皇居東御苑を久しぶりに散策しました。 皇居東御苑は 文字通り皇居の東側にあり 江戸城を偲ばせる史跡をいくつか見ることが出来ます。 写真上は 明暦の大火(1657年)で焼失した天守閣のあった土台(天守台)です。 江戸城の天守閣は3回建てられており 1606年に最初の天守閣が家康により富士見多門付近に建てられ 1622年に二代将軍秀忠により天守台のある現在地に新しく建てられ 1638年に三代将軍家光により同じ場所に建て替えられたそうです。 家光の建てた幻の天守閣は 江戸幕府の権威を象徴する国内最大の規模を誇るもので 外観5層 地上からの高さ58mでしたが 残念ながら 1657年 明暦の大火(振り袖火事)の飛び火で全焼し その後 現在に至るまで再建されていません。 再建されなかった理由は 幕府の重臣で四代将軍家綱の叔父にあたる保科正之が「戦国の世の象徴ともいえる天守閣はもはや時代遅れ、物見のため