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ブックマーク / essa.hatenablog.com (15)

  • ウィルスは忖度しないモノと見るべきだけど人間の社会脳も同じようにモノとして見るべき - アンカテ

    社会脳仮説とは、人間の脳のチップ面積の半分は対人関係処理専用プロセッサが占めているという話だ。 「大型クルーズ船における新規感染症の対策について」という論文があって、「法的な強制力の適用条件」とか「船内特有のゾーニングの困難さとその対処」なんていう目次があったとしても誰も読まない。でも「岩田 VS 高山、インチキ野郎はどっちだ」という話になると大変な注目を集める。 注目を集めるだけではなくて、やりとりを見ているうちに、問題の構造を多くの人が普通より理解し始める。 カードの数当てゲームみたいな問題を、数学的な複雑性や構造をそのままにして「チートしているのはこの4人のうちの誰でしょう?」という問題にすると、正答率が有意に上がるという研究があるそうだ。 人間は、モノの論理を考えるより、対人関係の中の問題を解く方がずっと得意なのである。 これは歴史が古く、人間が猿だった頃からそうだった。そもそも、

    ウィルスは忖度しないモノと見るべきだけど人間の社会脳も同じようにモノとして見るべき - アンカテ
    bowbow99
    bowbow99 2020/05/21
    “人間は、モノの論理を考えるより、対人関係の中の問題を解く方がずっと得意なのである。”
  • ディープラーニングがもたらす横方向の格差拡大 - アンカテ

    グーグルAlphaGOという囲碁ソフトがトッププロに2連勝したことで、衝撃が走っている。 私は、囲碁については何も知らないし、ディープラーニングなどのAI技術についても野次馬的に見ているだけだが、いくつか思うことがあるので書いてみる。 AIは人間を上回るのか? 私は、AIについては単なる野次馬だが、年季が入った野次馬である。80年代から結構その手のは読んできた。今となっては、書いてあったことはほとんど覚えていないが、ひとつだけ印象に残っているのは、昔の研究者がやたら強気だったことだ。 「2001年宇宙の旅」には、HAL9000というAIだけではなくて、iPadのようなものも出てくる。あれは当にiPadによく似ていて、年代はずれてしまったが未来予測としてはよくできていると思う。それなのになぜAIだけやたら先走っていて、実際よりずっと賢いものになってしまったのかといえば、おそらく取材し

    ディープラーニングがもたらす横方向の格差拡大 - アンカテ
    bowbow99
    bowbow99 2016/03/13
    “私が思うのは、人工知能の研究者は、人工知能やコンピュータには詳しいが、人間のことがわかってなかった。”
  • Big brother is A/B testing you - アンカテ

    一年前くらいから、「グリーっていう会社はみんなが思ってるよりずっと凄い会社なんだぞ」という趣旨のエントリを書こうと思っていて、書く内容はほぼ頭の中でまとまっていたのだが、書かないでいるうちにこんなことになってしまった。→グリーが希望退職を200人募集、業績悪化で | Reuters 普通なら「ああ、書かないで良かった!」と思う所だろうが、私はブログを書く上で「これを書いてる奴はこんなにふうに馬鹿なんです」という情報開示がすごく大事なことだと思っているので、こんなチャンスを見逃す手は無く、忙しい中で無理して時間をひねり出して、あえてそれを書くことにした。 グリーで一番注目すべきことは「商売する上で客のことを知る必要はない」という考え方だと思う。この思想がグリーの根幹であって、これを失なわなければ、ゲームを捨ててもグリーはグリーとしてやっていけると思う。 客を知らずにどうやって商売をするのかと

    Big brother is A/B testing you - アンカテ
    bowbow99
    bowbow99 2013/10/27
    測定できない(or難しい)ところが取り残される。のが気になる。
  • イノベーションのメインストリーム化という最強のほこ×たて - アンカテ

    ワーク・シフト ─孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025> ワークシフトというを読み始めましたが、評判通りいいだと思います。これから20〜30年の間に「仕事」というものがどう変わっていくか、広い視野で見通してよくまとめてあると思いました。 しかし、一方で、もし自分が10年後にこのをもう一度読んで再評価したら、たぶん、それほど納得しないだろうな、とも思いました。 それは、これから10年で自分の考え方や感じ方は、すごく変わるだろうなと予想するからです。 もし、今の自分が2012年をうまく総括したと思うを見つけて、タイムマシンで10年前の自分に送ったとしたら、10年前の自分には理解できないし納得できないでしょう。そのには、たとえばスマートフォンやタブレット等のモバイルデバイスの普及について書いてあると思いますが、10年前の自分は「アップルや携帯電話のことは後でいいから、それよ

