◇輸送や会場整備 4年後へ「課題見えた」 ラグビー日本代表が初の3勝を挙げたワールドカップ(W杯)イングランド大会で、現地を視察した東大阪市の職員2人が帰国した。日本代表の躍進でラグビー熱が高まる中、2019年W杯の開催都市として、大会を盛り上げるには何が必要か。現地の様子と今後の課題を聞いた。(田中健太郎) 視察したのは、市花園W杯2019推進室の奥井幸史さん(40)と、徳山智紀さん(36)。9月17日から9日間、日本代表が強豪の南アフリカを破った初戦の地・ブライトンや、2試合が行われたグロスターなどを訪れ、会場整備の状況や観客の輸送方法、スタジアム周辺の渋滞緩和策などを見て回った。 印象的だったのは開催都市の周到な準備という。海沿いの観光都市・ブライトンでは大会前、住民にアンケートを行い、スタジアムまでの交通手段を調査・分析。シャトルバス40台を用意して、スムーズな観客輸送に役立ててい