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  • 『予』に振り回される人達 -  違う見方

    考えてから反応する、臨機応変に対応する、どちらも何かが起きた後の対応であり反応だ。 事態の展開が緩やかでのんびりしてる場合には最も確実。 しかし、展開速度が速い場合には事態が起きてからの反応では遅過ぎるという場合がある。 速い展開が増えるに連れ『予』が大事になる。 予想や予約はまさに現代的だ。 予想は、シミュレーションや想定と置き換えると一層分かりやすくなる。 さすがに予知や予言の領域になると怪しさが漂うようになるが、現代人の誰もが心の中では予知や予言を求めているはず。 元々は、予知や予言は知ってることが知らないよりも有利だというもので、だから予知や予言は閉鎖性の高いコミュニティでの共有事項であるとともにそのコミュニティへの勧誘の武器としても機能した、典型的には宗教だ。 しかし現代では予知や予言をできるだけ他人よりも早く知りたいと、同類間での競争激化を招いている。 有名人のフェイク広告や勧

    『予』に振り回される人達 -  違う見方
  • 信者よりもファンや推し -  違う見方

    儲かるの『儲』を分解すると『信』+『者』、つまり信者となるというのは有名な話。 転じて、儲かりたければ信者を集めろ、信者が儲けさせてくれると解釈される。 そこで野心あふれる者は教祖になりたがり、ズル賢い者は教祖の下で幹部になりたがる。 この理屈で行くと信者とは働き蜂や働き蟻と同じで、別の表現をするとカモや奴隷になる。 信じる者は救われると言われる信者だが、残念ことに信者が救われたり儲かったという話はあまり聞かない。 さて、時代とともに教祖も変化する、場合によっては主客転倒もある。 教祖はなるものではなく、仕立て上げられるものなのかもしれない、議員や大臣のように。 一見トップに見える教祖は実は単なる中間管理職かもしれない。 なったから偉いわけではなく、たかりにくる信者を喜ばせる必要がある、儲けさせてくれる見返りに信者は教祖を煽てるという関係性にシフトする。 フランチャイズのオーナーと部の関

    信者よりもファンや推し -  違う見方
  • 競争が生む不都合 -  違う見方

    人間は、競争したい人と競争したくない人に分かれる。 最初から分かれてるわけではなく、経験や時間の積み重ねの結果でだ。 競争したい人とは勝ちたい人で、競争したくない人とは勝ち負けにこだわりたくない人。 勝ちたい人とは誰かや世間が作った価値観の中で生きてる人であり、勝ち負けにこだわりたくない人とは価値観が自分自身の内側にある人。 勝てない、負け続ける、その影響が大きい。 小さなフィールドでの戦いが無数にあった時代から、競争の激化がフィールドの序列化につながり、序列の下位にとどまることは負け扱いになった。 競争がのんびりしていた時代では多くの人に勝つチャンスがあったので、勝ち負けにこだわりたくない人でも楽しむ余地があったが、競争が激化するとともにあらゆる分野に競争原理が持ち込まれるようになると、競争から降りる人が出るのは自然の摂理だ。 競争から降りる人がマイナーな存在ならば無視されがちだが、無視

    競争が生む不都合 -  違う見方
  • 旅の恥はかき捨て -  違う見方

    外国人観光客の行動を伝える報道には二種類ある。 良い意味での賑わいを伝えるものと、予期せぬ迷惑を被る地元の困惑を伝えるものの二種類。 話題にしたいのは後者。 後者の話題になると無意識のうちに、日人はマナーが良いからそう思うと思いがちだが、日国内を旅行する日人観光客だって同じことをしてることは多くの日人が知ってるはず。 日には、旅の恥はかき捨てという諺があるくらいなのだから。 誰も自分のことを知らない旅行先では犯罪はともかく迷惑な行為くらいはしてもしょうがない、そんな意味に捉えてる日人が多いだろう、わたしもそうだった。 その理解は正しいのか? そう思ってこの諺の由来を調べると、元々の意味は違っていた。 その土地にはそこにしかない風習や文化があり、旅人はそれを知らないので、行く先々で恥をかくこともある。 しかし、そのことを肯定的に受け止め、旅とはそういうものだと捉えていたのだ。 そ

