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ブックマーク / j.ktamura.com (11)

  • これは水です。 | quipped

    (訳注:2008年に急逝したアメリカの作家David Foster Wallaceが2005年にKenyon大学でした卒業スピーチです。個人的には同年のStanfordでのSteve Jobsの卒業スピーチより、遥かに奥深く、かつタメになると思うのですが、あまり知られていないようですし、訳されていないので、自分でやることにしました。以下が拙訳です。) もし発汗1したい人がいるなら、どうぞお好きなようにしてくださいな。多分ぼくもします。てかする...こんにちはーおめでとーKenyon大学2005年度の卒業生のみなさん。2匹の若いサカナが泳いでおり、逆方向に泳ぐ年上のサカナに会いました。すれ違い様、年上のサカナはこう言いました。「おはよう少年たち。今日の水はどうかね。」2匹のサカナは特に気にもとめず、しばらく泳いでから、顔を見合わせて言いました。「てか水って何?」 今の話は、米国の卒業スピーチ

    これは水です。 | quipped
  • ウェブ業界で起業したいならMarcoを目指そう | quipped

    Marco Armentという人をご存知だろうか? Instapaperという「ブックマークして後で読む」アプリの作者として知られており、アメリカで大人気のブログサービスTumblrの共同創業者でもある。彼は2010年にTumblrを離れ、今はInstapaper一にしぼって仕事をしている。主な収入源は$4.99のiOS用Instapaperアプリで1、アプリのダウンロード数が常時ランクインしていることを考えると、十分生活できるだけの額だろう。 今日のお話は至極単純なもので、ウェブ業界で起業したい人たちは、Mark ZuckerbergでもSteve JobsでもなくてMarco Armentをお手にするべきだという話だ。ここですでに納得なら、残りを読む必要はない。 ぼくがMarcoをお手とするべきだというには、3つの理由がある。 Marcoがウェブプロダクト制作に関して平均的に能力

  • 20歳のときに知っておきたかったこと - quipped

    就活なるもののシーズンだと聞いた。 そもそも僕はアメリカの大学を出て、アメリカで就職しているので、日の就活に関して具体的なアドバイスは当然できない。もっと言ってしまえば、大学を出た時は一社しか受からなかったし(正確には一社受かった後、仕事を探すのをやめてしまった)、その後の転職も、一社誘いが来たら基的にそこで転職活動終了だったので、「どうやったらたくさん内定が取れるか」「面接で好印象を与えるコツは」みたいな助言は到底できそうにない。むしろご教授願いたい立場である。 だが一応曲がりなりにも数年社会人をやってきたものとして、リクルートスーツに身を包み、どうせ読まれもしないエントリーシートを書きまくり、会社説明会からOB訪問へ奔走するシューカツ生に、いくつか伝えたいこともある。このブログの他のエントリと一緒で、基的にムチャクチャでマユツバなので、気軽に読み流してくれればいいと思う。 それな

  • どんな日本語もビジネス英語に翻訳できるようになる7つのステップ | quipped

    先日、(英語の)文章をDFW化する方法という記事を読んで、抱腹絶倒したので1似たようなことをやりたくなった。 題して「どんな日語もビジネス英語に翻訳できるようになる7つのステップ」だ。完全に釣りなので、釣られたくなければここで去るんだ! セオリーだけでは具体性に欠くので、例文を用意する。「蒼井優は僕のことが好きです」でいくことにしよう。 ステップ1:とりあえず訳す どっかの時点で英語にしなくてはいけないので、早速翻訳してしまおう。繰り返すが、例文は 蒼井優は僕のことが好きです。 Yu Aoi loves me. まあここは比較的簡単だ。3人称単数現在なのがポイント。 ステップ2:主語と目的語を修飾する まあこれはビジネス英語に限ったことではないが、主語と目的語がペロっとあっても寂しいというか、なんかそれっぽくないので、ちょっと修飾することにする。修飾には",...,"という節を加える方向

  • なかば人類学的にFacebookを振り返る | quipped

    元Facebook社員であるKatherine (Kate) Losseが書いた回顧録"The Boy Kings"を読んだ1。 Johns Hopkins大学の博士課程で英文学を学んでいたLosseは、Californiaの日差しに惹かれ、博士課程を去り、San Franciscoでのコピーライターの仕事を経て、2005年、顧客サポートとしてFacebookに入社する。その後、プラットフォームとローカリゼーションのプロマネを歴任し、最終的にはその文章力を買われ、Mark Zuckerbergのゴーストライターとなる。2010年、5年間勤めたFacebookを辞め、満を持して書き下ろしたのが、"The Boy Kings"だ。 "The Boy Kings"—「ガキ大将たち」とでも訳すのだろうか—というタイトルは、Facebook創立時の、青臭く幼稚で、時として(特に女性社員に対し)配慮の

