VRで陣痛を緩和、8割近くが痛み軽減 英大学病院 医療分野でのVR活用例の一つとして、「患者の痛みを緩和させる」というものがあります。英国の大学病院では、妊婦の陣痛中の痛みや不安感を和らげる目的で、VR導入を試行中です。実証実験の結果からは、妊婦の痛みが軽減したり、鎮痛剤の使用が減ることが明らかになりました。 陣痛中にVRでリラックス ウェールズ大学病院が検討するのは、妊婦にVRコンテンツを見てもらい、陣痛の痛みや不安感を緩和する療法です。コンテンツ内容は美しいビーチや海の中、オーロラ等。出産前の痛みと闘う妊婦が、ヘッドセットを装着して横になり、ゆったりとリラックスできるというものです。 「本当に360度見えます。振り返ると、後ろにも横にも景色が広がっているのです」VRを体験したある妊婦はこのように語りました。「(VRは)リラックスする助けになります」 77%の妊婦が痛み軽減 効果を確認す