エンヘドゥアンナ(En-hedu-ana, Enheduana, Enheduanna, シュメール語: 𒂗𒃶𒁺𒀭𒈾 , EN.HÉ.DU.AN.NA)は、紀元前2285年頃から2250年頃の人物。初代アッカド王サルゴンの王女であり、かつウル市の月神ナンナ(アッカド語ではシンと呼ばれる)に仕えた女神官で、さまざまな詩や文章を残したことで知られている。女性著述家として記録されている初の女性[1]。 判明している生涯[編集] その名はシュメール語で、「天において讃えられる主人(女主人)」[2]、あるいは「アン(天空神)の飾りである主人(女主人)」を意味する。彼女はシュメール神話のパンテオンの中でもイナンナ神を最も讃えており、シュメール神話のイナンナとアッカド神話のイシュタルが一体化するのに大きな役割を果たした。 ウル市から出土したアラバスター製の奉納円盤には、ジッグラトの前で参拝する