  • 10年という短期間で英語をマスターする方法 | quipped

    quippedにはあんまり役に立つハウツーが出てこない。というのも筆者があんまりハウツーを知らないからだ。ただ英語に関しては12年間、第二言語として勉強してきたので、少しはハウツー的な話ができるかなと思って書いてみた。 題して「10年という短期間で英語をマスターする方法」だ。 長いので目次: 序(+筆者の英語力に関する記述) 読む 書く 聞く 話す 結論 序 3年前プログラミングを覚え始めた時に、Peter Norvigの10年間でプログラミングを独習する方法という記事を読み、深く感銘を受けた。NorvigはグーグルでDirector of Researchをしている著名なコンピューターサイエンティストだ。記事をざっくり要約すると「近道はない」なのだが、いくつか具体的な指摘もされている。 今回のぼくのハウツーも似たようなものだ。「10年なんて長過ぎる」「あと10年も生きないだろう」という人

  • 「このプログラムは◯◯言語で書きました」の本当の意味 | quipped

    例:「このプログラムはC言語で書きました」=「このプログラムはGDBでひたすらデバッグしてvalgrindでメモリリークをチェックしました」 以下絵が続きます。チャートそのものはd3.jsで描かれていて、このgistを拝借して手を加えています。

  • 「文章の書き方」は人生の生き方 | quipped

    先月、およそ15年ぶりに、辰濃和男さんの「文章の書き方」を読んだ。 ページをめくる度に、「おーこういう内容だったのか」と驚いてばかりいたので、以前読んだ時にはほとんど何も理解していなかったに違いない。意味を把握したという点では、はじめて読んだといった方が正確だ。 辰濃和男さんは、1975年から1988年まで朝日新聞の天声人語を執筆していた方で、朝日新聞随一のエッセイストと評価されている方だ。1「文章の書き方」は、彼の考える良い文章を書くための準備や心がけをまとめたなのだが、いわゆるハウツーではないことは、まえがきを読めばすぐわかる。 ...とくに考えてみたいのは「文は心である」ということです。正確にものごとを見る訓練をおろそかにしている人が、はたして正確な文章を書くことができるでしょうか。大自然と遊ぶたのしさを知らない人が、人の心をとらえる自然の描写をすることができるでしょうか。品性の

  • これはPHPです。 | quipped

    自分で訳した"This is Water"のパロディをここに。真面目なことばっかりでも人生つまらないし、自分で自分をちゃかすくらいの方が、気楽にやれるものだ。非常にギークな内容になっているので、読者層を狭めてしまうことになるが、一部の人たちは楽しんでくれるのではないだろうか。パロディと言っても、家ほど密度の濃い話を、えんえんと書けるわけではないので、あまり多くを期待しないように。 こんにちはーおめでとうーSQLの脆弱バグでデータを全て失った皆さん。ある時、二人の新米エンジニアが、老獪なオッサンエンジニアとすれ違いました。オッサンは言います。「やあ若者たち。今日もコードレビューに追われてるのかね。」新米エンジニアたちは、数メートル歩いてから、顔を見合わせて言いました。「てかコードレビューって何?」 この話は寓話でもなんでもありません。コードレビューは大事だという話だけです。どんなにユニット

  • 日本でソフトウェアエンジニアが高く評価されない理由(かもしれない) | quipped

    タイトルの話に入る前に、日アメリカの平等について少し話そう。 アメリカは平等な国だと言われる。どこの馬の骨かわからない移民でも、結果次第で門戸が開く国。徹底した実力主義。既成の枠組みに個人を押し込めない自由な思想。これは嘘ではない。オバマ大統領をはじめ、多くの人たちが、逆境を乗り越え、自分の実力で勝負し、不可能とされることに挑戦し、多大な成功をおさめてきた。アメリカンドリームと言われるゆえんだ。14歳で移民したぼくも、アメリカのオープンな実力主義の恩恵を受け、今に至っている。 確かにアメリカは、誰にでもチャンスを与えるという意味では公平だ。でも考え方によっては不公平な国でもある。例えば大学入試。基的に日では、みんな一斉に同じ試験を受け、そこで上から何人というふうに合否を決めるが、アメリカは全て書類選考だ。高校や標準考査(SAT/ACT)の成績に加え、育った環境・人種・課外活動・小作

    akkun_choi
    akkun_choi 2011/12/09
    「日本の平等は、言わば枠組みの中での平等であり、アメリカの平等は、チャンスを与え続ける平等だ。」
  • DevOpsというオシゴト | quipped

    DevOpsというオシゴトをご存知だろうか? DevOpsというのはDevelopmentとOperationsのかばん語で、この数年話題になっているフレーズである。伝統的に、ソフトウェアの世界は、大きくわけてDevelopmentとOperationsの2つに分かれていた。Developmentに属するのは、いわゆるプログラマーやソフトウェアエンジニアと呼ばれる人たちで、ガンガンコードを書いてアプリケーションを作る人たちのことだ。Operationsは、プログラマーたちが書いたソフトウェアを管理したり、開発環境を整えたり、サーバーを監視したりするのが主な役割で、インフラエンジニアやシステム管理者と呼ばれる人たちがこちらに属する。 今までDevelopmentとOperationsは、きっぱりと分離されていた。それもそのはず、必要とされるスキルも経験も大きく違う。例えばウェブの世界でいえば

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