詩と食に関するSuckerのブックマーク (1)

  • クリスマスケーキ。

    やっとケーキをべ終わった 今日の晩ご飯 コンビニの店員がサンタの格好をして 泣きそうな声を演じて売っていた 見切り品のケーキ 消費期限が25日の12時までの 見切り品のケーキを 24日の23時に買った 残業で足取りは重く 明るい店舗へふらふらと 近づいたのが運の尽き 元気の余ったお兄さんが 元気の足りない私に 値崩れしたケーキを勧める 一人暮らしで一つ丸ごとは重いよ 半笑いの私に 箱ほど大きくはないと 見た目より感も軽いのだと 大きな声のひそひそ話 買ってくれないと泣いちゃうっておどけてみせた その表情が可愛くて 思わず一つ引き受けた 余り物のケーキ おすましした箱 余り物のケーキ 望まれない中身 買わないで帰ったら 自分を見捨てるような 買わないで帰ったら 半身を失うような 部屋につく 換気する 蛍光灯の 色温度 暖めた包丁で分割したケーキを 思うさまらったら いがいがした気持ちを

    クリスマスケーキ。
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