ローラ・ダラム（上條ひろみ訳）ウエディングプランナーは眠れない アメリカで実際にウエディングプランナーをしている著者による、ウエディングプランナーの女性が探偵役のミステリです。主人公のアナベルが手がけた結婚式で、花嫁の母親が死体で発見されるところから物語が始まります。そもそもウエディングプランナーであるアナベルが、何故探偵などすることになるかというと、最初は事故だと思われた花嫁の母親の死が殺人だと分かったからなのです。 その容疑が仕事でよく組んでいる友人のケイタラーにかかったことから、本当の犯人を捜す羽目になるのです。とても面白いと思うのは、アナベルの助手のケイトが間違った慣用句を使うことです。私は英語が得意ではないので、原作を読むなんてできない上に日本語の慣用句やことわざを英語でどのように表現するのか見当もつきませんが、うまく会話が不自然にならないように訳されていて、こういう間違いする人

人生詰んだ、引きこもりニート、パチスロしかやることない。 人生が詰んだと思いつつ、パチスロをやりたくて仕方のない日々。外に出るキッカケの多くが、パチスロになりつつある。ギャンブル依存症っていうのは、こういうことなんだろうな。 他にもやりたいことはあるけれど、仕事を辞めてからの６年のことを振り返ると、どれもこれも、上手く行かなくて、途中で投げ出して、上手く行かないのじゃないか…と思えてくる。 働いて、就職して、同じ仕事を続けるというのは、それだけで蓄積があるわけだけど、無職の私は、ただブログの更新数が増えていく以外に蓄積はない。その蓄積が、もっとお金を増やしてくれるならば。 世の中には、パチスロライターとか、パチスロを仕事にまで繋げちゃっている人々もいる。本当に好きなんだと思う。好きだし、知識も豊富だ。すごい。えらい。 私も、パチスロが好きだけど、そこまでのめり込んでいるものはないかもしれな

私が会社を辞めて、職業訓練校に行ったけど、父親の仕事を継ぐ（継ぐというか、同じ資格を取る）のを諦めたのは、父親との関係が悪化したのが大きい。 ぶっちゃけ、嫌で辞めた会社の人間たちと、同じ種類の人間だった。それは、知識とか技術じゃあなくて、「自分は悪くない」と常に思っており、絶対に謝らない、弱者の気持ちが分からない、そんな部分にある。 父親の仕事に同行したり、はたまた、資格の勉強をしてみたが、その凶悪さに負けて、心が折れた。 そもそも自動車の運転もできないのに、電気の資格とか無理だと思う。 私は、普通自動車免許を持っている。ぶっちゃけ、必要なかったけど、学生の間にとっておいた方が便利だ…という理由でとった。しかし、後悔している。もう潰れたけど、自動車教習所の先生たちは、人間のクズだった。 免許をとった後に、自動車の運転の練習を手伝って欲しいと家族にお願いするも、不親切で、そのアドバイスは脅迫

ブリジット・ジョーンズの日記　恋に仕事にSNSにてんやわんやな12か月（上）亀井よし子＝訳 3年前の秋、英語の原作本をロンドンの知人に送ってもらい読んだ時から、このシリーズを担当されている亀井先よし子先生の訳をずっと待ち続けていた一人です。 読み始めてまず驚くのが、ブリジットと結婚したマークが事故で亡くなっているんです。そして、ブリジットは現在51歳、2児のシングルマザー。そして、いつもブリジットを支える長年の良き友人は今も健在。 今回は、SNSを使った20歳も年下の男の子との恋愛模様が描かれているのですが、ちょっと現実味がないような気がしました。イギリスと日本のお国柄の違いでしょうか。2児のシングルマザーがベビーシッターに子供たちを預けてデートに出かける姿は日本では見られないのでは。でも、二人の掛け合いを楽しく見守る感じでドキドキしながら読めました。 そして、ブリジットに助言をくれたり、

「ホテル・ピーベリー」近藤史恵　ミステリーですが、どこか優しい話でもあります。 教師の職を辞した主人公が、ハワイ島の長期滞在ホテルで出会う「癒しと殺人」ミステリーです。 教師の職を辞めざるを得なくなった主人公の「傷み・哀しみ」が、少しずつ明らかになっていきます。 同じホテルに居合わせた人々も、それぞれに「抱えているもの」があり、その理由もだんだんと明らかになってきます。 ホテルのプールで、人がおぼれた！　事故だろうということになりますが・・そこから話は急転していきます。 もう一件、交通事故が起こります。これも事故？なのかと、謎が深くなっていきます。 実生活と切り離されたハワイ島での、主人公の周りで起こるいろいろな謎・・ 日本の友人がハワイ島に来ることによって、謎がほぐれていきます。謎を抱えたまま帰国した主人公は、再度ハワイ島を訪れます。 謎を解決したい思いで、ホテルのオーナーに会い、謎はと

