(仮訳) IAEA調査団 暫定的要旨 2011年6月1日 マグニチュード9の地震であった2011年3月11日の東日本大地震は、日本の東海岸 を直撃した数度に亘る津波を発生させ、そのうち最大のものは、宮古市姉吉における38. 9メートルに及んだ。 地震及び津波は、日本の広い地域において広範囲の荒廃をもたらし、14,000名以上 の死者を出した。これに加え、少なくとも10,000名の人々が今なお行方不明であり、 町や村が破壊されたことで多くの避難者を出した。日本のインフラの多くが、この荒廃や 喪失により損害を受けた。 他の産業と同様、いくつかの原子力発電施設が激しい地表の振動及び大規模な複数の津波 により影響を受けた。東海、東通、女川並びに東京電力の福島第一及び福島第二である。 これらの施設の運転中のユニットは、原子力発電所の設計の一部として備えられていた地 震を検知するための自動システムに