元本割れへの恐怖感は絶大ということがわかる 原典である「家計の金融行動に関する世論調査」が大変興味深いので、いくつか資料を切り取ってご紹介します。 まず、「元本割れを起こす可能性があるが、収益性の高いと見込まれる金融商品の保有」に関するアンケート調査結果です。ここでいう金融商品とは、平たく言うと「株式、投信、ETF」というのがここに含まれてくるのでしょう。 リーマンショック前の78.3%が最も低く、その後は安定的に8割の人が強い抵抗感を持っていることが分かります。 日本円を持っていると、為替レートがボックスである以上、相手国のインフレの影響を受けます。つまり、投資をしてインフレ負けしないようにしないと、世界基準では元本は実質毀損しているのです。 しかし、国内のデフレ傾向がそれを気づきにくくしています。このアンケート結果はそれを如実に物語っていると言えます。 「そうした商品についても、積極的