    旅の恥はかき捨て -  違う見方
  • 着目するポイントが違うだけで -  違う見方

    起きたことが結果ならば、起きる前には原因があったはず。 しかし、その原因が生じた理由を遡ると別の結果(つまり別の起きたこと)が見つかる、そういうことの繰り返しが隠れていることは少なくない。 また、起きた結果から始まることが次の何かの原因になる。 時が流れるというのは無限の原因と結果の繰り返しで、気がつくと順番が分からなくなる。 卵が先か鶏が先かだ。 ビジネスライクに表現すると、 需要が先か投資が先かとなる。 需要とは市場であり、投資とは広い意味での開発や研究になる。 開発や研究の結果として商品やサービスが市場に供給され、市場に供給された商品やサービスを踏まえて新たな開発や研究が行われることでまた新たな商品やサービスが供給される。 供給が先で需要が遅れて付いて来ると思われがちだが、偉人扱いされる企業家は供給の前に潜在的な需要を見抜いているものだ。 潜在的な需要に対して行われるのが投資だ。 そ

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  • 都合の良い正義 -  違う見方

    事件が起きると、その現場には被害者と加害者が生まれる。 法律を前提とした司法の場は加害者を裁く機能を優先させ、被害者の救済は後回し気味だ。 被害者とも加害者とも赤の他人であるほとんどの世間は、事件に自分の感情で反応する。 世間は、被害者あるいは加害者のより感情移入できる側の立場に立ちがちな発言をする。 一歩間違うと自分自身が被害者あるいは加害者になり得るという思いや、自分はどちら側にもまったく無縁な生き方をしてると思いながら。 なぜそんな事件が起きたのかを単純な因果関係でまとめようとする見方もあれば、被害者と加害者の人生が交錯せざるを得なかったストーリーを事件が起きるはるか前からのお互いの生き方まで想像を巡らせながら見ようとする見方もある。 どんな見方をしても大した違いのない結論に至るとしても、考え方や感じ方のアプローチが違うと受ける印象には大きな違いが生じることがある。 歴史や世間は戦争

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  • 宗旨替えのチャンス到来期 -  違う見方

    きっと21世紀の日での筋肉の需要はダイエット目的が始まりだろう。 その後ダイエット需要に加えて健康需要も加わり、さらにスポーツにおけるパフォーマンスアップのための筋肉需要も加わって現在がある。 注目したいのは、スポーツ需要は後から生まれてるという点だ、日の場合は。 成り立ちはどうであれ現代では筋肉信奉者は多い。 筋肉信奉者はほぼ例外なく筋肉を太く大きくしたがる、筋肉教筋トレ教の信者だからだ。 筋肉需要は筋トレ需要だというのは検索にも表れている。 そして、スポーツである程度以上のパフォーマンスを発揮できる人が更なるパフォーマンスアップを狙う場合には筋肉を増やすという筋トレはむしろ逆効果だと明らかになってきた。 この辺りに関しては誰をお手にするか、あるいはどんな情報や指導者との出会いがあるかが大きく影響する。 情報の周りにはその情報の信奉者が集まる。 信奉者が多いコミュニティに属してしま

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  • 差がない時代の差別化 -  違う見方

    タレントの生田斗真さんが『無痛分娩』発言で評判を落としている、過去にはもっと酷いこともあったと話題になっていた。 生田斗真さんに関して、名前は知っていたがどんな活動をしてるのかはまったく知らないわたしが、初めて認識した活動だ。 およそ彼自身の活動としては例外的なものかもしれないが、よほどの善行が連続して話題にならない限りわたしの中では評価は下がったままだろう。 生田斗真さんの件は今日の話題から一例を上げただけ。 いったい芸能人は何人いるのだろうか? よほどの大御所や人気者以外は、有名であっても差別化できずにいるはずだ。 良い話題や好ましい話題では火がつかないが、ネガティブな話題では盛大に火がつく、それはそもそも何もかもが差がない時代だからかもしれない。 炎上と呼ばれる行為やTwitterがバカッターと呼ばれ始めた頃にはすでに良い意味での差別化が行き詰まっていたのだ。 それでも差別化でしか活

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  • 突然気付かされる変化 -  違う見方

    GWで大混雑や大渋滞の映像を見てると人も車も溢れかえってるイメージを持つが実際には日の人口は減少し始めている。 イメージと実際のギャップがあるのだ。 気付くきっかけの一つは自転車界の動きにあった。 自転車=スポーツという認識のわたしには多少の知識はあっても理解が追いついてない部分があった。 売れてることは知っていたし、スーパーなどを通りかかれば電動アシストの買い物自転車ばかりだなとは思っていたが今や自転車全体の過半数になっているのだ。 経済産業省の統計(一部の輸入車を除く)によると、2022年の電動アシスト車の国内販売数は79・5万台と、初めて一般の自転車(69・7万台)を上回った。販売額は一般車の5倍超の744億円だった。 その推移をグラフ化すると、 上記のグラフは下記サイトより引用 https://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/mi

