日本のフェミニストだけが堕胎罪廃止を主張 戦前はどこの国にも堕胎罪だけがありました。 いかなる事情があっても堕胎は犯罪だったのです。 日本では1948年に、欧米では1970年前後に、 堕胎罪を阻却する法律が制定されます。 つまり、一定条件に当てはまる中絶について、 堕胎罪の規定を無効化することにしました。 これを中絶の合法化と言います。 中絶の合法化の際、従来の堕胎罪を廃止した国はありません。 従来の堕胎罪はそのままで、堕胎罪の阻却条項を持つ法律をつくりました。 堕胎罪の阻却条項を持つ法律が制定されると、 従来の堕胎罪は非合法堕胎処罰法に性格が変化します。 日本の刑法堕胎罪も非合法堕胎処罰法の性格を持っています。 イギリスには1861年制定のOffences Against the Person Actがあり、その58条・59条が堕胎罪です。 アメリカでは少なくとも38州に堕胎罪があり、