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ブックマーク / www.editage.jp (24)

  • 研究者のためのデータ管理の心得10箇条

    研究データは、長い時間と多大な労力を費やした結果であり、研究の土台となるものです。その大切なデータが、研究室で火事が起きたり、ハードディスクが盗まれたりして、ある日突然消失してしまうことなど、想像もしたくないでしょう。でも、あなたの大事なデータは、常にさまざまな脅威に晒されているのです。では、それらの脅威から研究データを守るには、どうすればいいのでしょうか?それは、効果的なデータ管理のプランを立てることです。一見厄介そうに聞こえるかもしれませんが、心配は無用です。データを適切に管理して不測の事態に備えるための10の心得を、インフォグラフィックでご紹介します。 ※こちらの図はPDF版のダウンロードが可能です。参考資料としてお気軽にご利用ください。 研究者のためのデータ管理の心得10箇条 1. 所属機関のデータ管理方針を確認し、順守すべきガイドラインを把握する。 2. データの管理・保存・分析

    研究者のためのデータ管理の心得10箇条
  • 研究者のキャリア区分にはどのような意味があるのか

    Lecturer in Biomedical Science, University of New England, Armidale - BSc (Hons), PhD, Grad Cert Tertiary Education EMCRとは、「Early and Mid-Career Researcher(若手・中堅研究者)」を意味する頭字語で、学術界ではよく目にするものです。これは、研究者を分類したり、研究者としてのアイデンティティを定義したりするために使われるものです。この数年間、私は自分自身を若手研究者と見なしてきましたが、最近は、若手ではなく中堅研究者と名乗るべきではないかと考え始めています。 私は、EMCRという領域のどこに位置しているのでしょうか?そして、それは誰が決めるものなのでしょうか? 助成団体などのガイドラインには、若手研究者は「博士号取得後5年以内の研究者」と定め

    研究者のキャリア区分にはどのような意味があるのか
    y_minami
    y_minami 2020/01/08
  • 剽窃チェックサービスで論文が盗まれる:ケーススタディ

    事例:ある著者が、ジャーナルに論文を投稿する前に、剽窃チェックサービスを利用することにしました。論文が自分で書いたものであることに間違いはなく、剽窃チェックを受ける必要性も低かったのですが、念には念を入れて受けることにしたのです。彼女は、あるオンラインの剽窃チェックサービスを見つけましたが、費用が高額でした。しかし、オンラインのマーケットプレイスを通した同様のサービスを使えば、費用を半分に抑えることができました、さらに、論文をカスタマーサービス業者に送れば、さらに費用を削減できることが分かりました。なるべく費用を抑えたかった著者は、論文をその業者に送ることにしました。 剽窃チェックの結果は、類似度 38%という予想外に高いものでした。著者は、論文を自分自身の手で書き、ほかのいかなるソースからのコピーにもならないよう注意を払っていたため、この結果は誤りだと確信しました。レポートを細かく見てい

    剽窃チェックサービスで論文が盗まれる:ケーススタディ
  • 選ばれるグラント申請書を書くための15の心得

    説得力のあるグラント申請書を書くことは、簡単な作業ではありません。しかし、この書類の書き方を習得しないことには、研究プロジェクトの予算は確保できません。それでは、グラント申請書はどのように書いたらよいのでしょうか?書き始める前にすべきことは何でしょうか?研究プロジェクトのどこに焦点を当てるべきなのでしょうか? 以下のインフォグラフィックには、選ばれるグラント申請書を書くための15の心得がまとめられています。 ※こちらの図はPDF版のダウンロードが可能です。参考資料としてお気軽にご利用ください。 選ばれるグラント申請書を書くための15の心得 申請書を書き始める前にすべきこと ・助成団体について知る:ウェブサイトをチェックして助成団体の活動目的を把握し、自分の研究がその目的の達成にどのように貢献できるかを理解する ・誰に向けて書くのかを知る:査読委員について調べ、研究のどの部分を詳しく説明すべ

    選ばれるグラント申請書を書くための15の心得
    y_minami
    y_minami 2019/06/03
  • 質的研究で避けるべき7つのバイアス