    イノベーションのメインストリーム化という最強のほこ×たて - アンカテ
    bowbow99
    bowbow99 2013/01/04
    技術の進歩する速度が上がると受け入れる人間の方がボトルネックになる気がした
  • 非常用発電機を移設しなかったのは単純で明白な重過失 - アンカテ

    大規模なプラントは多くの機能が相互に複雑にからみあっているものだ。だから、包括的、システム的な観点が重要で、一箇所だけに注目してモノを言ってもたいてい的外れになる。また、理論と実際は違うので、長い経験で蓄積された工学的な視点がないと、その分野の専門家であっても適切な批判はできないものだと思う。 しかし、原発の冷却機能が停止した時の挙動は、例外的に単純だ。 使用済み燃料が発する崩壊熱の熱量は、原子核の反応なので、攪乱要素がほとんどなく相当な精度で事前に予測できる。つまり、全電源遮断から何分でメルトダウンするかは、難しいことをあれこれ考える必要がなく、単純な方程式で確実に予想できることだ。 ということは、原発の発電機が止まるというのは、直感に反して大変な事態であり、これにかかわる問題は、他の何を置いても早急に対処すべきことである。 福島第一は、地震や津波がないアメリカの設計を流用したので、非常

    非常用発電機を移設しなかったのは単純で明白な重過失 - アンカテ
    bowbow99
    bowbow99 2012/11/29
    "こういう技術的な正論をしつこく言う人は、「空気が読めない」としてどこでも嫌われる。"; 何なんだろうな。
  • ビットとアトムのはざまで - アンカテ

    コンピュータは万能シミュレータなので、最初は紙ベースの既存のシステムを模倣する形で導入される。既存のシステムには、紙というデバイスの特性から発生した多くの制限事項があるが、最初は、この制限事項をうまくシミュレートすることが、コンピュータシステム導入のポイントとなる。 導入時には、その制限事項がユーザにとって助けになる。これが無くて自由度が高過ぎると、ユーザがそのシステムを理解することが困難になる。 しかし、そうやって導入されたシステムを実際に使っていくうちに、制限事項のシミュレーションは不要であることに、多くのユーザが気がつきはじめる。 やがて、紙(アトム)の制限を抜きにして、コンピュータ(ビット)が来持っている自由度を生かして再設計されたシステムが作られるようになる。 アトム アトムを模倣するビット ビット 書類 MS-Office Wikiエンジン 手紙 メール twitter キャ

    ビットとアトムのはざまで - アンカテ
    bowbow99
    bowbow99 2011/12/09
    "アトム アトムを模倣するビット (本来の)ビット という三段階のモデルで、社会へのコンピュータの導入プロセスをとらえることは、理解や予測に有効だと思う。"
  • 「序列」信仰とスモールワールドネットワーク - アンカテ

    Here Comes Everybody: How Change Happens when People Come Together このの9章で、著者のクレイ・シャーキーは、ネットの中で人々はこんな感じでつながるという話をしている。 この図は、スモールワールドネットワークという理論に基くものだが、ポイントは以下のような所だと思う。 上下の階層構造は無くても秩序は保たれる 全ての人や集団が対等であっても、社会がバラバラになるわけではない 集団内の緊密さや濃いつながりと、社会全体のまとまりは両立する ネットによって、これまで「権威」とされていたものの化けの皮が剥がされ、上から下を管理する形の秩序が壊れている。その時に、人々が個別に分断化され、個人でバラバラに世界全体と対峙することになるというイメージを持っている人が多いように感じる。 たとえば、私は、「就活」という言葉が、カルト宗教のような

    「序列」信仰とスモールワールドネットワーク - アンカテ
    bowbow99
    bowbow99 2010/12/27
    序列って人間の「人の上に立ちたい」という欲望を満たすためにあるような気がしてて、"世の中どうにも回らなくな" るまでは消えないんじゃないかと思う。
  • ヒトに向かう勤勉さと銃を今すぐ規制せよ - アンカテ(Uncategorizable Blog)

