ロシアでは1960年代の、しかも艦艇用の対潜水艦ロケットランチャーが、T-80戦車の車体に載せられたようです。改造し自走式ロケット砲として活用するようですが、どのような意図があって奇妙な策に出たのでしょうか。 海軍で使われてきたRBU-6000 特徴的な馬蹄形に並んだロケットランチャーを、T-80戦車の車体に載せた自走ロケット砲が2024年1月末、ロシアのSNSに登場しました。見慣れない外見ゆえ「新兵器登場か」と思いきや、ロケットランチャーは1960年代に製造された艦艇用の古い兵装です。陸上自走型が確認されたのは初めてなので、新兵器といえなくもありません。 拡大画像 ロシア海軍記念日に、RBU-6000対潜ロケットを発射するパルヒムII型コルベット(画像:Sputnik)。 このロケットランチャーはRBU-6000と呼ばれ、1960(昭和35)年に登場して以降、ソ連・ロシア海軍の小型のコル