東京ビッグサイトで開催中のITpro EXPO 2011の展示会場内メインシアターで2011年10月13日、ベストセラーである「フェイスブック 若き天才の野望」の翻訳者であり、著述家・翻訳家、TechCrunch Japan翻訳チ-ムである滑川海彦氏(写真1)が登壇。「拡大するソーシャルネットワーク最新事情~Webのソーシャル化を考える」と題して講演した。 滑川氏はまず「ソーシャル」という言葉を「社会」と訳すと、本来ソーシャルという言葉が持っている深い意味を表現できないと指摘する。「社会」という言葉は、明治時代にやむなく作った訳であり、「ソーシャル」の語源であるラテン語の「sequi」には、「リーダーなどをフォローするという意味もある」(滑川氏)という(写真2)。滑川氏は「ソーシャルとはフォローすること」とし、Twitterのフォローという行為には「ソーシャルの根本的な意味を含んでいる」と