家庭で消費するモノやサービスの値動きを見る先月・4月の消費者物価指数は、去年の同じ月と比べて0.2%下落し、3年4か月ぶりにマイナスに転じました。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を背景に需要が減るとして原油価格が下落しガソリンなどが値下がりしたためです。 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を背景に需要が減るとして原油価格が下がったことで、ガソリンが9.6%、灯油が9.1%、それぞれ下落しました。 さらに外国人旅行者が大幅に減ったことでホテルなどの宿泊料が7.7%下落し、感染拡大による経済活動の低迷が物価にも影響を与えています。 一方、需要が高まっている「マスク」は去年の同じ月より5.4%上昇しました。 総務省は「5月の統計でもガソリンは下落する可能性が高いが、直近の国際的な原油価格は持ち直してきていて、今後の物価への影響を注視したい」と話しています。 先月・4月の消費者物価指数が3年