【持ち時間をどうするのか】 先日書いた『若手プロに知ってもらいたいこと・魚谷侑未の九蓮宝燈狙いの是非』を読んだという方とやりとりする中で「競技麻雀の定義」を改めて書かないとなあと、そういう気持ちになった。 でも、過去の記事を調べてみたら、このテーマは前に書いていた。『麻雀の歴史シリーズ⑥競技麻雀は「競技」なのか』という回に結構くどくどと、私なりの「競技麻雀論」を書いているので、まずはそちらをご覧いただきたい。 もちろん今回の記事は、予備知識がなくても読めるものにしたいとは思っている。だが、同じことを繰り返して書くつもりはないので、そのあたりはご了承いただきたい。 まず、現在おこなわれている「競技麻雀」は「かろうじて競技として踏みとどまっている状態」だと私は思っている。 それは、プレーヤーの皆さんが、今の競技麻雀を「競技だ」と認識しているからだ。もっと言うと「競技にしなければならない」と考え