住宅ローンを完済すると、金融機関から抵当権の抹消書類が送られてきます。 その書類を使って、抵当権の抹消登記を申請することになりますが、これを放置していると、後々面倒なことが起こる可能性があります。 そこで今回は、抵当権抹消登記をすみやかに申請しなければならない3つの理由をお話しします。 理由1:登記簿に抵当権が残ったまま! 住宅ローンを完済すると、抵当権抹消登記を申請したかどうかにかかわらず、抵当権自体は消滅します。 「それなら何も問題ないのでは?」と思われがちですが、抵当権が消滅しても、それに伴って登記簿からも抵当権が消えるわけではないのです。 抵当権を登記簿から消すには、不動産を管轄する法務局に「抵当権抹消登記」を申請する必要があります。 銀行は手続きをしてくれるわけではありませんので、これを放置していると、いつまでたっても登記簿に抵当権が残ったままの状態になってしまいます。 登記簿に