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ブックマーク / number.bunshun.jp (4)

  • 史上最年少15歳でドラフト指名され阪神へ…“神童”辻本賢人はいま、何をしている?「周りの人は僕が野球をやっていたことを知らない」(酒井俊作)

    「野球をやっていたことを知らない人が9割なので」 まだ桜がつぼみのまま閉じこもろうとしていた3月中旬、神戸の生田神社の近くにあるカフェで、ある翻訳家と話す機会があった。じっくりと向き合うのは久しぶりだった。あの頃をどのように過ごし、いまをどのように生きているのか……。彼と別れてから、ボイスレコーダーを聞き直した。ふと脳裏をよぎったのは、かつて読んだの一節だった。 《人間はひとりひとりがそれぞれじぶんの時間をもっている。そしてこの時間は、ほんとうにじぶんのものであるあいだだけ、生きた時間でいられるのだよ。》(ミヒャエル・エンデ『モモ』岩波少年文庫、大島かおり訳) 翻訳家の朝は早い。彼とLINEでやり取りする時、メッセージが届くのはいつも午前4時である。海外と業務の打ち合わせをするために早起きするのだという。世の中が寝静まっている夜明け前に動きだすようになってから、ずいぶんの時が経つが、この

    史上最年少15歳でドラフト指名され阪神へ…“神童”辻本賢人はいま、何をしている?「周りの人は僕が野球をやっていたことを知らない」(酒井俊作)
  • 本田圭佑の何が敬意を呼んだのか。ミランが最後に主将を託した理由。(弓削高志)

    「ケイスケは今日、“カピターノ”だから」 田がゲームキャプテン? まさか。 カリアリのスタジアムに着くなり、顔馴染みのミラン広報が茶目っ気たっぷりに言ってきた。 半信半疑だったが、果たして“ミランのキャプテン田”は現実だった。 抜けるような青空の下、白いアウェー用ユニフォームを着てグラウンドに現れた田の左腕には、確かに赤いキャプテンマークが巻かれていた。 もう夏の匂いのするサルデーニャ島で、ミランでの田のラストゲームはサプライズとともに始まった。 ミランは前節ボローニャ戦で6位を確定させ、来季のヨーロッパリーグ(EL)3次予選出場権を獲得。4季ぶりの欧州カップ戦復帰への道が開けたことで、ミランの今季最後の遠征は祝賀ムードに溢れていた。 対戦相手のカリアリにしても、セリエA残留を早々に決めており、最終戦に今更差し迫った目標があろうはずもない。 ボローニャ戦の後半から途中出場した田は

    本田圭佑の何が敬意を呼んだのか。ミランが最後に主将を託した理由。(弓削高志)
  • ドイツでの最終戦は大団円になるか。クロップが母国と日本人に残した物。(ミムラユウスケ)

    「もう一度、ボルジーク・プラッツであのバスに乗りたいね」 そんなメッセージをクロップが発したのは、今シーズン限りでドルトムントの指揮官を退くと発表した記者会見でのことだった。 ボルジーク・プラッツというのはドルトムント市内にあるクラブ発祥の地で、ドルトムントの優勝パレードは、いつもここからスタートする。 クロップがそう語ったのは、バイエルンとのドイツ杯準決勝を控えていたからだ。 そして4月28日に行なわれた準決勝では、劣勢を強いられながらも1-1のままPK戦に進み、バイエルンの選手が4人連続でPKを失敗して勝利をつかんだ。 試合後、香川真司にクロップの示したメッセージについて問うと、こんな答えが返ってきた。 「みんなが感じていると思いますが、最後としてはみんなが決勝で優勝して、良い形で終わりたいというのがあります」 クロップの足跡をたどる上で、この試合前のやりとりこそが彼の手腕を象徴するも

    ドイツでの最終戦は大団円になるか。クロップが母国と日本人に残した物。(ミムラユウスケ)
    yusuke-k
    yusuke-k 2015/05/11
  • 元中日・チェンがMLBで開花するまで。2人のコーチと、黒田博樹の存在。(菊地慶剛)

    9月15日、オリオールズとの試合を控えたブルージェイズの監督室で、番記者からジョン・ギボンズ監督にこんな質問が向けられた。 「(オリオールズとブルージェイズは)開幕前はお互いに強力な打撃を誇りながらも、投手陣に不安を抱えていた似たものチームだった。途中まで首位を争いながら現時点でここまで差が開いてしまった両チームの違いは何だったと思うか」 記者の質問も当然だろう。 7月までメジャー屈指の激戦区といわれるア・リーグ東地区で、熾烈な首位争いを続けていた両チーム。 しかし、9月時点では11.5ゲーム差をつけられ、オリオールズの独走を許してしまったからだ。ギボンズ監督は複数の要因を挙げていたが、とにもかくにも8月の戦い方がすべてだったように思う。 オリオールズは8月のメジャー最多タイの月間19勝を記録する一方で、ブルージェイズはメジャー最少タイの9勝。 ティルマンとチェン、後半戦は2人で12勝1敗

    元中日・チェンがMLBで開花するまで。2人のコーチと、黒田博樹の存在。(菊地慶剛)
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