    「厳しいだけの無能なコーチ」なら、たぶん子供の肘は壊れない。子供は野球嫌いになったかもしれないけれど、少なくともその子の肘には、回復不能なダメージが残ったりはしなかった。 小学生の子供をして、外から見ても関節の変形が明らかになるまで、 肘が全く伸びなくなるまで自分の体を痛めるのは難しい。裏返せばそれは、 そのコーチにはよっぽど人望があって、その子はコーチに嫌われたくなかったんだろう。 コーチは恐らくは、人間として「善」であって、しかも極めて勤勉ではあったけれど、 コーチとしての能力が欠落していたから、その存在は邪悪になった。 能力を伴わない勤勉さを賞賛してはいけない。 勤勉さとか誠実さとかがヒトに向かって乱射されると、こういう悲惨な事件が起きる。 medtoolzさんは、勤勉さそれ自体はは中立であり良くも悪くもない、問題は能力を評価するシステムである、状況定義を適切に行なえる人を評価するシ

    ヒトに向かう勤勉さと銃を今すぐ規制せよ - アンカテ(Uncategorizable Blog)
    bowbow99
    bowbow99 2010/09/08
    「勤勉さ」という宗教
  • あなたと相互依存している大きな「私」 - アンカテ

    H.H. the Dalai Lama: The Ethics of Interdependence この短いインタビューの中で、ダライ・ラマはビックリするようなことを言っている。「今、世の中の倫理が乱れているのは、宗教的伝統から切り離されてしまったからでしょうか?」という質問に対し「それは宗教には関係ない」とキッパリと言っているのだ。 Now, if we extend this logic of dependence further—from the family out to the community and society, to the national and international levels, and even to the economy and environment—then we can see how interconnected we are, how

    あなたと相互依存している大きな「私」 - アンカテ
    bowbow99
    bowbow99 2010/09/05
    「人」の「間」と書いて「人間」
  • librahack問題とホメオパシー問題はどちらも専門家コミュニティと社会とのコミュニケーションの問題 - アンカテ

    タイトルで言い尽くしてしまっているので、twitterに投稿した方がよかったかもしれないけど、構造に共通点があるように感じた。 専門家コミュニティ内部の議論としてはほぼ解決している問題 しかしその結論を社会全体の合意とすることができてない 感情的反発があるが議論の論点がなかなかかみあわない librahack問題は、直接、社会 VS 専門家という対立構造にはなっていないが、警察や図書館が「クローラを作成した人にも問題があった」という無理な強弁をするのは、漠然と世論の消極的な支持は得られるだろうという読みがあるように感じる。そして、その読みは、それほど間違ってないように私は感じる。 だから、これは私の(被害妄想的な?)印象論でしかないが、いくつかある明解な問題の背後に、底流として、世論が専門家コミュニティに対して抱く漠然とした不信感があるように思うのだ。 ホメオパシー問題もいろいろな角度から

    librahack問題とホメオパシー問題はどちらも専門家コミュニティと社会とのコミュニケーションの問題 - アンカテ
    bowbow99
    bowbow99 2010/08/28
    「餅は餅屋」的な物わかりの良さがあればなぁ; 専門家が使う専用の物差しが世間とはズレてるってのもあるような
  • モナーの著作人格権は場の管理者に -- 離脱可能な独裁権力 - アンカテ

    のまネコ問題2005年10月13日というひろゆき氏の意見表明は、歴史的に重要なものになると思います。 ちなみに、ネットの人たちの共同著作物である「電車男」の二次使用料に関しては、新潟県中越地震災害義捐金として、今年の前半だけで784万3500円の寄付をしています。 「電車男」という過去の事例を引いて、のまネコ問題をこれに添った線で決着させようというのは、単にこれが対AVEX社の問題でなく、共同著作物の扱いについて、慣習法的にひとつの規範を打ち立てようという意思を、暗に表明しているように思えます。 そういう観点から見ると、ここで提示されていることは、次の二点でしょう。 モナーを使うなら、ひろゆきに仁義を切れ モナーのキャラクター使用料は寄付等の公的な用途に使え 一般化すると次のようになると思います。 共同著作物の著作人格権はそれが生まれた場の管理者が(場の総意による信任を受けて)代行する 共

    モナーの著作人格権は場の管理者に -- 離脱可能な独裁権力 - アンカテ
    bowbow99
    bowbow99 2010/07/19
    `複数の「離脱可能な独裁権力」が人集め競争を行なって、その勢力を競う` ネトゲのギルドとかクランってそいう構造だった。
  • 幕末の志士たち>>>>>>こえられない壁>>>>>>>>>>俺 - アンカテ

