仕事に役立つ調査データ: 消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。 マイナビ(東京都千代田区)は、運営する転職情報サイト「マイナビ転職」で「2022年4月度 正社員の平均初年度年収推移レポート」を発表した。正社員の初年度平均年収は454.7万円で、職種別では「ITエンジニア」が555万円でトップであることが分かった。
米Alphabet傘下の英DeepMindが、遺伝子配列情報からタンパク質の立体構造を解析するAI「AlphaFold v2.0」(以下、AlphaFold2)をGitHub上で無償公開し、ネット上で注目を集めている。Twitterを利用する生物系の研究者からは「革命的な成果だ」「これからの研究の前提が変わっていく」など、AlphaFold2の予測精度に対して驚きの声が相次いだ。 なぜAlphaFold2はこれほどの驚きや賞賛をもって迎えられているのか。タンパク質構造解析の難しさをひも解く。 未知の部分が多いタンパク質の構造 タンパク質は数十種類のアミノ酸からできており、配列によってさまざまな性質に変化する。例えば筋肉、消化酵素、髪の毛はそれぞれ役割が異なるが、いずれもタンパク質で作られている。タンパク質の構造が分かれば、生体内の化学反応の理解が進む。アルツハイマー型認知症やパーキンソン病
窪田製薬ホールディングスは12月17日、近視を抑制、治療する眼鏡型デバイス「クボタメガネ」のプロトタイプを、子会社の米クボタビジョンが完成させたと発表した。 人工的な光を当てて網膜を刺激し、近視の治療を行うためのデバイス。近視の多くは眼軸長(角膜から網膜までの長さ)が伸び、眼球の中で焦点が網膜より手前になることで起きる。眼軸長は年齢とともに伸びるか成長が止まるが、クボタメガネでは独自の技術で眼軸長の短縮に成功したとしている。 これまで5月に卓上デバイス、8月に頭にかぶるタイプのデバイスを開発して臨床試験を続けてきたが、今回、眼鏡型デバイスのプロトタイプが完成した。 関連記事 近視を治すメガネ開発へ 特殊な光で目に刺激、クボタビジョンが試作機で効果確認 クボタビジョンが、特殊な光で目に刺激を与える近視の治療技術を開発し、効果検証で眼軸長の短縮を確認したと発表した。メガネ型の治療用デバイスを開
欧州連合(EU)がデジタル時代に適合させることを目的に改定を進めていた著作権指令(Copyright Directive)が正式に承認された。GoogleやFacebookなどのプラットフォーマーは、ユーザーがアップロードするコンテンツの著作権について責任を持つことになる。 欧州連合(EU)の欧州評議会は4月15日(現地時間)、デジタル時代に適合させたという著作権指令の改正案を賛成多数で正式に承認したと発表した。17日に欧州議会で正式に署名される予定だ。加盟国は2年以内にこの指令を自国の法律に適用する義務がある。 欧州委員会委員長のジャン・クロード・ユンケル氏は発表文で「この指令改正は、コンテンツ制作者への公正な報酬、ユーザーの強い権利、プラットフォーマーに対する責任を保証する」と語った。 この指令は、2016年9月に欧州委員会が提案し、2019年3月に欧州議会によって投票された。米Goo
ピエール瀧氏が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことを受け、出演作品の撮り直しや販売停止など自粛が相次いでいる問題で、依存症関連の市民団体や治療者らで結成する団体が、自粛を撤回するよう求める要望書を、NHKなど5社・団体に送付したと発表した。 ミュージシャンで俳優のピエール瀧氏が麻薬取締法違反の疑いで逮捕されたことを受け、出演作品の撮り直しや販売停止など自粛が相次いでいる問題で、依存症関連の市民団体や当事者団体、治療者らの有志で結成する「依存症問題の正しい報道を求めるネットワーク」が、自粛を撤回するよう求める要望書を、NHKなど5社・団体に送付したと発表した。 相次ぐ自粛は「薬物事犯となった芸能人へのあまりにも厳しすぎる制裁」と指摘。「薬物使用が発覚したら社会的に抹殺されるという恐怖感があおられ、相談や支援に繋がる勇気を阻害し、孤立を招いて問題を悪化させる」などとし、自粛を撤回するよう強く求
「アメーバピグ」PC版終了へ 「Flashから移行できず苦渋の決断」 開始から10年、ユーザーに悲しみ Flashベースのコミュニティサービス「アメーバピグ」PC版が12月2日に終了する。Flashが2020年末に終了することを受け、Flashを使わないサービスの技術検証を重ねてきたが「別の技術で完全再現することが困難を極めた」とし、「苦渋の決断」ながら終了を決めたという。 サイバーエージェントは3月12日、Flashベースのコミュニティーサービス「アメーバピグ」PC版を、今年12月2日に終了すると発表した。Flashが2020年末に終了することを受け、Flashを使わないサービスの技術検証を重ねてきたが「別の技術で完全再現することが困難を極めた」とし、「苦渋の決断」ながら終了を決めたという。 ユーザーからは「生活の一部になっていたので悲しすぎる」「ショックだ」「信じたくない」といった悲鳴
