フランスの下院で、列車で2時間半以内に移動できる距離の国内便を禁止する法案が通過した/ Thomas Samson/AFP/Getty Images (CNN) フランスで二酸化炭素の排出削減を目的として、列車で行ける距離の国内航空路線禁止を盛り込んだ法案が下院を通過した。 法案が上院を通過すれば、列車で2時間半以内で行ける距離の国内航空路線は一部が廃止される。この措置を盛り込んだ気候変動対策法案は10日に下院を通過した。 ただし同法案をめぐっては、エマニュエル・マクロン大統領が骨抜きにしたとして一部で批判の声も出ている。同国の環境有識者会議は、列車で4時間以内で行ける範囲の短距離航空路線禁止を勧告していた。 これに対してジャンバティスト・ジェバリ交通担当相は法案審議の中で、列車で2時間半の距離は「理にかなっている」と述べ、4時間以内の範囲とした場合、航空便を必要とする地域に大きな打撃を与