去年1年間に、全国の警察に届けられた「落とし物」の数は、およそ2979万点と、これまでで最も多くなったことがわかりました。 警察庁は新型コロナ対策の行動制限が去年、解除されたことや、電化製品の小型化が進んでいることなどが、落とし物の増加の背景にあるのではないかとみています。 また、落とし物の中には犬や猫などの「動物」も含まれていて、警察が対応に苦慮しているケースもあります。 目次 去年の「落とし物」過去最多 小型電化製品の落とし物増加
去年1年間に、全国の警察に届けられた「落とし物」の数は、およそ2979万点と、これまでで最も多くなったことがわかりました。 警察庁は新型コロナ対策の行動制限が去年、解除されたことや、電化製品の小型化が進んでいることなどが、落とし物の増加の背景にあるのではないかとみています。 また、落とし物の中には犬や猫などの「動物」も含まれていて、警察が対応に苦慮しているケースもあります。 目次 去年の「落とし物」過去最多 小型電化製品の落とし物増加
4月に行われた衆議院東京15区の補欠選挙で、政治団体「つばさの党」の陣営が拡声機などを使ってほかの陣営の演説が聞き取れないようにしたり、選挙カーを追い回したりして選挙活動を妨害したとして、警視庁が公職選挙法違反の疑いで東京 千代田区にある団体の事務所などに一斉に捜索に入りました。 捜索を受けたのは、政治団体「つばさの党」の根本良輔幹事長(29)と黒川敦彦代表(45)のそれぞれの自宅と、千代田区にある団体の事務所の3か所です。 捜査関係者によりますと、4月28日に投票が行われた衆議院東京15区の補欠選挙の期間中、立候補した根本幹事長の陣営が、長時間にわたり拡声機などを使ってほかの陣営の演説が聞き取れないようにしたり、選挙カーを追い回したりして、ほかの陣営の選挙活動を妨害した公職選挙法違反の疑いがもたれています。 「つばさの党」をめぐっては、告示日の4月16日、東京 江東区のJR亀戸駅前でほか
おととし国内で初演され評判を呼んだ舞台「千と千尋の神隠し」は演劇の本場、ロンドンのウエストエンドの劇場で今月から長期の公演が始まりました。 神々が暮らす不思議な世界に迷い込む少女「千尋」の役を橋本環奈さんと上白石萌音さんが務め、舞台はすべて日本語で演じられます。 観客は原作さながらに個性豊かな登場人物のふん装や演技に魅了された様子で、最後のカーテンコールもスタンディングオベーションが起こり、大いに盛り上がっていました。 舞台を製作した東宝によりますと日本語の舞台の海外での長期公演は異例ですが、人気の宮崎作品が原作とあって、4か月にわたる公演でおよそ30万人の観客が来場する見込みだということです。
外国為替市場では今週月曜日に34年ぶりに一時、1ドル=160円台まで円安が進みましたが、政府・日銀による市場介入が繰り返されたとの観測から円高に振れました。3日はアメリカの雇用統計の発表を受けて一段と円高が進み、この1週間で最大で8円以上も値上がりする激しい値動きとなりました。 3日のニューヨーク外国為替市場ではこの日発表されたアメリカの先月の雇用統計が注目されました。 農業分野以外の就業者の伸びが市場予想を大きく下回り、FRB=連邦準備制度理事会が利下げを始める時期が遅くはならないとの見方から日米の金利差が縮むことが意識されて、ドル売り円買いの動きが強まりました。 円相場は一時、1ドル=151円台後半まで円高が進みました。 今週は日本時間29日・月曜日に円相場は34年ぶりに一時、1ドル=160円台まで下落しましたが、その直後と2日早朝に日本の政府・日銀が市場介入を行ったとの観測が強まって
将棋の八大タイトルの1つ「叡王戦」五番勝負の第3局が名古屋市で行われ、挑戦者の伊藤匠七段が藤井聡太八冠に勝ち、初めてのタイトル獲得に王手をかけました。一方、藤井八冠は1勝2敗となりタイトル独占の維持にあとがない状況になりました。 4連覇を目指す藤井八冠に同い年の伊藤七段が挑む「叡王戦」五番勝負は、2日、名古屋市のホテルで第3局が行われ、藤井八冠の先手で午前9時に始まりました。 対局は、終盤、両者とも持ち時間を使い切って、1手を60秒未満で指す「1分将棋」となる中、伊藤七段が次第に優勢に持ち込む展開となり、午後6時43分、146手で藤井八冠を投了に追い込みました。 これで2勝1敗として、自身初のタイトル獲得に王手をかけた伊藤七段は、対局のあと「負けそうな気がしていましたが、1分将棋になってからこちらにも勝つ手段がありそうな気もしていました。課題が残る内容だったので、しっかりと振り返って第4局
