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ブックマーク / dain.cocolog-nifty.com (9)

  • 『わたしが知らないスゴ本は、 きっとあなたが読んでいる』という本を書いた

    心を揺さぶり、頭にガツンとらわせ、世界の解像度を上げるは、確かにある。 読前と読後で自分を一変させる、すごい(スゴ)だ。から得られた知は、行動を変え、習慣を変え、人生を変える。これホント、なぜならわたしの身に起きたことだから。そんな「人生を変える運命の一冊」は、実は何冊もある。 このブログは、そうしたを中心に紹介してきた。これに加え、どのように探し、どう読み、何を得て、どんな行動につなげたかをにした。タイトルはブログと同じ、『わたしが知らないスゴは、 きっとあなたが読んでいる』だ。 ここには、あなたにとっての「運命の一冊」を見つける方法を書いた。あなただけのスゴと出会うパーフェクトガイドだ。3行でまとめると、こんな感じ。 を探すのではなく、人を探す方法 お財布に優しく(ここ重要)、スゴに出会い、見合い、結婚する方法 (良書なのは分かってるのに、なかなか読めない)運命の

    『わたしが知らないスゴ本は、 きっとあなたが読んでいる』という本を書いた
    TsumuRi
    TsumuRi 2020/02/23
    出版おめでとうございます!ブログ黎明期から15年も濃ゆい書評を書き続けるブロガーさんの考え方、本読み、本好きの端くれとしては絶対に読みたい…読むしか……!!!
  • 本好きが選んだ新潮文庫の160冊

    好きなを持ち寄って、まったりアツく語り合うスゴオフ。今回のテーマは「新潮文庫」。ジャンル不問・冊数未定でありながら、やってみるとむつかしい。 なぜと問うなら、自分の書棚と脳裏を浚ってみるといい。文芸、海外歴史、冒険、SF、純文、対談、ミステリー、ファンタジー、ドキュメンタリー、エッセイ、記憶から積山から、懐かしの一冊から流行りの新刊まで、いくらでも出てくるから。ありすぎて選べないのだ。 それでもムリヤリ選んだのが、「この新潮文庫がスゴい!(徹夜小説編)」。これは「新潮文庫」+「寝忘れる徹夜」という組み合わせで厳選したもの。そして、人力検索はてなで質問したのが、「『この新潮文庫がスゴい!』という、あなたのオススメを教えてください」になる。わたしの偏見「理系のはてな」を跳ね返す文理入り乱れの怒涛のラインナップが揃った。 そして、実際にみんなで語り合ったのがスゴオフ。新潮文庫の良さ(

    本好きが選んだ新潮文庫の160冊
    TsumuRi
    TsumuRi 2012/04/03
  • 徹夜小説「ガダラの豚」

    2ちゃんねらが絶賛してた「ガダラの豚」読了。なるほど、「寝る間も惜しんで読みふけった」のは、激しく同意、わたしにもあてはまった。 図書館に限るが、面白い小説を探す方法がある。天(の上面)から見てみよう。新刊なら長方形の天が、平行四辺形になっているはずだ。つまり、背(背表紙)がナナメになっているのが、面白いなのだ。は開くと、開いた場所から背がひしゃげてくる。閉じると、元に戻ろうとするが、ずっと開いていると、開きグセがつく。つまり、ナナメになっている背が急角度であればあるほど、「ずっと開きっぱなしになっていた」すなわち「閉じる間もなかった」になる。 わたしが借りた、一巻の「ガダラの豚」の背は、45度だった。これほど急角度なのは珍しい。半信半疑で読みはじめ、とまらなくなる。テーマは超常現象と家族愛。これをアフリカ呪術とマジックと超能力で味付けして、新興宗教の洗脳術、テレビ教の信者、ガ

    徹夜小説「ガダラの豚」
    TsumuRi
    TsumuRi 2011/01/31
    こないだ読んだ
  • スゴ本100

    いつのまにか1000エントリ超えてたので、ここらで100に絞ってみる。 このblogで「スゴ」認定されたもの、企画「この○○がスゴい」で挙げられたものを、100にまとめてご紹介。順序適当、偏見なし、ビジネス、サイエンス、エロマンガ。ブンガク、ビジュアル、なんでもアリ、啓蒙、アダルト、劇薬なんでもござれ。「ノンフィクション」、「フィクション」、そして「劇薬系・成人指定」の三立てでご紹介。番号は便宜上つけたものなので、ランキングにあらず。 こんなにスゴいに出合えたのは、すべてあなたのおかげ。いいはたくさんあるのだが、全部読んでるヒマもないし、探している時間も足りない。だからわたしは、スゴいを読んでいる「あなた」を探す。あるいはこのblogにやってきた「あなた」の言を待つ。そうしたツッコミやアドバイスをいただき、とても感謝しています。 この100リスト全て鉄板モノだが、「それをスゴ