    質的(定性的)研究は、非数値データを収集するための、調査における科学的な観察手法です。数値や量を測定する量的(定量的)研究とは異なり、質的研究では、物事や関連する特性および意味合い、そして基的観察事項や解釈の説明が必要です。質的研究の一般的な手法には、インタビュー、被験者観察、グループディスカッションなどがあります。これらのアプローチは、政治学、教育、社会福祉の分野で幅広く採用されており、市場調査、ビジネス、ジャーナリズムの分野で利用されることもあります。 科学的・学術的研究は客観的に行わなければなりませんが、質的研究に伴う主観性は、データを完全に切り離して考えることを困難にする場合があります。つまり、質的研究では、客観性の維持やバイアスの排除が難しいということです。バイアスとは、「個人や集団による、または個人や集団に対する、不公平と考えられる性向および先入観」を指します。バイアスは、研

    質的研究で避けるべき7つのバイアス
    y_minami
    y_minami 2019/05/09
  • 研究内容まで踏み込むトップジャーナル英文校正|エディテージの英文校正サービス

    ポストAI英文校正 AI翻訳・校正ツールで論文を仕上げた人向け専門家による投稿前最終チェックサービス。

  • 中国政府が国のリポジトリでの研究データ共有を義務化

    中国は、国内のすべての研究者に対し、国のリポジトリでのデータ共有を義務付ける方策を新たに導入すると発表しました。これに伴い、研究データ管理のシステム化と標準化を目指す中国国務院総務局は、「研究データの管理方法」と題した通知を公表しました。 この通知には、対象範囲の概要とその実行に責任を持つべき当事者が規定されています。詳細は通知に記載されている通りですが、主として以下の点を目的としています: 研究データの安全性の確保 オープンシェアリング水準の引き上げ国内科学技術のイノベーション支援経済的・社会的発展の促進国家安全保障の保護 データセンターの設置や、リポジトリに登録されたデータの管理は、中国科学技術部が先導することになります。通知によると、データセンターが「研究データのパブリックシェアリングにおける重要なツール」としての役割を果たし、「国内外における研究データの交換に関する協力関係の強化」

    中国政府が国のリポジトリでの研究データ共有を義務化
  • Editage Blog

    の若手研究者向け助成金プログラム「エディテージ・グラント 2024」(Editage Grant 2024)の応募を開始

    y_minami
    y_minami 2018/08/29
  • 若手研究者のためのデジタルツールガイド:文献検索と文献管理ツール

    研究や学術出版界の状況は、世界中で変化を見せています。競争が激化する学術界において、科学者はより短期間で論文を出版しなければならないというプレッシャーに晒されています。その一方で、ジャーナルの出版プロセスは遅いため、研究者たちはライバルに先を越されまいと必死です。研究者が果たすべき役割は今や、研究の実施と論文の執筆・発表だけに留まりません。現代の研究者には、グローバル規模での共同研究、査読者やジャーナル編集者としての研究コミュニティへの貢献、学会参加による同業者とのネットワーク構築、科学コミュニティおよび一般コミュニティへの研究の発信、最新技術やイノベーションに関する情報のアップデートなどが求められています。加えて、ハゲタカ出版社をはじめとする、学術出版界にはびこる数々の罠にかからないよう細心の注意を払う必要もあります。現代の研究者には、実に多くのタスクが課されているといえるでしょう。 多

    若手研究者のためのデジタルツールガイド:文献検索と文献管理ツール
    y_minami
    y_minami 2018/07/27
  • エルゼビア社のジャーナルの”Data in Brief"について

    エルゼビア社医系雑誌の査読後に再投稿となりました。再投稿に際して、”Data in Brief"への補足データの投稿もオプションで勧められました。”Data in Brief"はいわゆるデータジャーナルかと思います。今回のように他雑誌投稿時にデータジャーナル投稿を勧められることは常態化するのでしょうか?データジャーナル投稿内容が元の論文と類似してしまうと二重投稿になるように思えますが、如何でしょうか?お教え下さい。宜しくお願いします。

    エルゼビア社のジャーナルの”Data in Brief"について
    y_minami
    y_minami 2018/07/03
    データジャーナルと原著論文の内容類似性の問題:"これは、データの利用と再現性の拡大を目指す倫理的行為と言えるので、二重投稿には当たりません"
  • 学術論文における時制の使い分け

    英語は汎用性の高い言語ですが、時制の使い分けに苦労する人も多いのではないでしょうか。とくに科学論文を執筆するときは、どの時制で書くべきかに頭を悩ませることでしょう。科学論文で使うべき時制は、IMRaD形式の各セクションによって異なり、それぞれのセクションにふさわしい時制があります。主題となっている研究プロセスの側面に応じて、使用すべき時制は、より細かく複雑になっていきます。以下の図は、研究論文を書くときに選択すべき正しい時制を、セクションごとにまとめたものです。この図を参考にして、論文出版というゴールに一歩近付いて頂ければ幸いです! ※こちらの図は PDF版のダウンロードが可能です。プリントするなどして参考資料としてお気軽にご利用ください。 【科学論文における時制の使い分け】 1. イントロダクション 以下の内容は単純現在形で書く: ・研究の背景と目的 ・テーマに関する先行研究 ・普遍的な