    突然気付かされる変化 -  違う見方
  • 動機の形成はマンガやアニメから -  違う見方

    いつの頃からか変な髪型と思う人が増えた、ジェネレーションギャップと言われればその通りだろうが、そもそもその髪型の由来はどこと思った時にふと思い出した。 昔だってマンガの登場人物や芸能人のスタイルを真似ようとしていたなと。 似合うかどうかよりも、真似したいという衝動に突き動かされていたなと。 Wikipediaの日漫画歴史を見てると、日人のメンタリティにマンガが影響するようになったのは1950年代からだと感じられる。 つまり、自覚の有無に関係なく現在生きてる大勢の人がマンガから何らかの影響を受けているはず。 車の発達普及はモータリゼーションの発展の当然の帰結だと思われてるが、実際にはマンガの世界が与えた影響の方が大きいように感じる。 1975年から少年ジャンプで連載が始まった『サーキットの狼』がスーパーカーブームを生んだ。 カッコいい車やお気に入りの車で演出する生活に魅了される人が増

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  • 一般名詞化した『推し』 -  違う見方

    初対面にはカジュアルな場とフォーマルな場がある。 初対面の場では自己紹介や簡単な質疑応答が付きもの。 カジュアルな場でもフォーマルな場でも共通して使える問いに『趣味は何ですか?』があるが、この質問は今やフォーマル化している。 万能過ぎるがゆえに真意を伝えきれない。 カジュアルな場では、『推しは何(誰)ですか?』の方が一般的になりつつあるようだ、年齢等の壁や境界はあるだろうが。 よくよく考えると、『推し』に相当する名詞化された表現は長らく無かったような気がする。 『趣味』では表現しきれないニュアンスが『推し』には感じられる。 わたしは〇〇のファンです、わたしの趣味は△△です、のように文で表現していたはず。 ごく一部では名詞化した表現としてオタク撮り鉄のようなものがあり、わたしはオタクです、趣味オタクです、わたしは撮り鉄です、趣味撮り鉄です、と言えばほぼ間違いなく伝わるというものは以前か

    一般名詞化した『推し』 -  違う見方
  • おまけにそそられる心理 -  違う見方

    カーブスを抜いてフィットネスの店舗数No. 1はチョコザップらしい。 カーブスはそれなりにヒットしてもおかしくないなと感じていた、それはターゲットが元々運動習慣が無い人をそれも女性に限って展開していたから、さらにCMを見るとおまけとして井戸端会議の楽しみもありそうだし。 男性ややる気満々の人が来ないことが大きな安心につながると思ったから。 一方で、チョコザップはというとジムとしては小規模だから格的なことをやりたい人には不向きだが、すべてのニーズを受け容れるというスタンスでありかつおまけの要素も多いのだ、ホームページには次のような画像が載っている。 絵だけ見ると女性がターゲットにも思えるし、そういう意味ではカーブスをライバルに想定していたと思える。 昔、知人で自宅近くのスポーツジムに行ってる人が、ジムで毎日シャワーを使うので自宅の水道光熱費の節約になるからコスパは悪くないなんて言っていた。

    おまけにそそられる心理 -  違う見方
  • 詐欺の被害者になることはあっても詐欺の加害者になるなんて思ってない人がなんと多いことか -  違う見方

    守れなかった約束や果たせなかった誓いの一つや二つは誰でも持ってるかもしれないが、その約束や誓いに相手がいた場合に相手はどう思ったか、あるいは自分自身がその相手側の体験をした場合にどう思ったか、最近の出来事でなければどちらにしても忘れてしまってるかもしれない。 しかし、どちらの体験であっても、そして実害は大したことなくても、忘れられない場合は、喉に刺さったままの魚の小骨のような後味の悪さをずっと伴っているはず。 そんな守れなかった約束や果たせなかった誓いには以下のようなものもある。 営業トークやプレゼンテーションや口説きやプロポーズで、はたまた演説や宣言の際についつい言ってしまったこと。 ウソを吐く気も無ければ悪意なども無い、あくまでも熱意の表れとして言ってしまったようなこと。 しかし、その熱意に打たれてその言葉を信じた人はきっとこう思うだろう、『奴に騙されたよ』と。 しかし、警察に被害を届

    詐欺の被害者になることはあっても詐欺の加害者になるなんて思ってない人がなんと多いことか -  違う見方
  • 浅い関係性という底なし沼 -  違う見方

    さっそく4月入社の新人の退職の話題が記事になっていた。 理由の一つとして飲み会がイヤだというのが挙げられていた。 いまだに一発芸を要求するという文化もあるようだ。 そこで飲み会に限らずざっくばらんな集まりの場で流れる空気について考えてみた。 一緒の時間を過ごす以上有意義な時間にしたいとは誰しも思うだろう。 悩みや近況を含めて聞いてほしい話や言いたいことがある人にとっては悪くない時間になるはずだ。 そうではない場合はどういう時間を過ごすことになるだろうか? 共通のテーマや話題がある場合も悪くない時間が過ごせるだろう。 共通のテーマや話題が無いのにざっくばらんな時間を共に過ごそうとするのは改めて考えるとおかしな話だ。 しかし、日には昔から多い、いや昔の方がはるかに多かったはず。 共通のテーマや話題が無いのに話題を探そうとすると、その場にいない人の人事情報や個人情報やウワサだったりという共通ネ

