京都府は16日午前5時5分の特別警報発表を受けて災害対策本部を設置。約1500人態勢で避難の呼びかけなどにあたった。夜間に広範囲の避難が予想されたため「市町村との二重連絡になってもいい」と、警報発表2分後に府全域に緊急速報メールを送信した。 【写真総まとめ】台風18号の被害写真 川床の真下にまで濁流が押し寄せた鴨川 京都市は午前7時45分、桂川流域の伏見区内2万8106人に同市としては初の避難指示を出した。避難指示は4区の計約11万世帯、約27万人に達したが、市のまとめでは、避難所への避難は40カ所2498人にとどまった。下遠秀樹・市防災危機管理室長は「多くの人は建物の2階以上に避難したのだろうが、この人数では避難所の利用が多いとはいえない。避難状況を検証したい」と話した。 また、滋賀県防災危機管理局には午前4時50分ごろ、彦根地方気象台から「特別警報が発表される」と連絡が入った。午前