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ブックマーク / www.jstage.jst.go.jp (70)

  • 学会誌をどう出版するか:商業出版社に託す場合の注意点

    学会誌の出版事業は簡単ではない。作業を国際的な大手出版社に委託する学会や研究機関は後を絶たない。大手出版社の方が,使いやすい査読システム,国際的な宣伝戦略,そして何よりインパクトファクターを上げるノウハウなど,メリットが大きくみえる。しかし,委託の交渉は容易ではない。調べてみたら,著作権や法的な責任体制において学会側が不利だった,という場合も多いはずだ。その実例が,筆者が所属する国際メタボロミクス学会である。学会誌における不利な条件を改善しようと出版社と交渉を続けてきたが,合意に至らなかった。そして現在,新規に学会誌を創刊する道を選んでいる。その事例をもとに,国内学会が出版事業を委託する際の要点を紹介し,J-STAGEの利点を確認する。 国際メタボロミクス学会(Metabolomics Society.以下,学会)は,2004年創設の若いNPO法人である(登記地は米国)注1)。学会長およ

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    y_minami 2019/06/14
  • 研究データの検索ツール

    Online ISSN : 2189-8278 Print ISSN : 0913-3801 ISSN-L : 0913-3801

  • 平成を振り返って(平成元年~平成21年)

    Online ISSN : 2189-8278 Print ISSN : 0913-3801 ISSN-L : 0913-3801

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    y_minami 2019/06/03
  • JAMSTECの生物サンプル共同管理体制と利用機会の拡大

    海洋研究開発機構(JAMSTEC)は2007年に策定した「データ・サンプルの取り扱いに関する基方針」に基づき,JAMSTECに帰属するデータ・サンプルを管理,公開し,その幅広い利用を推進している.調査航海で採取された生物サンプルについては,その情報をJAMSTECの情報管理部署がデータベースに登録し一元的に管理しつつも,サンプル自体は採取した研究者らがJAMSTEC内外の各機関に持ち帰って利用しており分散的に管理されている.つまり,生物サンプルは情報管理部署とJAMSTEC内外の研究者らによる共同管理体制をとっている.この生物サンプルの共同管理体制は一見特殊にも見えるが,自機関に帰属するサンプルについて,その所在を把握し,管理していくためには必然的な仕組みだとも言える.また,データベースを公開しており,登録されたサンプルに対して他者が利用申請をする機会を提供している.JAMSTECのサン

  • J-STAGE中長期戦略

    J-STAGEは、日の学術ジャーナルを発信する オンラインプラットフォームです。 J-STAGE中長期戦略 J-STAGEは、国内学協会等が発行するジャーナルの電子化プラットフォームとして、1999年の運用開始以来、時代の要請に応えてきました。しかしながら、近年、ジャーナルの電子化プラットフォームの技術的な進歩は早く、提供する機能も多彩になっており、また、研究ワークフローが多様化するなど、ジャーナル出版を取り巻く状況が急速に変容しています。 J-STAGEの事業の方向性については、J-STAGE事業方針有識者委員会による「科学技術情報・発信流通総合システム(J-STAGE)事業のあり方について(報告)」(2013年)に則り、事業を推進してきたところですが、前述の状況にあることから、外部有識者によるJ-STAGEアドバイザリー委員会(2018年3月設置)により、今後5~7年程度の運営方針を

  • リポジトリ用データ管理システムの構築

    近年のオープンサイエンスの活発化に伴い, 人間と機械の双方に可読性を持つリポジトリシステムの需要が高まっている. このような背景から, 研究では, 国立情報学研究所が開発したWEKO を用いて, 金沢大学環日海域環境研究センター及び同国際文化資源学研究センターのデータリポジトリの構築を行っている.従来, WEKO へのコンテンツの一括登録には, Windows でのみ動作するソフトウェアが必要であった. 我々は, ICT に精通しているとは限らないデータ所有者が, リポジトリ上のデータ管理を行えるように, OS に非依存なブラウザからファイルをアップロードするだけでコンテンツの一括登録に加え, メタデータやコンテンツの追加登録・更新等が可能なデータ管理システムを構築した. 特に更新機能では, 「更新フラグ」属性を用いて, コンテンツの世代管理とその公開方法の制御を可能にした. 稿では