    学術論文における時制の使い分け
    y_minami
    y_minami 2018/05/29
  • データの再使用について

    先日無事論文がアクセプトされました。続報を別雑誌に投稿予定なのですが,アクセプトされた論文のデータの一部を続報に載せることは可能なのでしょうか? 具体的には最初の論文には2つの遺伝子の発現変化のデータを載せています。続報では追加で6つの遺伝子の発現変化および経時的な変化も載せる予定なのですが,以前に報告した2つの遺伝子の発現変化のデータをどのようにすれば良いのか苦慮しています。

    データの再使用について
  • 学術出版ワークフローの基本を知る

    若い研究者が学術出版の世界に飛び込むには、勇気が必要です。覚えることやすべきことは、盛りだくさんです!おまけに、学術出版のプロセスは非常に難解に見えるかもしれません。以下の図は、論文の投稿から出版に至るまでの出版ワークフローを表したフローチャートです。この図を見れば、一般的な出版プロセスがどのように進行するのかを知ることができます。また、従来型システムの各段階に新たな出版モデルが入り込んでシステム全体を変えていく様子を知るきっかけにもなるでしょう。何事も、基を正しく理解することが重要です。この図は、まさにその基理解ために作成されたものです。 【ジャーナル出版のワークフロー】 ・著者がジャーナルに論文を投稿 → ジャーナルが論文をチェック → ・不合格 → デスクリジェクト(査読以前のリジェクト) ・合格 → 査読: 2人以上の査読者による審査 → 審査を終えた査読者は、論文に対する評価

    学術出版ワークフローの基本を知る
  • ハゲタカ出版社を見抜くためのチェックリスト

    ハゲタカ出版社とは、多くの場合、査読という重要なプロセスを経ずに、著者に高額な論文掲載料を要求したり、出版を保証したりする出版社を指します。ハゲタカ出版社がちらつかせる安易な出版ルートは、研究者にとって好都合な申し出であるため、その罠に多くの研究者が引っかかってしまっています。このような疑わしい組織が低品質な研究を生産するビジネスを行うと、研究者のみならず、学術出版全体が損失を被る危険性があります。学術出版界を守るためにも、著者は、物と偽物のジャーナルを見分ける術を学び、自己防衛を行う必要があります。以下の図は、論文を投稿するジャーナルを選ぶ際の注意点をまとめたチェックリストです。(ジャーナルのウェブサイトをチェックする際の確認事項を中心にリスト化したものです。) ※こちらの図は、PDF版のダウンロードが可能です。プリントするなどして、参考資料としてお気軽にご利用ください。 ハゲタカ出版

    ハゲタカ出版社を見抜くためのチェックリスト
  • データ共有を拒んだ著者の論文査読を拒否:査読者の対応に賛否

    心理学の分野で起きているデータシェアリングと透明性に関する論争が、再び世間の注目を集めています。米国心理学会(APA)が発行するジャーナルの顧問編集者、ゲルト・ストルムス(Gert Storms)氏は、著者から論文の元データの共有を拒まれたために査読を拒否したことを理由に、辞職を迫られています。 ルーヴェン・カトリック大学(ベルギー)の心理学部教授を務めるストルムス氏は、データの透明性や共有の重要性を啓蒙する Peer Reviewers' Openness Initiative(査読者の開放性に関するイニシアチブ)を支持する研究者の1人です。このイニシアチブでは、規定の条件を満たさない論文に対して「査読を引き受けない、出版を認めない」ことを約束する査読者を募っています。データ共有を拒んだ著者の論文の査読依頼をストルムス氏が断ったのも、このイニシアチブに則ったということでしょう。 この問題

    データ共有を拒んだ著者の論文査読を拒否:査読者の対応に賛否
  • プレプリントが研究の普及に果たす役割

    現代社会においては、研究の成果が出たらいち早く公開する必要があります。学術界での競争が激化しており、助成金の獲得、ポストへの応募、キャリアアップのために、最新の研究成果を示さなければならないからです。それだけでなく、科学の進歩を加速させるためにも、研究結果をタイムリーに公開し宣伝することは必要です。これはとくに、医療関連の発展、決定、政策に影響を及ぼす生物学や医学などの分野や、進歩がきわめて速いコンピューター・サイエンスや情報技術などの分野に言えることです。研究結果をただちにシェアする必要性が高まる一方で、学術ジャーナルの出版プロセスが遅々としていることから、科学者のストレスが増し、その結果、プレプリントを利用する流れが生まれました。 プレプリントとは何か? プレプリントとは、著者が公共のサーバーにアップロードした、論文原稿(ドラフト)の最終版です。これは多くの場合、ジャーナルに投稿された

    プレプリントが研究の普及に果たす役割
  • 機関リポジトリに登録している論文を、別のリポジトリやジャーナルに投稿することは可能ですか?

