【読売新聞】 細胞内にある特殊なたんぱく質と亜鉛が結合すると老化を遅らせる作用を持つことを、線虫を使った実験で突き止めたと、京都産業大の永田和宏・名誉教授らのチームが発表した。老化に伴うアルツハイマー病などの予防研究につながる可能性
腸内細菌などのバクテリアとは違って、ウイルスは独自に増殖することができず代謝もしないことから、長年にわたり生物か非生物か議論の的になっています。そんなウイルスよりもさらに小さく単純ながら、これまで発見されているものとは明らかに異なることから、新しく「オベリスク」との名称が与えられた存在の発見についての論文が発表され、科学界から大きな注目を集めています。 Viroid-like colonists of human microbiomes | bioRxiv https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2024.01.20.576352v1.full ‘It’s insane’: New viruslike entities found in human gut microbes | Science | AAAS https://www.science.o
だんだんと暖かくなり、蚊が増えてくる時期になりました。 Yahooの編集者のHさんがときどきネタを提供してくださるのですが「『蚊はコロナを媒介するのか』とかどうですか?」と先日ご提案をいただきました。 正直「は?」と思いました。「ていうかするわけないじゃん」と思いました。するわけないですよね。 しかし、私のような節足動物媒介感染症オタクはともかく、確かに非オタクにとっては蚊を介して感染するウイルスとしないウイルスがあるのは不思議に思われるかもしれません。 新型コロナの患者さんも減って時間を持て余していることもあり、ここは一つ、初心に帰って、蚊はコロナを媒介しうるのかをガチで考えてみましょう。 蚊媒介感染症とはThe World's Deadliest Animals(Gates Noteより)これは各生物が1年間に人間を死に至らしめている数のランキングです。 蚊がナンバー1です。蚊は様々な
複数のオルガノイドを基盤の上に配置した様子。左下の呼吸する肺から出た酸素の多い体液は赤で示され、各臓器から戻って来る酸素の少ない体液は青で示されている/Credit:youtube.TissUse 近年の急速なバイオテクノロジーの発展によって、様々な臓器が試験管内で培養可能になりました。 これらの培養された臓器は「オルガノイド」と呼ばれており、人体実験の代用品として使われています。 これまでは単体での利用が主でしたが、今回アメリカの研究者によって、脳を含む複数のオルガノイドを血流によって組み合わせ、基盤の上に配置することで「疑似人体」の作成に成功しました。 この統合的な疑似人体は、肺によって酸素を取り込み、心臓を脈拍させ、すい臓でインスリンを分泌し、精巣や卵巣まで供え、脳では神経活動が観測されています。 研究者たちは、このシステムを禁じられた人体実験の代用として利用することで、主に創薬にお
Lifespan of Animals Is Written in Their DNA: For Humans It's Just 38 Years 自然のままなら、人間の寿命は約38年──DNAの解析でさまざまな種の寿命を推測する新手法で導き出された数字だ。 すでにだいたいの寿命がわかっている種の遺伝子研究から推定したところ、絶滅したケナガマンモスの寿命はおそらく60年ほど、シロナガスクジラに次いで大きいホッキョククジラは2世紀半以上長生きできることが判明した。 12月12日付の科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表された論文で、研究者たちは動物が年を取るにつれてDNAがどのように変化するかを調べた。そして、このDNAの変化は寿命と関連していることを突き止めた。 老化の謎 老化のプロセスは、生物医学や生態学の分野で非常に重要なテーマだ。動物は年と取るにつれ、生体機能が衰えていき、やが
国立感染症研究所と群馬大学の研究グループは、マウスを使った実験で、特定の寄生虫に感染させると脂肪が燃焼されて痩せやすい体になることを証明しました。研究グループは「肥満を抑制できる薬などの開発につなげたい」として詳しいメカニズムの解明を進めていくことにしています。 研究を行ったのは国立感染症研究所と群馬大学大学院医学系研究科のグループです。 実験では脂肪分が多い餌を与えて太らせたマウスに「腸管寄生蠕虫(ぜんちゅう)」と呼ばれる、体に害がない複数の寄生虫を感染させ、細胞や血液の変化を調べました。 その結果、寄生虫に感染したマウスは、感染していないマウスと比べて同じ量の餌を食べていても、体重の増加が抑えられたうえ、血液中の中性脂肪が低下することがわかりました。 研究グループの分析によりますと寄生虫は「腸内細菌」を増やし、この細菌が作用してエネルギーの代謝を高める特定のタンパク質を増加させたことが
