まだ1月だというのに、もう花粉症に悩まされている。朝起きて日が暮れるまで、くしゃみ鼻水が止まらない。 「鼻が利く」という2つの意味を持つ言葉があるが、次来そうな株や商品は全く当てられないくせに、花粉やホコリの存在なら微量でもすぐに分かるというのは皮肉なものだ。なんの儲け話にもならない。 単に、鼻そのものが利くだけで得られるものと言ったら、これからくしゃみ鼻水に苦しめられる地獄の時間が訪れるのを知れることくらいだ。というか、むしろそんなの知らずに生きていたいのだが。 この鼻は厄介で、花粉やホコリだけならまだしも、香水やタバコの臭いにもよく反応してしまう。もしも打合せや食事で同席する方が強い香水を付けていたり、タバコを吸っていようものなら、「鬼太郎」が妖気を感じて髪を立たせるシーンの如く、危険を察知しくしゃみ鼻水が出始める。 電車や会社の中だとか、デパートに飲み屋、家の外なら大抵何処でも反応し