    大学の機関リポジトリである点を考慮すると、ジャーナルへの投稿や別のリポジトリへの登録(公開)は、倫理的に問題ないでしょう。リポジトリの目的は、論文を迅速かつ無制限に公開することです。複数のリポジトリに論文を登録することは、研究の露出を増やす1つの方法です。また、オープンリポジトリには、分野を限定したものや複数分野を扱うものなど、さまざまな種類があります。リポジトリにはそれぞれの役割があり、複数のリポジトリに登録すれば、それだけ論文の露出を増やすことができます。 ジャーナルへの投稿についても、まったく問題ありません。むしろ、プレプリントは積極的にジャーナルに投稿すべきだと思います。プレプリントはあくまで、研究情報を公開するものなので、出版物ではありません。論文に信頼性を付与したいなら、査読付きジャーナルでの出版が欠かせません。 ただし、リポジトリで公開されている論文の投稿に際しては、ジャーナ

    機関リポジトリに登録している論文を、別のリポジトリやジャーナルに投稿することは可能ですか?
  • 出版によって公開されたデータセットを再利用する際のルールはありますか?

    データシェアリングを義務付けている出版社は、データをオープンにして再利用可能にすることを目的としています。出版によって公開されるデータセットは、多くの場合、自由な再利用が可能ですが、適切に引用を行なって帰属を示すことが必要です。一般的には、論文やジャーナルがとくに定めていない限り、著者の許可を得る必要はありませんが、専門分野ごとのデータ引用方法に従うようにしましょう。これには通常、著者名、出版日、タイトル、出版社、DOI(デジタルオブジェクト識別子)が含まれます。 データセットを引用するときは、分野ごとのスタイルガイドを確認することをお勧めします。データ引用フォーマットの例を以下に示します: APA: Cool, H. E. M., & Bell, M. (2011). Excavations at St Peter’s Church, Barton-upon-Humber [Data s

    出版によって公開されたデータセットを再利用する際のルールはありますか?
  • オンライン出版の民主化が「雑誌の危機」を救う

    「雑誌の危機(serials crisis)」とは、高騰を続ける学術誌のコストのことを指します。購読料の高騰により、世界中の研究者たちが有料ジャーナルへのアクセスの獲得と維持に苦労しています。この危機から脱する方法はあるのでしょうか?学術誌向けの査読およびオープンアクセス出版プラットフォームであるScholasticaは、「Democratizing Academic Journals: Technology, Services, and Open Access(テクノロジー、サービス、オープンアクセスによる学術誌の民主化)」と題した白書を発表しました。インタビューでは、Scholasticaでコミュニティ開発コーディネーターを務めるダニエラ・パドゥーラ(Danielle Padula)氏にお話を伺います。パドゥーラ氏は、Scholasticaのブログ運営とソーシャルメディア活動の責任者

    オンライン出版の民主化が「雑誌の危機」を救う
  • 「オルメトリクスで研究のインパクトを測るのは時期尚早です」

    現在、多くの人が何らかの目的でTwitter、LinkedIn、ResearchGate、MendeleyなどのSNSを利用しています。ソーシャルメディアを活用することで研究者が受けられるさまざまな恩恵について語られることも増えています。今回のインタビューでは、ソーシャルメディアを用いた研究者同士のオンライン交流についての調査や、研究のインパクトを測るためのオルメトリクス(altmetrics)のポテンシャルの把握に情熱を注ぐ、トゥルク大学教育社会学研究ユニット(RUSE)ポスドク研究員、キム・ホルムバーグ(Kim Holmberg)博士にお話を伺います。同氏はウォルバーハンプトン大学統計サイバーメトリクス研究グループ名誉主任研究員、オーボ・アカデミー大学情報学部准教授も務めており、オルメトリクス、ウェボメトリクス、サイエントメトリクス(科学計量学)、Web 2.0、Library 2.0

    「オルメトリクスで研究のインパクトを測るのは時期尚早です」