囲碁AIブームに乗って、若手棋士の間で「AWS」が大流行 その理由とは?:週末エンプラこぼれ話(1/4 ページ) 人間の能力をAIが完全に上回りつつある「囲碁」の世界。最近では、AIを活用した研究を行う棋士も増えているそうだが、その裏側でAWSが若手棋士の中で大流行しているという。一体何が起こっているのだろうか。 ここ数年、将棋や囲碁といったボードゲームの世界では、AI(人工知能)の能力が人間を上回りつつある。特に、Alphabet傘下のDeepMindが開発した囲碁AI「AlphaGo」は、世界のトップ棋士を次々と破ったことで、昨今の人工知能ブームの“火付け役”となったのは記憶に新しい。 最近では、プロ棋士たちも研究にAIを使い始めているが、その影響で、若い囲碁棋士たちの間で今「AWS(Amazon Web Services)」を利用する人が急速に増えているのだという。一体何が起きている
Googleの系列AI企業DeepMindが、世界最強囲碁AI「AlphaGo」の新バージョン「AlphaGo Zero」が、試合データ不要の自己対局のみで、40日後に柯潔九段に勝った先輩AlphaGoに完勝するまでに成長したと発表した。 米Alphabet傘下のDeepMindは10月18日(現地時間)、過去の試合データを使わず、自己対局のみでスキルアップする新囲碁AI「AlphaGo Zero」を発表した。生まれてから40日後には、5月に世界最強棋士、柯潔(カ・ケツ)九段を破った「AlphaGo Master」に完勝し、世界最強棋士になった。 AlphaGo Zeroに囲碁のルール以外をいっさい与えず、強化学習式で自分自身と対戦させたところ、最初は初心者のような対局を行っていたが、3日目には韓国のプロ棋士・李世ドル氏を破った初代AlphaGoに100対0で勝ち、40日目には5月の引退後
「日本は機械学習パラダイスだ」。こう提言したのは、早稲田大学法学部教授の上野達弘さんだ。 なぜなのか。その理由は、日本の著作権法にある。 日本の著作権法では、「情報解析を行うために著作物を複製すること」が、営利・非営利問わず認められているのだ。世界にもまれな規定だという。 著作権・AIに詳しい弁護士・柿沼太一さんが10月2日に都内で開いた「AIビジネス法務・知財セミナー」の内容から、機械学習と日本の著作権法の関係についてまとめる。 キモは「著作権法47条の7」 機械学習とは、大量のデータをプログラムに解析・学習させることで、プログラムが自らデータの特徴を見つけ出し、分類・整理できるようにする手法。例えば、大量の猫の写真を学習させ、猫の特徴を学んだモデルに、新たな動物の写真を入力すると、猫か猫ではないかを判別する――といったイメージだ。 機械学習を行うためには、大量のデータをAIプログラムに
AmazonとMicrosoftが、それぞれのAIアシスタント「Alexa」と「Cortana」を相互に呼び出せるようにする計画を発表した。Echo端末に「Alexa、Cortanaを開いて」と言えばCortanaを、Windows端末やAndroidやiOS端末上のCortanaに「Hey Cortana、Alexaを開いて」と言えばAlexaを使える。 米Amazon.comと米Microsoftは8月30日(現地時間)、両社の音声認識AIアシスタント「Alexa」と「Cortana」を年内に相互接続させる計画を発表した。 Amazon EchoなどのAlexa搭載スピーカーに「Alexa , open Cortana」と呼び掛けてCortanaを呼び出すことと、Windows 10やモバイル端末上のCortanaに「Hey Cortana, open Alexa」と呼び掛けてAlex
関連記事 Apple版「Amazon Echo」、WWDCで発表か KGI予測 Apple製品予測で定評のあるアナリスト、ミンチー・クオ氏が、Siri搭載ハイエンドWi-Fiスピーカーが6月開催のWWDCで発表されると予測した。 「Mac Pro」3年ぶりの構成アップデート、「iMac」も年内新モデル発表へ Appleが通称“ゴミ箱”の円筒形「Mac Pro」のCPUとGPUの構成を約3年半ぶりにアップデートした。同社は一部の米メディアを本社に呼び、Macの今後の取り組みについて説明し、年内に「iMac」を、来年以降に「Mac Pro」をアップデートすると語った。 AppleはMacを以前より重視していない──Bloomberg報道 Apple関連の情報で定評のあるマーク・ガーマン氏が、デスクトップモデルのMacがアップデートされない理由や、MacBook Proのバッテリーの持ちが予想よ
4月中旬からネット上で話題を呼んでいるSNSの新鋭「Mastodon」(マストドン)。13日に報じた通り、日本国内で大きくユーザー数を集めたのは22歳の大学院生が私費で自宅のサーバに立ち上げた日本人向けインスタンス「mstdn.jp」がきっかけだった。事の発端から、わずか数日でドワンゴへの入社も決まった若き運営者“ぬるかるさん"は一体どんな人物なのか。本人とご両親に話を聞いた。 マストドン(Mastodon)はTwitterと何が違う? ITmedia NEWSでは、ニュースと連載によって連日報じてきたが、念のため概要をここでも解説しておく。マストドンは投稿(トゥート)できる文字数が500文字までといった違いはあるが、発言が表示されるタイムラインや返信、ブースト(リツイート)、お気に入り、フォロー、リフォローといった基本機能はTwitterと同じSNSだ。ユーザーインタフェースもTwitt