    スゴ本100
    TsumuRi
    TsumuRi 2011/01/30
  • 祝・復刊「家畜人ヤプー」【18禁・グロ注意】

    わたしのヤプー初体験はこれ。 ある意味「わたし」を決定づけた禁断の一冊。もちろんケも生えていない小僧が、人体改造や汚物愛好、マゾヒズムの洗礼を受けることになる。今なら問題ありまくりだが、当時は「サイボーグ009」の延長で簡単にアクセスできた。あれだ、少年探偵団のノリで「人間椅子」や「芋虫」を読んでしまった衝撃と一緒だね。 白が頂点に君臨し、黒は奴隷、黄色は家畜として養殖・飼育されている未来社会を描いたSFがこれ。ジャパンとは邪蛮(ジャバン、邪悪で野蛮)であり、スウィフトのヤフー(Yahoo)を文字ってヤプー(Yapoo)と称される「日人」の末裔たち。縮小機や染色体手術により、徹底的に改造されたヤプーたちは、器物であり、動力であり、玩具であり、物であり、機械装置にもなる。 人権?ナニソレ?ではなく、最初から「人」ではないのだから権利もへったくれもないという設定が潔い。人種差別という範疇か

    祝・復刊「家畜人ヤプー」【18禁・グロ注意】
    TsumuRi
    TsumuRi 2010/06/10
  • 松丸本舗のさまよいかた

    松丸舗のワクワク感てのは、ずばり古屋の魅力になる。 それも、中古書店の100円ワゴン発掘みたいなのではなく、老舗の古屋をさまよう気持ち。あの、古いのも新しめもいっしょくたになってそそり立つ棚の前にいる興奮といえば分かるだろうか。目利きが選んだなかで、自分が太鼓判押した既読にはさまれて、タイトルすら初見のやつを見つけたら―――そう、ドキッとするだろう。そして、たいていその第七官は正解だったりする。 この感覚は、amazonと新刊書コーナーしか行かないようなハンターには分かりにくいかも。なぜなら、そういう狩人は、目指す著者やジャンルが固定されており、タイトルすら事前に分かった状態で行くから。「あるか/ないか」しか気にしないし、「まどう」ことは時間のロスだと考えているから。迷うにしても、せいぜい「買うか/借りるか/ブックオフ」ぐらい。わたし自身、ビジネス書や文芸書を漁るとき、そういう狩人

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    TsumuRi
    TsumuRi 2010/05/25
  • 棚とは書店からの提案である「青山ブックセンター」

    図書館Amazonがあれば完璧かというと、それは違う。だから、街に出よう。 もちろん、ネットで受信したを片っ端から予約したり注文すれば、それだけで一生読むに事足りる。しかし、それだけでは足りない。好みの定まった、似たようなものばかり読んで満足してしまうことになる。蛸壺で充分なら何も言うまい、だが、読む世界を拡張したいなら、リアルな出会いを求めるべし。 その一つの方法が、雑誌などのの特集を経由して、お気に入りの読み手を探索すること。「わたしが知らないスゴ」を読んでいる人を探すんやね。雑誌を使った実例は、ananで読書通を探す。たいてい春先か秋口になると、こういう特集をちらほらしてくれるので、雑誌コーナーを物色すべし。人ん家(ち)の棚を使った例だと、スゴい書斎とはこれだ「この人の書斎が見たい!」あたりが参考になるかと。こういうのは、定期的に書店に通ってナンボだと思う。 もう一つ、わた

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    TsumuRi 2010/05/03
  • 脱怒ハック「怒りについて」

    怒らずに生きる技術。つまらないことにイライラせずに生きたいもの。 実をいうと、わたしはかなり怒りっぽい。頭からっぽの政治家に毒づき、無脳なキャスターは○ねばいいのにと気でヒートアップする。子どもの反発に腹を立て、嫁さんと口論しては感情的になる。朝から晩までプリプリしてる日もある。 だからこそ、怒らずに生きるにはどうすればいいか、考えて、読んで、試した。その過程+とりあえずの結論は、「怒らないこと」はスゴや、正しい怒り方になる。左記のエントリには書かなかったけれど、コヴィー「7つの習慣」とアーヴィンジャー「箱」にはお世話になったっけ。 そして今回、ローマの賢者・セネカの「怒りについて」で思った、これは「脱怒ハック」だってね。怒りそうになったら、脱兎のごとく逃げ出そう。これぞ脱怒ハックなり。つまり、怒りに満ちた人生を脱出するための技術が(おぞましい具体例つきで)紹介されているのだ。「怒る技

    脱怒ハック「怒りについて」
    TsumuRi
    TsumuRi 2010/04/27
    怒りの感情のハンドリングについて。《罰は延期されても科すことができるが、執行後に取り消すことはできない》
  • 【劇薬指定】 隣の家の少女: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    「泣ける」「心温まる」なんて糞くらえ。「感動する」ために読むの薄いこと薄いこと。感動オナニーの需要をあてこんだ、感動をバーゲンセールする新刊を消費してる人には、凶器になる一冊。そういう連中は、たとえ興味位でも、読んではいけない。読み手の心を傷つけ、読んだことを後悔させる劇薬小説なのだから。 自分の肉体を強烈に自覚するてっとり早い方法は、そのナイフで裂いてみることだ。傷つき、血があふれ、痛みを感じたところからが「自分」だ。同様に、心がどこにあるか知りたいならば、「隣の家の少女」を読めばいい。痛みとともに強烈な感情――吐き気や罪悪感、あるいは汚されたという感覚だろうが、ひょっとすると、"気持ちよさ"かもしれぬ――を生じたところが、あなたの「心」だ。 小説のあらすじは単純だ。主人公は思春期の少年。その隣家に、美しい姉妹が引っ越してくるところから始まる。歳も近いことから、姉のほうに淡い恋心を抱

    TsumuRi
    TsumuRi 2010/02/16
    すげーきになる
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