大阪府東大阪市の府立中河内救命救急センターで、男性患者(31)にとって不適合の血液が誤って輸血され、その後、男性が死亡した問題で、病院内の血液を管理する検査技師が保管庫にあった別の患者の輸血用血液と取り違え、運び出していたことが23日、分かった。その後、手術室に血液を運ぶ前と輸血直前の2度、確認する機会がありながら看護師と担当医師も怠っていたことが判明。3つの初歩的なミスが事故を招く結果となり、緊急時の輸血をめぐるチェック態勢の不備が露呈した。 同センターによると、男性は転落事故直後の20日午前9時16分に搬送され、約15分後に輸血を開始。検査技師は大阪市の日本赤十字社血液センターに男性と同じO型の血液パックを注文し、届いたパックの納品を看護師と一緒に確認した。 同時にセンター内の保管庫にあった血液も運び出したが、その際、別の患者の輸血用A型血液をO型と思い込んで取り違え、看護師に手渡した
手術中、輸血の血液型誤る=数時間後に男性死亡−大阪 手術中、輸血の血液型誤る=数時間後に男性死亡−大阪 大阪府東大阪市の府立中河内救命救急センターで、転落事故のため重体となった同府門真市の男性(31)の蘇生(そせい)手術中に血液型を誤って輸血するミスがあったことが23日、分かった。男性は数時間後に死亡した。同センターが記者会見で明らかにした。既に遺族に謝罪したという。 届け出を受けた府警が司法解剖。その結果、輸血ミスと死亡の因果関係はなかったという。(2008/12/23-22:07) 関連ニュース 【アクセスランキング】今、1番の注目記事と写真は 2人死亡事故で被害者参加=両親や兄ら遺族6人-那覇地裁(12/18 18:34) 校長、引率教諭を書類送検=業務上過失致死容疑-小6天窓転落死で警視庁(12/17 13:34) 元教授、岩登り中に転落死=タイ(12/11 11:58)
転落事故で重傷を負い、大阪府立中河内救命救急センター(東大阪市西岩田、塩野茂所長、30床)に搬送された30代の男性患者に対し、同センターが誤った型の血液を輸血していたことが分かった。男性は輸血直後に死亡したが、同センターは「搬送時から重篤な状態で、ミスが死因ではない」としている。 同センターによると、男性は20日午前9時15分ごろ搬送された。医師がすぐに輸血をしたが、処置後の同日正午過ぎに出血性ショックで死亡した。男性の血液型はO型だが、輸血した約5170ミリリットルのうち約130ミリリットルはA型の血液だったことが死亡後に判明した。 血液パックには型別に色分けしたラベルが付いているが、管理担当の検査技師が取り違えて看護師に渡し、医師も間違いに気付かなかった。【平野光芳】
三井記念病院(東京都千代田区)で、歯科医による不適切な麻酔研修が行われていた問題で、歯科医から麻酔を受けた後に死亡した男性=当時(73)=の遺族が3日、歯科医と指導医ら同病院の医師4人を、業務上過失致死や医師法違反の罪で、警視庁万世橋署に刑事告訴し、厚生労働省医道審議会に対し、行政処分の申し立てを行った。 告訴状などによると、男性は平成18年10月26日、人工透析の手術で研修中の歯科医から全身麻酔を受けた後、心停止となり、心拍再開後も意識が戻らず約2カ月後に死亡した。 厚労省の指針では、歯科医が研修として医科麻酔を行うには、指導医の介助が必要だが、この歯科医は単独で実施。麻酔の手法も、男性は心機能が著しく低下しており、負担の大きい全身麻酔でなく局所麻酔を選ぶべきだったとしている。 遺族の代理人は「真相究明という点で、病院の調査報告では満足のいくものが得られなかった」と刑事告訴の経緯を説明。
妊婦搬送7病院が拒否、出産後に死亡 東京2008年10月22日10時30分印刷ソーシャルブックマーク 出産間近で脳内出血の症状が見られた東京都内の女性(36)が7病院から受け入れを断られ、出産後に死亡していたことがわかった。手術を受けた病院に到着するまで約1時間15分かかっており、東京都は詳しい経緯を調べている。 都によると、女性は今月4日、頭痛などの体調不良を訴え、江東区のかかりつけの産婦人科医院に救急車で運ばれた。かかりつけ医は脳内出血の疑いがあると診断し、午後7時ごろから電話で緊急手術ができる病院を探した。しかし、都立墨東病院(墨田区)など7病院から「当直医が他の患者の対応中」「空きベッドがない」などと次々に断られたという。 かかりつけ医が午後7時45分ごろ、改めて都立墨東病院に電話したところ、受け入れ可能になったという返事が来たため、同病院に搬送。午後8時18分に到着した女性は帝王
妊娠中に脳内出血を起こした東京都内の36歳の女性が今月4日夜、都立墨東病院(墨田区)など七つの病院に受け入れを断られ、約1時間20分後、最終的に墨東病院に搬送された後、手術を受けたものの、3日後に死亡していたことが分かった。墨東病院はリスクの高い妊婦に対応する都内9カ所の「総合周産期母子医療センター」に指定されているが、産科医不足のため休日の当直医が1人態勢となり、救急患者の受け入れを制限していた。都は一連の経緯に問題がなかったか調査している。 都立病院を運営する東京都病院経営本部などによると、女性は4日午後7時ごろ、体調不良を訴えて江東区のかかりつけの産婦人科医院に救急車で運ばれた。 脳内出血の疑いがあったため、医院の医師が墨東病院に受け入れを要請したが、「土曜日のために当直産科医が1人しかおらず、ハイリスク分娩(ぶんべん)への対応が難しい」などの理由で断られた。 医師はその後、墨東病院
脳出血を起こして緊急搬送先を探していた東京都内の妊婦(36)が、七つの医療機関から受け入れを断られ、出産後に死亡していたことが22日、わかった。 いったん受け入れを断り、最終的に対応した都立墨東病院(墨田区江東橋)は、緊急対応が必要な妊婦を受け入れる病院として都の指定を受けていた。都は詳しい経緯を調べている。 赤ちゃんは無事 都などによると、今月4日午後6時45分ごろ、江東区に住む出産間近の妊婦が頭痛や吐き気などを訴え、同区内のかかりつけの産婦人科医院に運ばれた。医師は、墨東病院に電話で受け入れを要請したが、同院は「当直医が1人しかいないので対応できない」と断った。医師は引き続き、電話で緊急対応が可能な病院を探したが、「空きベッドがない」などの理由で、同院を含め計7病院に受け入れを断られた。 医師は約1時間後、再び墨東病院に要請。同院は別の医師を自宅から呼び出して対応し、同9時30分ごろか
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く