AppleがiPhoneやiPad、Apple WatchなどのGPUを、これまでのImagination製から自社設計のものに切り替える計画をImaginationに通告した。Imaginationはライセンスを侵害せずに内製化するのは困難なはずだとしている。 米AppleはiPhoneやiPadなどで長年採用してきた英Imagination Technologies Group(以下、Imagination)のGPU「PowerVR」の採用を終了し、内製化する。Imaginationが4月3日(現地時間)、Appleからそう通告されたと発表した。 Imaginationによると、Appleは2007年に発表した初代iPhoneから同社のGPUを採用している。 Appleは15カ月~2年中に発売するiPhone、iPad、iPod、Apple TV、Apple WatchではImagin
Samsungが、新Galaxy端末をHDMIでディスプレイにつなぎ、Bluetoothキーボード+マウスとも接続してデスクトップPCのように使えるようにする「Samsung DeX」のステーションを4月21日に発売する。まずはMicrosoft OfficeやAdobeのアプリのモバイル版が対応した。 韓国Samsung Electronicsは3月28日(現地時間)、ニューヨークで開催した発表イベントで、新フラッグシップ端末「Galaxy S8/S8+」をディスプレイとキーボード、マウスと接続してデスクトップPCのように使えるようにする「Samsung DeX」を発表した。Galaxy S8/S8+と同じ4月21日に発売の予定だ。 ディスプレイとHDMIで接続した「DeX Station」にGalaxy S8/S8+を置き、DeX Stationのスイッチを押すと使える。キーボードとマ
米Microsoftは3月29日(現地時間)、「Windows 10」の次期アップデート「Creators Update」を4月11日から“ローリングアウト”すると発表した。Windows 10ユーザーは無償でアップデートできる。 前回の「Anniversary Update」は8月2日だったので、約8カ月ぶりになる。なお、ビルドは「15063」になる見込み。 今回のアップデートも前回同様、一般ユーザーはインストールのタイミングを指定するのにやや手間がかかるが、Creators Updateの新機能として、アップデート告知ですぐに再起動するか、時間を設定するか、スヌーズするかを選べるようになる。 この他、これまでに以下のような新機能が紹介されている。 「Paint 3D Preview」などの3D機能 MR(Mixed Reality)対応 ゲーム配信プラットフォーム「Beam」の追加 ブ
ミクシィは1月30日、親が撮った子どもの写真や動画を祖父母や親戚などを共有できるアプリ「みてね」のユーザー数が29日に100万人を突破したと発表した。2月2日からは初のテレビCMを放送する。 みてねは、招待した親戚など限定で写真や動画を容量無制限で共有できるアプリで、2015年に正式公開。写真・動画の月間アップロード数は2600万以上(昨年12月時点)に上っているという。 子どもの写真を撮る機会が増える春の行楽シーズンをターゲットに、テレビCMを放送する。CMでは、母親が子どもの寝顔やいたずらの様子を撮った写真を家族に共有する様子を描いた。CMの楽曲には女性シンガーソングライターのコトリンゴさんを起用した。 関連記事 ミクシィ“家族SNS”に参入 子どもの写真、容量無制限で共有「みてね」 笠原会長が企画、自らビラ配り「生涯プロデューサーでありたい」 ミクシィ創業者の笠原会長が新サービスをリ
近年、牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーホールディングスの業績が好調だ。2016年3月期決算は、営業利益が前期比384.9%増の121億円と大幅に増益。11月8日に発表した9月中間連結決算も、最終利益が前年同期比98.2%増の49億円となっている。この業績好調の要因の1つは、約6割の店舗で休止していたすき家の深夜営業の再開だ。 すき家は2014年、深夜時間の営業を従業員1人に任せる(いわゆるワンオペ)など、過酷な労働環境が問題となった。「ブラック企業」という、マイナスイメージが強くなったことで人材の確保が困難になり、国内1985店のうち1254店で深夜営業を休止した。 あれから約2年半。現在休止している店舗は127店にまで減った。労働環境の改善に取り組んだことで人手不足を解消し、休止していた店舗の約9割が深夜営業を再開したのだ。同社のどのような取り組みが、深刻だった人手不足問題を解
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