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ブックマーク / dain.cocolog-nifty.com (3)

  • 物理学の都市伝説『間違いだらけの物理学』

    物理学の都市伝説を斬る一冊。 太陽にゴミを捨てられる ハンマー投げ選手に対し遠心力が働いている 電流のエネルギーは電線の中を流れる 川の蛇行は曲がる内側の流れが遅いから これら全て誤りだという。その理由と、物理学的な根拠を分かりやすく解説してくれる。しかも、それだけでなく、これらの俗説がなぜ信じられてしまったかにまで踏み込んでいるのがユニークである。トンデモ物理かと思いきや、たいへん勉強になった。わたし自身、いかにアナロジーで理解したフリをしていたか思い知った。 たとえば、「太陽にゴミを捨てられる」について。放射性廃棄物をロケットに乗せて、太陽に向けて打ち上げて、大気圏を突破すれば、あとは太陽の引力により「太陽に落ちる」ことができるかというと―――ミッション・インポシブルだという。課題は3つ。安全性の問題、経済的にペイしないこと、そして物理学的に困難だというのだ。 シンプルに言うと、地球

    物理学の都市伝説『間違いだらけの物理学』
    charlestonblue
    charlestonblue 2014/09/10
    「この公転速度を上回るスピードを出せない限り、太陽には落下しない」 太陽に落下するには、この公転速度を緩めればいいはずだけど。ん。
  • さよなら、日経

    ようやく、「リーマン日経」の呪縛を解くことができる。 「社会人になったら、ニッケイ・ヨクヨム」と呪文をかけられ幾年月。半導体は日の魂とか、(アメリカン・スタンダードという名の)グローバルスタンダードとか、中国ワッショイとか、いろいろ吹き込まれましたな。日経新聞だけでなく、日経ビジネスとか日経コンピュータとか日経コミュニケーションズとか、たくさん貢ぎましたな。 その結果→職場や会議卓で「話を合わせる」役にはたった。 ビジネスのヒントや、業界の動向や、はたまた日経済の先行きは、すでに新聞よりもRSS+クオリティ紙で充分。具体的には、「ニューズウィーク」「クーリエ・ジャポン」「フォーリン・アフェアーズ」になる([経緯])。「出勤途上で新聞に目を通す」という習慣は、とうの昔にやめた。車内を見渡してみて、あらためて気づく、新聞読んでる人は珍しい部類に入る(リクルートスーツ姿の人が読んでいるのは常

    さよなら、日経
    charlestonblue
    charlestonblue 2010/08/30
    10年以上前、同じ業界内の人に日経の取材について聞いた。ひどいと思った。まー、素人の集まりという印象。
  • 「土の文明史」はスゴ本

    土壌の肥沃さと土壌浸から歴史をとらえなおす快著。文明の発展は土壌の搾取と放棄のくり返しによるものだということが分かる。 ■ 結論 書のシンプルな結論を図で説明する(p.17より引用)。「土」はもっとも正当に評価されていない、かつ、もっとも軽んじられた、それでいて欠くことのできない天然資源である。肥沃な土壌は、地下からの岩石の風化と地表での侵、およびその間の微生物・昆虫・ミミズなどの生物と植物類の生態系のバランスの上に成り立っている。あらゆる文明の興亡は、「いつこの土壌を使い尽くすか」「肥沃度をどのように保(も)たせるか」に依拠する。土壌の生成を上回るペースで浸を加速させる農業慣行により、肥沃な土壌を失ったときが、文明の滅ぶときである。つまり、土の寿命こそ文明の寿命なのだ。 ■ 超広角で大深度で人類史的な視座 環境破壊が歴史を変えた着眼点に「土」をもってくるところがユニークだ。しかも

    「土の文明史」はスゴ本
    charlestonblue
    charlestonblue 2010/04/28
    『文明の崩壊』と似てる内容かな。こちらは木材だから。
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