コンビニ人間 村田沙耶香 不思議な世界観。 面白いタイトル、そして芥川賞受賞作という事に惹かれて購入しました。 コンビニに対する世界観が凄く鮮明に表現されていました。主人公は18年間もの間、アルバイトをしています。コンビニのバイトを18年間も続けている人が現在の世の中にいるのかは分かりませんが、そんだけ続けているから分かるコンビニの音、動作、移り変わりがとても鮮明でその情景が頭に浮かびました。私もコンビニをよく利用しているので、コンビニの仕組みを知る事ができてよかったし、大変さも伝わりました。 また、主人公の人間関係に対しての捉え方、観察力が独特でとても面白く、不思議だと思いました。独特ではあるけれど、冷静に今までの事を思い返してみると的確で外れていないし、読みながら「確かにそうだ」と思いました。 この本の帯に「普通とは何か？」という問いかけがありましたが、この作品を読んでまさしくそうだな

コンビニ人間　村田沙耶香著　半分、実話みたいな感じですよね 芥川賞を受賞したというニュースを見て、著者の村田さん自信、今もコンビニでアルバイトをしているということで興味を持ってすぐ買って読みました。主人公の年齢も同じなので、まあかなり自分の経験を含めた内容だと思います。 普段、全く私は本は読みませんが、こういう身近な話題で読み易そうだということがきっかけです。普通、小説を読むときは架空のイメージで想像しますが、今回はやっぱり村田さんを想像してしまいますね。同じコンビニで働いているということで。人間関係がリアルにまた同じ庶民と言うことで親近感があって同感もできたし、どんどん読み進んでいきました。中で書かれていることが村田さんが感じたことなんだろうなと思って読みました。きっとかなりの部分で彼女自身のことが書かれていると思います。活字嫌いで読解力のない私がすらすら読めたのだからかなり読みやすいと

『灯台守の話』(ジャネット・ウィンターソン):仕事に生きるな、愛に生きろ。 日本の小説のほとんどが働く人をテーマにして、仕事・恋・家族の関係に悩む様子を描くようになりました。しかし、そんな内容は現実世界で私達が直面している出来事ですから、わざわざ小説にするようなこともないと思います。 もう現実世界だけでお腹いっぱいなのです。その点、『灯台守の話』は海外小説らしい奇抜さと明確なメッセージを突きつけてくる1冊です。主人公のシルバーはなんと崖に斜め突き刺さっている家に住んでいて、寝る時には命綱をつけなければならないという状態。現実世界ではありえない光景ですが、それをやってのけるのが文学なのです。ですが本書のテーマは非常に普遍的で、母を失ったシルバーは灯台守ビューに引き取られ、彼の話を聞いているうちに、自分の人生に疑問を抱きます。そして、やがて徐々にではありますが、自分の人生を歩んでいくのです。自

羊と鋼の森　宮下奈都の本を読んで この本は書店で本屋さん大賞のコーナーに置いてあって気になったので購入して読みました。この本は一人の男性が将来の職に迷っていたとき、一人のピアノの調律師に出会い、自分も調律師になって仕事を通して成長していくというストーリでした。ストーリーの中では夢がなかった主人公が、ひとつのきっかけで調律と出会い、仕事をしていく中で、たくさんの人と出会い、困難に阻まれながらも日々調律の世界で自分を模索していく姿が描かれています。 私は、この主人公の気持ちが少しは分かる気がします。はじめ、全く将来について考えてなかったのが、ひとつのきっかけをもとに道を進んでいく。私はまだみつけられていないので、この本を読んで頑張ろう、きっと自分に合う仕事を見つけられると思うことが出来ました。働くうえでお客様は絶対で、仕事場での雰囲気、上司との関わりなども描かれていて、リアルな世界で引き込まれ

@yarukimedesu: 小説まだ途中だけど、腕が疲れてきた。 2010-06-19 23:59:58 via web @yarukimedesu: ツイッターしながら、スカイプしながら、小説なう。ＩＴ万歳。 2010-06-19 23:27:45 via web @yarukimedesu: 煮物終了。一晩寝かして明日食べよう。そして、来週は煮物弁当を会社に持って行こう。 2010-06-19 23:22:41 via web @yarukimedesu: @toujin1985 キャノン先生うんたらかんたらは、感動して、泣きながら読んだ。都知事の小説はエロいかったんだっけか？ 2010-06-19 23:17:39 via web to @toujin1985 @yarukimedesu: @toujin1985 エロマンガの素晴らしさを、都知事に教えに行くべき。 2010-06-