    「明治維新のような」って簡単に言うけど、これって、例えばひろゆきとかtDiaryのたださんとかはてなの近藤さんとか伊藤譲一さんとかそういう人が総理大臣になって内閣を作るくらい、それくらいすごいことだったんだと思う。俺は彼らのような人がというかズバリこの4人の誰かを今すぐ無理やり首相にするべきだとマジに考えているけど、当にそんなことが起きたら俺だって驚く。当時の人たちもそれはビックリしたと思うよ。 下級藩士って民間の普通のサラリーマンみたいなもんだし、脱藩した人なんて今のベンチャー経営者よりよほどDQNに見えてたはずだ。幕府のエラい人とは何レベルも階層が違うから、そういう人が政府に入るなんて絶対あり得ないことだったと思う。 西郷隆盛や坂龍馬がどれだけのものか知らんが、時代に合ったビジョンを持って人を集めてものを作ったりみんながハッピーになることを初めちゃう人は、冒頭にあげたように今だって

    幕末の志士たち>>>>>>こえられない壁>>>>>>>>>>俺 - アンカテ
    bowbow99
    bowbow99 2010/07/19
    `「明治維新のような」って簡単に言うけど、`
  • 名刺にメールアドレスではなくWaveアドレスを書く時代がすぐそこに? - アンカテ

    Wikiを更地から再構築したら Google Waveはいろいろな顔を持っていて、これが何であるかについていろいろな意見が出ると思うが、私は、まずは「更地から再構築したWiki」であると見るべきだと思う。 つまり、「一つの文書を複数の人が共同で編集する」ということに、理論的なモデルを与えることで、以下の特性を加えたものだ。 リアルタイム性(一文字単位で更新が反映される) スケーラビリティ(世界中の人が同時に乗っても大丈夫) 拡張性(地図や動画やチェス盤などいろいろなガジェットを貼れる) 技術的には、Google Wave は、非常に良くできた Wiki ではあるが、目新しいことは何もない。しかし、Google Wave には、もの凄いイノベーションが含まれていて、それは「メールは特殊なWikiである」という、全く新しいものの見方である。 メールとは対話ログの共同編集 メールとは普通に考えれ

    名刺にメールアドレスではなくWaveアドレスを書く時代がすぐそこに? - アンカテ
  • 地獄の釜をもっともっと熱くするんだ - アンカテ

    「私は事がべる(A)」は間違い。「私は事を召しあがる(B)」も間違い。では「先生、メシをいますか(C)」はどうだろう? (C)は「私」と「先生」の関係によっては成り立つ表現だ。「先生」が初めて会った当に偉い「先生」だったらこれはかなりまずいけど、その人が恩師で非常に親しくしていて長いつきあいだったりしたら、こういう言い方も自然だ。つまり、日語では自分と相手の関係を規定しないと、正確さを判定できない表現が多い。では、(B)は敬語にかかわる間違いなのに、なぜ文脈なしで×がつけられるのか? それは主語が「私」だから。「私」は常に謙譲語で受ける。どういう人間関係の中にあろうがとりあえずオトシめておけば問題ない。そして、このような対人関係に関するルールは、 (A)のような文法的な間違いと同じレベルで日語という言語そのものに深く刻みこまれている。 このあたりをネットでどう扱うべきかが、非

    地獄の釜をもっともっと熱くするんだ - アンカテ
    bowbow99
    bowbow99 2008/11/30
    `もし、その両者が他の場所で出会っていたら短時間であそこまで深い議論はできないだろうと、感じさせる独特のスピード感がある。`
  • ポータル的な外食産業は消えてブログ的な「街の喫茶店」が復活する - アンカテ

    安い賃金で雇ったアルバイトはブログやmixiで何を言い出すかわかりませんし、それがいつ広まって「炎上」するかわかりません。 お客さまからの問い合わせの電話は、録音されてるどころか全世界に向けて生放送されてる可能性があります。 そしてチェーン展開で大きくなった企業は、たった1店舗でこのような問題が起きただけでも全店舗に影響が波及します。(中略) もうこれはアルバイト頼りの外産業全体の危機と言ってもいいのではないでしょうか? 企業の置かれた環境が激変していて、生存の為の条件が変わっていることには同感ですが、この問題は、二つに分けて考える必要があると思います。 「安い労働力」で「そこそこの商品」を提供するプロセスの価値 「そこそこの商品」を素晴しいもののように演出するメディア操作能力の価値 外チェーン店という企業形態が、全く価値の無いものを素晴しい商品に見せて、消費者を騙すことだけで利益を得

    ポータル的な外食産業は消えてブログ的な「街の喫茶店」が復活する - アンカテ
    bowbow99
    bowbow99 2007/12/18
    メディアの変化によって消費者の選択が変わるやも、というお話
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