中部電力と北海道電力のインバランス誤算定、全国で3.3億円の追加支払い:電力供給サービス(1/2 ページ) 小売全面自由化が始まって9カ月も経過してから判明した中部電力と北海道電力によるインバランス誤算定の影響額が明らかになった。両社の誤算定に伴って全国の電力会社10社が発電事業者や小売電気事業者に対して追加で支払う金額は3.3億円にのぼる。約890社の事業者すべてと精算をやり直す。 中部電力と北海道電力で相次いで発生したインバランスの誤算定による影響額が判明した。資源エネルギー庁が2月9日に公表した報告資料によると、インバランスの精算に伴って全国の電力会社が発電事業者と小売電気事業者に支払う金額は合計で約3.3億円も過小だった(図1)。その一方で事業者に対して追加の請求が必要なケースも約3900万円あった。