職業としての小説家・村上春樹・あれ？なんかいつもと違うような。 私はハルキストとまでは言いませんが村上春樹のファンです。小説よりもエッセイの方にこの方の面白さを感じています。本書はそのエッセイの最新作ですが読み始めて何かいつもと違う雰囲気を感じました。 いつもはちょっとふざけた感じのおじさんなのになんあか今日は真面目なことしゃべってるな。なにかあったのかな。みたいな違和感を感じます。 おそらくいつものエッセイはご自分が感じられたことを素直に肩の力が抜けた感じで、ある意味無責任に書いていらっしゃったように思います。そこがなんだか楽しいエッセイで私は好きだったのです。しかし本書はかなり真面目に感じます。それは結局、ご本人の仕事である小説家であることについて書いていらっしゃるからなのだろうと思います。これはさすがに無責任に書くことはできない、肩の力を抜くわけにはいかない。そのように取り組まれたの

ツイッターやフェイスブックで告知しておりますが（反響少ない）、次のやみいち行動で頒布する（一冊100円）の小冊子の印刷と製本をやっておりますた。 家にあるレーザープリンターでバシバシと印刷していきます。 まだ、おっかなビックリだった頃。 全体の半分が出来て油断した頃。 夕食後、残りの半分をやって疲れた頃。一応、完成。全30冊。一応、三日間、3ステージやる関係で、各ステージ10冊ずつ売っていこうと思うのですが、これまで、有料で小説を売ったことがないのでビビっております。 もしも、この記事を読んだ人で、やみいち行動を観にきてくれる方は、紙製の鍋敷きを100円で買うつもりで買って貰えると、私が、お正月に甘いお餅を食べれるかも知れません。 書いた本人的には、結構、気に入った小説なので、きっと、たぶん、おそらく楽しんで貰えると思います。歳末助け合い運動。是非是非、買って下さるのであれば。 以下は、ラ

「すべてがＦになる」　著者：森博嗣 「すべてがＦになる」は最近ドラマ化され、この秋アニメ化もされますが、私は是非原作を読んでいただきたいと思っています。 この物語は天才的な頭脳を持ちつつ、やや不安定な女子大学生「西之園萌絵」と大学助教授「犀川創平」、２人の活躍を描いたＳ＆Ｍシリーズの第１作目です。 実は本作はシリーズの４作目として作られた作品だったのですが、編集者と作者の相談によって急きょ１作目として出版されました。 作中では、天才科学者である「真賀田四季」の研究所が存在する孤島を舞台に起きる奇妙な密室殺人事件に立ち向かう主人公２人の物語です。 ミステリー小説としての側面としての推理などを非常に楽しむことができ、あっという間に読めてしまいますが、私が何よりも魅力的だと思うのは登場人物たちです。 特に真賀田四季博士は森博嗣の小説のシリーズを通して存在が見え隠れする人物であり、その破綻した人格

禁煙継続中。 体調は少し回復（薬を飲んだからか） あー･･･忙しくはなくなったけど、社内のややこし事項に手をつけねばならぬ…やだよぅ…。

ラブプラス小説を思いつくだけ書こうと思ったら、最後まで書いてしまった。昨晩の事だ。おかげで寝不足。推敲をする必要だが、誤字脱字を含む第一バージョンを掲載しようかと考えている。劇団ヤルキメデスの方で。推敲前の粗熱ってもよいのじゃあないかと。 http://yarukimedesu.blog19.fc2.com/blog-entry-3063.htmlに書いたとおり、仕事をリストにすると、若干、効率はよくなったような希ガスが、嫌なものは嫌。 想像より忙しくなく、肩透かしだが、どうせ月曜日は忙しくなる。という思考がしみついているのが、嫌だなぁ。

お知らせ。 進撃の巨人他色んなの感想記事があります。記事名などネタバレ注意。 【おしらせ はてなブログも10個やってます。 読んでみて下さい。】 【PR在宅ワークで、隙間時間にお小遣い稼ぎ。マンガやテレビの感想も募集してます。】 はじめに。 やみいち行動という演劇的活動で、同時に小説冊子を作って1部100円で作っているのですが、せっかくだから、ネット販売をして、私にあったことない人でも、その創作物を手にとって貰える機会を作ろうかな…なんて思ってます。 BASE（ベイス） で同人小説冊子を販売するサイトを…。 思ってます。ベイスとは以下のサービス。 なんと小説などに限らず色々と販売できるサイトを無料で開設できて、登録料もいらない、とのこと。ちょっと前にインターネットで話題になってました。 小説冊子は1部100円で、送料100円（メール便代+手間賃）くらいで、販売するサイトを作ろうかな…と思っ