  • グリーンオープンアクセス進捗度に関する計量分析

    は世界でも有数のIR(Institutional Repository)保有国であるが,学術雑誌論文の登録件数には設置機関の間で大きな差が見られる. 研究では,この差を生み出している要因を明らかにするため,アンケート調査の結果を主なデータとして計量分析を行った. そして,この差がIRの運用期間やOA(Open Access)広報資料に係る変数によるものであり,これまで重要だと考えられてきた学術雑誌論文提供依頼やOA方針などに係る変数によるものではないことを示した.

  • 医学雑誌編集者のためのガイドライン

    医学雑誌編集者会議(JAMJE)は,日医学会112分科会の機関誌の編集委員から構成される。JAMJEは,2008年の設立総会で,医学雑誌と編集者の自由と権利の擁護,医学雑誌の質の向上への取り組み,倫理規範の策定,国際的な連携という4項目を活動の目標とした。この目標に即した医学雑誌の編集方針のためのガイドライン(案)を作成した。ガイドラインには,世界医学雑誌編集者協会(WAME)による「方針書」と「編集者候補および新任編集者を対象としたシラバス」および国際医学雑誌編集者会議(ICMJE)の「統一投稿規程」に記載されている内容を盛り込み,さらに国内事情を反映させた。JAMJEの4つの目標に準じた章立てとしている。 いまだ,案の段階ではあるが日医学雑誌編集者会議として考えている医学雑誌編集者のためのガイドライン(案)を紹介する。 医学雑誌編集者国際委員会(International Co

    y_minami
    y_minami 2018/12/21
  • データジャーナリズム概論 ニュースを変革する新たな報道手法

    「データからニュースを発見する」「データから発見したニュースをわかりやすく表現する」手段として,データジャーナリズムと呼ばれる,データを活用する報道手法が,日をはじめ,世界各国の報道機関に急速に浸透している。データジャーナリズムの手法を取り入れた取材活動は,スクープを生み出し,政治や行政を動かす,あるいは社会に大きな影響を与えるなど,すでに大きな成果を上げ,さらにはニュースの概念をも変えている。稿ではデータジャーナリズムについて概説したうえで,世界的な広がりをみせる背景とその影響について言及する。 データを活用した報道手法「データジャーナリズム」が世界各国の報道機関で実践されるようになった。データジャーナリズムは既存の報道手法に取って代わるものではなく,補完する手段であり,その適用シーンは「データを分析してニュースになるファクトを発見する」「データをもとにニュースの内容を検証する」「デ

  • オープンアクセスの現在地とその先にあるもの

    オープンアクセスとは査読済みの学術論文に対する障壁なきアクセスを意味する。1990年代初頭から始まった多くの運動の結果,OAは着実に進展してきた。稿では,はじめにOAの定義,背景,小史を振り返り,次いで,近年の大規模なデータを使った調査に基づき,OAの進捗度と影響度を概観する。さらに,OAに関する最近の特筆すべき動向を踏まえつつ,今後の更なるOA推進のために,大学図書館が取り組むべきことを指摘し,最後に「OAの先にある」大学図書館の新たな使命について論じる。

  • 米国におけるオープンアクセスと研究データ管理

    稿では2018年2月にカリフォルニア大学サンディエゴ校,同ロサンゼルス校,カリフォルニア工科大学,南カリフォルニア大学の大学図書館で実施したインタビュー調査に基づき,米国の大学図書館でのオープンアクセスならびに研究データ管理の支援について報告する。

  • 0711..4-2

    y_minami
    y_minami 2018/09/15
    "4.アーカイビング利用システム 4-2. 文化財メタデータの構築"[デジタルアーカイブ]
  • 米国におけるオープンアクセスと研究データ管理

