アニメと言葉に関するSuckerのブックマーク (2)

  • 藤津亮太

    「言葉とアニメーションと2人の監督」 藤津 ふじつ 亮太 りょう た アニメーションを見ていると、 そこで使われる言葉が気になる瞬間がある。 絵でもなく、 物語でもなく、言葉そのものが気になるのは、それ自体がアニメーションの絵と対をなし ている一種の記号だからだろう。 宮崎駿の監督作を見ている時にもしばしばそういう瞬間はある。宮崎はアニメーター出 身で、監督作の作画には自ら徹底的に手を入れることでもよく知られる典型的な「絵の人」 だ。だが宮崎は絵と同じか、それ以上のナイーブさで言葉を扱う「言葉の人」でもある。 あまりにも有名な『風の谷のナウシカ』のラスト間近の1シーンを見てみよう。暴走す る王蟲の大群をナウシカが身を挺して静止させた後、城ジジのゴルと大ババが感極まって こんな言葉を漏らすのに気づくはずだ。 「奇跡じゃ、奇跡じゃ!」 「なんといういたわりと友愛じゃ。王蟲が心を開いてお

    Sucker
    Sucker 2014/08/27
    "言葉の限界を意識して改めて富野アニメを見ると、饒舌なセリフが、常にディスコミュニケーションを引き起こしている原因だとすぐに気づかされる。言葉のおかげで、登場人物たちは逆に真実から遠ざけられている"
  • 「まどか」は女の子なのか、男の子なのか、何人いるのか?

    と言った具合に変化するわけだ。太字に注目。 すると Puella magi は奇妙である。magi は普通にとればここでは男性複数(主格)の形なのである。「魔法少女」と言いたければ Puella maga とするのが当である。Puella magi では「少女および魔法使い達(男性)」という意味になってしまう。Puella は女性名詞で単数形、magi の男性名詞複数形とは接合しようもないのである。 かたや Magica が Magical(英)に当たるということは間違ってはいないが、こちらも女性名詞単数形であるということは注意が必要である。だから Madoka magica は「魔法少女まどか」で間違いないのだが、これが仮に男の子だったりすると(「誰得」という話ではあるが)、Daisuke magicus という形になる。「魔法使いダイスケ」である。便宜上自分の名前を使ったが、書いてみ

    「まどか」は女の子なのか、男の子なのか、何人いるのか?
    Sucker
    Sucker 2012/02/26
    Puella maga Madoka magica / Rosa chinensis petite sœur / 正確な語形変化は難しいということ
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