ロイター通信などは1日、アメリカのバイデン大統領が首都ワシントンで行われたイベントの中で、アメリカの経済が成長しているのは移民を受け入れているからだと述べたあとで「なぜ日本は問題を抱えているのか。それは彼らが外国人嫌いで移民を望んでいないからだ」と発言したと報じました。 秋のアメリカの大統領選挙で再選を目指すバイデン大統領は1日、首都ワシントンで選挙イベントを行いました。 ロイター通信は、イベントの中でバイデン大統領が「われわれの経済が成長している理由の1つは、移民を受け入れているからだ」と述べたあとで「なぜ中国の経済がひどく失速しているのか。なぜ日本は問題を抱えているのか。なぜロシアもインドもそうなのか。それは彼らが外国人嫌いで移民を望んでいないからだ」と発言したと報じました。 これについて、アメリカのメディア、ブルームバーグは、バイデン大統領は3週間前、ワシントンで岸田総理大臣を国賓待
北海道東部の根室市で28日、林道を走っていた軽トラックに道路脇から出てきたヒグマが衝突しました。 軽トラックに乗っていた2人にけがはありませんでしたが、警察は衝突する様子が映ったドライブレコーダーの映像を報道機関に公開して山菜採りなどで山に入る際には対策を行うよう呼びかけています。 警察によりますと、28日午後1時ごろ、根室市東梅の林道で、山菜採りに訪れた50代の男性が軽トラックを運転していたところ道路脇からヒグマが飛び出してきて、車と衝突しました。 警察が報道機関に公開した軽トラックのドライブレコーダーの映像には、林道の右側からクマが突然現れて、車に体当たりしたあと、フロントガラスに前足を振り下ろしている様子が記録されています。 また映像には、このクマが現れる直前に、林道の左側で子グマとみられる黒い影が走っていく様子も映っています。 警察によりますと、軽トラックを運転していた男性と乗って
長年にわたってその道一筋に打ち込んできた人や、芸術やスポーツの分野で功績のあった人などに贈られる「春の褒章」の受章者が発表され、俳優の原田美枝子さんや段田安則さんら651人と14の団体が受章することになりました。 ことしの「春の褒章」を受章するのは ◆人命救助活動で功績のあった人に贈られる「紅綬褒章」が2人。 ◆ボランティア活動で功績のあった人に贈られる「緑綬褒章」が7人と14の団体。 ◆長年にわたってその道一筋に打ち込んできた人に贈られる「黄綬褒章」が182人。 ◆芸術や文化、スポーツ、それに学術研究の分野で功績のあった人に贈られる「紫綬褒章」が19人。 ◆公共の仕事で顕著な功績があった人に贈られる「藍綬褒章」が441人です。 このうち「紫綬褒章」は ▽映画「愛を乞うひと」やNHKの連続テレビ小説「ちむどんどん」など、数多くの映画やテレビドラマに出演してきた俳優の原田美枝子さん ▽連続テ
岸田総理大臣の今後の政権運営に影響を与えることも予想される衆議院東京15区、島根1区、長崎3区の3つの補欠選挙は、いずれも立憲民主党の候補者が勝利し、自民党は、候補者擁立を見送った選挙区を含め、議席を失いました。 今回の3つの補欠選挙は、去年秋に自民党の派閥の政治資金問題が明らかになって以降初めての国政選挙で、自民党は、東京15区と長崎3区で候補者の擁立を見送りました。 唯一、与野党対決となった島根1区では、選挙戦最終日のおとといも岸田総理大臣と立憲民主党の泉代表が応援に入るなど、総力戦が展開されました。 島根1区は、立憲民主党の元議員、亀井亜紀子氏(58)が2回目の当選を果たしました。 また、過去最多の9人による争いとなった東京15区は、立憲民主党の新人、酒井菜摘氏(37)が初めての当選を果たしました。 さらに、野党候補2人の争いとなった長崎3区では、立憲民主党の前議員、山田勝彦氏(44
イギリスで、難民認定を申請するため不法に入国した人たちをアフリカのルワンダに強制的に移送するための法案が議会で可決されました。 難民の支援団体などは強く反対していますが、来年1月までに行われる総選挙を見据えて、不法移民の阻止を主要政策に掲げてきたスナク政権は、ことし7月ごろ移送を始めたい意向です。 イギリスのスナク政権は、難民認定を申請するためフランスとの間のドーバー海峡をボートで渡るなどして不法に入国する人たちへの対応が財政を圧迫しているなどとして、アフリカ東部のルワンダへ資金援助と引き換えに強制的に移送する計画を進めています。 計画についてイギリスの最高裁判所は、去年11月、移送された人がルワンダからそれぞれの出身国に強制送還されるおそれがあり、違法だと判断しました。 これを受けてスナク政権は、移送された人々をルワンダから送還しないことを保証するとした協定をルワンダ政府と結んだ上で移送
「頭をパカッと開けるような状態をつくって、開けっぱなしの状態を見せるのが僕ら、芸術家の仕事なんです」 こう語るのは、現代アートの最前線を走り続ける村上隆さん。これまで、ベルサイユ宮殿で個展を開いたり、オークションで作品が億単位で落札されたりと、世界中を驚かせてきました。 なぜ村上アートはこれほど世界中で大人気なのか。村上さんへの密着取材から見えてきたものとは? (BS「フロンティア」取材班 三浦規義 / 上野智男) 村上隆さんは東京藝術大学日本画科出身で1990年代に現代美術作家としてデビュー。現在62歳です。 カラフルでポップな「お花」がトレードマークで、オタク文化と日本美術を融合した独自のアートは世界を席捲してきました。 去年だけでアメリカや韓国、フランスといった国々で個展を開くなど、世界中からひっぱりだこです。