    稿では2018年2月にカリフォルニア大学サンディエゴ校,同ロサンゼルス校,カリフォルニア工科大学,南カリフォルニア大学の大学図書館で実施したインタビュー調査に基づき,米国の大学図書館でのオープンアクセスならびに研究データ管理の支援について報告する。

  • オープンアクセスリポジトリの発展にむけて

    創設から2年を経過し,2017年度末には543機関が参加する機関リポジトリコミュニティとなったJPCOARの様々な活動から,オープンアクセスの先端的機能の開発を担うタスクフォースにおける活動と国際会議での発表等,国際的な連携の活動を中心に報告する。このことにより,学術コミュニケーションをめぐる国際的な研究環境の変化の中で,機関リポジトリを核として,大学図書館が果たすべき役割を考察する。

  • 研究データの公開とライセンスの検討状況

    Online ISSN : 2189-8278 Print ISSN : 0913-3801 ISSN-L : 0913-3801

  • Slide 1

    y_minami
    y_minami 2018/05/07
    "2018年3月 J-STAGEセミナー : Open Access Pilot Project"
  • 雪氷学におけるオープンアクセスジャーナルの最近の動向

    Online ISSN : 1883-0889 Print ISSN : 1883-0870 ISSN-L : 1883-0870

  • 金沢大学における研究データ公開用リポジトリの構築の試み

    近年, 世界では「オープンサイエンス」の動きが盛んになっている. これに伴い, データ公開システムの重要性は年々増加しており, 機械可読性を持ち, 人間と機械双方にとって便利なリポジトリシステムの需要が高まっている. しかし, 研究機関独自に開発されたデータ公開システムの多くは, 汎用性や利便性, システム間連携の面で問題を抱えているのが現状である. これらの背景から研究では, 「JAIRO Cloud」などで実績がある国立情報学研究所開発のWEKO を用いて, 金沢大学内の環日海域環境研究センター及び国際文化資源学研究センターのデータリポジトリの構築を行っている. 構築に当たっては, 研究データを広く社会に公開する目的に加え, 研究データを保有する研究者らがリポジトリの管理に精通していなくとも, 自ら登録, 修正などを行える環境の整備を進めている.

    y_minami
    y_minami 2018/02/14
    SPASEスキーマをJCで使っている事例
  • 研究データ管理(RDM)トレーニングツールの構築と展開

    研究データ管理は,研究プロセスの透明性を高め不正を防止する目的とともに,オープンサイエンスにおける研究データ共有を支える重要なプロセスである.しかし,研究データ管理のスキルを持つ人材はまだまだ少ないのが実状である.そこでオープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)は,研究データタスクフォースを組織し,研究データ管理(RDM)のスキルを習得するためのトレーニングツールを開発し,2017年6月6日にWeb上で公開した.さらに,国立情報学研究所に協力し,オンライン講座「オープンサイエンス時代の研究データ管理」を11月15日に開講する予定である.発表では,こうしたRDMの習得を支援する一連の活動について紹介したうえで,今後の研究データ管理業務を担当する人材育成について論じる.

  • 次世代リポジトリプラットフォームに求められる機能像 ~オープンソースリポジトリソフトウェアの比較調査を通して~

    近年、高等教育機関・研究機関における機関リポジトリの普及に伴い、機関リポジトリが持つ可能性とその活用に向けた議論が盛んである。その議論の中心にある、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)の次世代リポジトリWG では、世界中に分散した機関リポジトリを地球規模の学術コミュニケーション・ネットワークとして位置付け、新たな付加価値サービスの展開を想定したユースケース及び技術の検討を行っている。我々の研究グループでは、こうした状況を鑑み、主要なオープンソースリポジトリソフトウェアの技術比較を行ってきた。発表では、技術比較結果の考察および技術史的な視点から、次世代リポジトリソフトウェアに求められる技術的な機能像を明らかにする。