手術の間に血液を失い脳にダメージを与えてしまうことなく、ラットの頭部を別のラットの体に接合する「頭部移植」に成功したと報告されました。ポイントは、手術の間、ドナーの頭部を「生きた3体目のラットの血管」とつないでおくこととのこと。 A cross-circulated bicephalic model of head transplantation. - PubMed - NCBI https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28429535 Scientists Just Transplanted Small Rat Heads Onto Bigger Rats - Motherboard https://motherboard.vice.com/en_us/article/scientists-just-transplanted-small-rat-heads
先月、北海道でマダニにかまれた男性が「ダニ媒介脳炎」という感染症にかかり、今月死亡したことがわかりました。「ダニ媒介脳炎」の感染が国内で確認されたのは2例目で、死亡したのは初めてです。 男性は発熱や筋肉痛の症状が出て、札幌市内の病院に入院していましたが、今月13日に死亡しました。 北海道によりますと、「ダニ媒介脳炎」の国内での感染は、平成5年に道内で確認されて以来2例目で、感染した人が死亡したのは初めてです。 「ダニ媒介脳炎」は感染すると1週間から2週間ほどの潜伏期間を経て発熱などの症状が出て、重症の場合死亡することもあるということです。 「フラビウイルス」を持つマダニは、これまでも道内で確認されていることから、北海道は草やぶなどに入る際は、マダニにかまれないよう長袖や長ズボンの着用を呼びかけています。
これまでの遺伝子組み換え技術よりもはるかに正確に生物の遺伝子を組み換えることができるゲノム編集と呼ばれる技術を使ってサルの遺伝子を操作し、免疫の機能を低下させることに川崎市の研究所などのグループが成功しました。ゲノム編集の技術で霊長類の遺伝子を組み換え、実際に体の機能を変化させたのは世界で初めてだということです。 グループは、小型のサルのマーモセットでゲノム編集の技術を使い、受精卵の中にある免疫に関わる遺伝子を操作しました。その結果、免疫に関わる細胞の数が、通常の5分の1程度しかできない免疫不全のサルが誕生したということです。ゲノム編集の技術を霊長類に応用し、実際に体の機能を変化させたのは世界で初めてだということです。 実験動物中央研究所の佐々木えりか部長は「ゲノム編集で、今までできなかった病気の動物を作ることができれば研究が大きく進展する。例えば、ヒトのiPS細胞から作った組織をこのマー
個人事業主でお金が必要になったとき消費者金融に申し込んでも審査に落ちてしまうことがあります。 そんなとき売掛金があればすぐに現金を調達することができます。 自営業やフリーランスの方だとどうしても審査の壁がありますが、ファクタリングは売掛金が入るのがわかっていれば審査は通るので利用者が全国的に増えてきています。 書類審査も簡単に行なえるので現金が今すぐ必要で困っていたらファクタリング業者が便利です。 個人事業主でもファクタリングから前借りできる ファクタリングは中小企業のみでなく個人事業主でも資金を調達することが可能になってきました。 給料日まで現金が必要なとき売掛金の明細があれば事前に前借りが出来ます。 従業員が少ない会社でも売上金が入ってくるのがわかればお金を借りなくてもすぐに審査を受けられます。 ファクタリング審査の通過率は90%以上と言われており、債務整理中の方でも他の金融機関で断ら
永遠の命、古来より多くの人たちが望んだ人類の夢。そんな永遠の命を手に入れるために、ロシアの科学者が350万年前の細菌を自らに注入したという。 露メディアのシベリアン・タイムズによると、この細菌は、2009年に永久凍土から発見された“バチルスF”。それは350万年前から生き続けていた細菌だという。モスクワ州立大学のブロウシュコフ博士がこの細菌をマウスやショウジョウバエなどに対して用いると、寿命が延びたことを確認、不妊治療にも改善が見られたという「衝撃的な」結果になったそうだ。そして博士は、その細菌を自分にも注入したと語っている。 「科学的な実験とは言えないので、はっきりしたことはいえないが、少なくとも私は2年間風邪をひいてないよ」と語る博士。副作用などについてもまだ不明だそうだが「永遠の命や若さの鍵となるはず」と、さらなる研究を重ねることを伝えている。 ネットでは「なんという与太話」「凍土に
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