はじめに 4月28日に行われた衆議院3補選に関しては、島根1区長崎3区も東京15区も三者三様構造が違って面白かったなあという風に思います。今週で概ね振り返りや報告・反省会もひと段落して次の大型選挙対策へといった段取りになっていくところですので、今回は(問題のない範囲で)東京15区について振り返りながら、解散があるかもしれない現在の政治状況について考察します。長いよ。 東京15区で何が起きていたのか 今回の15区は公示前の情勢調査(2回)の結果からすると、投票率こそ予想を下回りましたが概ねの得票率は誤差の範囲内で収まった結論だったかと思います。 他方で、トップ目と思っていた酒井なつみさん(立憲)こそ不動であったものの、事前の浸透では特に下町では須藤元気さん(無所属)が酒井さんを上回っており、学歴が高く所得も多い世帯が中心の湾岸部への浸透が進めばひっくり返るんではないか? というぐらい熱戦でし