この作品「ドラえもん」は、まだ完結していません。頭のカタイひとたちは内容がまとまってから書けとか言うでしょうが、ここはアンサイクロペディアです。足りない部分は嘘で補い、完璧な記事に仕上げてください。 私は慄然たる思いで机の抽斗から突如現れたその異形の物体を凝視した。 その刹那、私の身体に戦慄が走った。それは大小の球体を組み合わせたとしか言い様の無い姿で、狂気じみた青色が純白の顔と腹部を縁取っていたのだ。這いずり回るような冒涜的な足音で私に近付くと、何とも名状 し難き声で私と私の子孫のおぞましき未来を語るのであった。 またそれは時空を超越した底知れぬ漆黒の深淵に通じる袋状の器官を持ち、そこからこの世の物ならざる奇怪な装置を取り出しては、人々を混迷に陥れるのだ。そして、恐ろしい武器によって、今もなお人々を魅了し、恨まれないように工作しつつ、未来改変を目論んでいる ―― 『銅鑼衛門』第1章 序説