「ママチャリ」と呼ばれる自転車を運転する女性と車のドライバーとのトラブルを写した動画がSNSを中心に拡散しています。動画では女性の顔がさらされているほか、第三者が編集を加えた動画も広がっていて、SNSのトラブルに詳しい弁護士は、肖像権の侵害や名誉毀損にあたる可能性があるとして、冷静な対応を呼びかけています。 4月12日ごろ、旧ツイッターのXで、いわゆる「ママチャリ」に乗った女性が、ドライバーに向かって怒っている様子が収められたドライブレコーダーのものとみられる動画が投稿されました。 動画には女性の顔がはっきり分かる状態で言い争う様子が写されていました。 動画は翌日にかけて複数の「まとめアカウント」や「まとめサイト」などが転載し、拡散しました。 その後、広がる元となった投稿は削除されましたが、動画はTikTokやYouTubeでも広がり、第三者が女性の名前や住所などの個人情報や撮影場所を特定
読売新聞社は、小林製薬の紅麹の成分を含むサプリメントの問題についての記事で、取引先の企業の談話にねつ造があったとして、17日の夕刊におわびの記事を掲載しました。 読売新聞社によりますと、談話のねつ造が確認されたのは小林製薬の紅麹の成分を含むサプリメントの問題で、取引先の企業の反応などをまとめた今月6日の夕刊の記事です。 この中で、岡山県内の企業の社長が発言したとされる「突然、『危険性がある』と言われて驚いた」という部分と、「補償について小林製薬から明確な連絡はなく、早く説明してほしい」という部分などについて、原稿のとりまとめを担当した大阪本社の48歳の社会部主任がねつ造していたことが分かったということです。 また、取材・執筆した岡山支局の53歳の記者も、社長が言っていない内容だと知りながら、社会部主任に対し修正や削除を求めなかったということです。 社会部主任は「岡山支局から届いた原稿のトー
大阪・関西万博の開幕まで13日であと1年です。 「会場建設」や「運営の準備」に加えて、「全国的な関心をいかに高めるか」も、これからの大きな課題になります。 会場建設、どうなっている?
「ここまでのことが起きるなんてありえないと思っていた」 「自転車事故は自分、相手、関わったすべての人を不幸な目に遭わせる」 自転車を運転していて歩行者を死なせてしまった加害者の言葉です。 ルールを守らなかったわずかな気の緩みや不注意によって突然誰かの命を奪ってしまう。 便利な乗り物が“凶器”になるのです。 事故の当事者が利用者に伝えたいメッセージとは。 そして自転車の交通違反に対する「青切符」の導入で取締りはどう変わるのかまとめました。 (社会部記者 安藤文音) 「ご主人が救急搬送」 -6年前の2018年6月25日- 茨城県内に住む女性は、勤務先を出た夫(当時62)から「20時50分頃に家に着く」とメールを受け取っていました。
東京・日本橋のデパートで開かれている金製品の展示・即売会で、およそ1000万円の金の茶わんが盗まれ、警視庁は窃盗事件として捜査しています。 11日正午すぎ、東京・中央区の日本橋高島屋で「金の茶わんが盗まれた」と従業員から110番通報がありました。 警視庁によりますと、盗まれたのは、8階で開かれている金の仏具や茶道具などを展示・販売する「大黄金展」に出品されていた純金製の茶わんで、販売価格は1040万6000円でした。 茶わんはショーケースの中に入っていましたが施錠はされておらず、防犯カメラには、男がリュックサックに入れて持ち去る様子が写っていたということです。 警視庁の調べによりますと、男は年齢が20代から30代くらい、メガネをかけていて、グレーのトレーナーに黒のズボンを身につけ、グレーのリュックサックを持っていたということです。会場には警備員もいましたが、従業員らが盗まれたことに気づいた
大阪維新の会の吉村代表は、大阪・関西万博の「大屋根リング」をめぐり、民放の情報番組のコメンテーターを名指しして「今、批判するのはいいけど、『入れさせてくれ』と言っても禁止と言ったろうかな」などと発言したことについて、不適切だったとして撤回し、コメンテーターに謝罪しました。 大阪維新の会の吉村代表は先月、大阪・茨木市で開かれた日本維新の会の会合で、大阪・関西万博の会場のシンボルとして設けられる木造建築物の「大屋根リング」をめぐり、民放の情報番組のコメンテーターを名指しして「今、批判するのはいいけど、入れさせんとこうと思って。『入れさせてくれ、見たい』と言っても、禁止と言ったろうかな」などと発言しました。 これについて、大阪維新の会の吉村代表は、10日の記者会見で「万博について、批判的な意見や課題を指摘するのは、報道機関として当然だと思うが、万博は賛否もあり、ある程度は公平に論じていただきたい
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