世間から何となく与えられるものに権威がある。 日本では年齢を重ねることは年の功などと表現するのも一種の権威として機能する。 しかし、そんな流れが決して歓迎されてないことは老害という表現が定着したことから分かる。 以下での老害とは、年齢だけを意味するものではなく、年齢を含めて過去の実績が何となく評価されることで何となく権威らしきものを身に纏った人と定義する。 そんな老害と相性が良くセットで機能するものに自信がある。 つまり、老害ほど自信を持っているのだ。 逆にいうと老害の拠り所は自信なのだ。 自分に自信がある者が恐れるのは自分を超える者が登場すること、自信が喪失するから。 だから、自分を超えそうな人を自分の下に位置付けたがる。 そのために機能するのが権威。 権威が力を発揮するのは人材起用に関して。 本来ならばその都度適材適所を求めてオーディション形式で選ばれた方が良い状況でも、権威の鶴の一声