新潮電子ライブラリー》、記念すべき第一巻は安部公房「飛ぶ男」である。腰巻にも、「創刊! デジタルブック」などと麗々しく記されている。 おれは、いまでも持っているので、それがいかにハイテクな書籍であったか、さっそくお目にかけよう。 どうだ? いまでも、MS-DOS Ver.2.11 以上が走り、OSが起動した状態でのフリーメモリが550Kバイト以上もあるというハイエンドな PC-9800 シリーズをお持ちの方であれば、いつでもこの電子書籍を楽しむことができる。残念ながら、おれ自身はもはやこの電子書籍を読む
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