日本でもメダルラッシュで盛り上がっているロンドンオリンピックだが、地元のロンドンでは経済的にかなり寂しいことになっている。 ロンドンオリンピックの開催期間中はロンドン市内の交通の混雑を避けるために、多くの公務員や大企業の労働者は在宅ワークを推奨されているため、普段はロンドンで働いている労働者の500万人中150万人が在宅ワークに切り替えているという。 その結果、オリンピック観光客の交通の混乱は避けられたものの、いつもはロンドンのビジネスマンがランチを食べたり、タクシーを利用したり、ランチの後のショッピングや仕事の後の飲食を楽しんだりという経済効果が奪われることとなってしまい、専門家は今回の政策はロンドンの経済に打撃を与えると懸念している。また経済学者は在宅ワークがテレビでのオリンピック観戦の誘惑のため、生産性が落ちることを指摘している。 イギリス最大の銀行HSBCの場合は8500名の従業員