ど~も。ヴィトゲンシュタインです。 ピーター・ワイデン著の「密告者ステラ」を読破しました。 1年前に偶然本屋で見かけて以来、このタイトルといい、副題といい、表紙の写真も含めて、 どんな内容なんだろう・・と気になっていた一冊ですが、1000円で綺麗な古書が売っていたので 早速、読んでみました。 ユダヤ人の著者が美貌のユダヤ人を告発するということから、 スキャンダラスで大げさな内容も予想しましたが、 500ページとなかなかボリュームある本書は、しっかりした調査に基づいたもので、 それは著者とステラの関係が明らかになるにつれて、真実味を増していきます。 1923年のベルリン生まれの著者の思い出から始まります。 その10年後にはヒトラーが政権を握り、反ユダヤ政策を実行に移しだすという子供時代、 彼の通っていたユダヤ人学校でのマリリン・モンロー・・、ステラとの出会いです。 一人っ子でお姫様のように甘