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  • 『コト』の次は? -  違う見方

    インバウンド客で盛り上がる次のGWの話題、事の是非を語りたいわけではない。 「富士山ローソン」黒幕設置 対面歯科が長文声明「考えられないマナーモラル違反」「残念」 撮影スポットとしての口コミが、外国人観光客やタイの俳優らによって拡散。観光客が殺到した結果、ローソンや車道をはさんだ同医院の近隣で、交通の危険やごみの問題などが発生し、店舗営業や住民生活に悪影響が出ていた。 ~~引用ここまで~~ コロナ前からずっと世界的にモノ消費からコト消費へ関心は移っていると言われていたが、記事のような行動はモノ消費なのかコト消費なのか。 直接の動機が富士山を直接見て写真に撮りたいという意味ではコト消費に感じられるが、近隣への迷惑としてゴミの散乱があることからはモノ消費のようにも感じられるからだ。 コト消費やモノ消費と区別する必要などないし実際にはどちらの要素もあるのだろうが、少し突っ込んで考えてみたくなった

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  • 『風呂キャンセル界隈』で思い出した話 -  違う見方

    Twitterで『風呂キャンセル界隈』が話題になっていた。 いろいろ目を通すと反応には幾つかのパターンがあることが分かる。 や適応障害があると風呂に入るという行為には付きまとう作業が多くてとてもストレスフルでそのため風呂に入るのが億劫になる、決して不潔で構わないとは思ってない 単純に面倒、それが不潔と言われるならそれはそれで構わない 単純に面倒、もっと楽に済ませたい 風呂に入って身体をきれいにしたら風呂が汚れる 来の意味はなどの症状を持つ人のことを指すようだが、どうやら広い意味で心(感じ方や考え方)の問題なのだ。 これらのツイートを読みながら、20年くらい前の講演会で聞いたある成功してる経営者の話を思い出した。 大手上場企業の社員を辞め独立し事業が軌道に乗るまでの間に廃人になりかけたことがあったと話していた。 何もする気がしなくてゴロゴロしてるばかり、風呂に入らないなんて当たり前だっ

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  • 最短ルートという遠回り、遠回りという最短ルート -  違う見方

    目標や目的が明確な人はモチベーションが高くなる。 モチベーションが高くなると、結果を得るための最短ルートを求める。 そういう場合に最短ルートに感じる方法や手段には大勢の人が集まる。 そんなこと考えてるのは自分だけだろうと思っているような人が大勢集まるのだ。 そういう人が得ている情報がほぼ同じだからだ。 最短ルートを求めるとは、最短時間で結果を得ることを求めるということ。 ここから先は、最短ルートに関する抽象論。 ごく日常的な通学や通勤のルートはほとんどの人が想像し得る最短距離もしくは最短時間のルートに固定化されてるはず、徒歩だろうと自転車だろうと車だろうと。 最初は複数の選択肢があったかもしれないが、やがて一つに固定化される場合が多いはず、そして一旦固定化されると違うルートに対しては違和感しかなくなる。 違うルートを選択するには強いモチベーションが必要になるが、このモチベーションが習慣化さ

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  • 信じる者は救われるのか、それとも騙されるのか -  違う見方

    知るから始めるということがある。 当然知らなければ始められない。 問われるのは、何を知るかだ。 良いこともあれば悪いこともある。 有名人を装った詐欺広告を、詐欺と気付かずに知ったことで始まる悪夢もあれば、名著との出会いでそれまで知らなかった考えや価値観に目覚めその後人生が好転するということもある。 知ることから始まることが悪いことであっても良いことであっても、知るの次に理解するが来てから始まる。 つまり、第一段階として何を知るかが大事で、第二段階として知った何かをどのように理解したかに進む。 どのように理解したかがその後の行動に大きく影響する。 しかし、どんな良いことでも知ることだけ、あるいは理解するまでで終わり、そこから先には進まないというケースも少なくはない。 それがリスクヘッジだと知ってるからだ。 時代は確実に進歩進化してるように見えるが、進歩進化するのは良いことだけでなく悪いことも

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  • スローも悪くない -  違う見方

    最近の大谷翔平さんの打球を伝える際に飛距離に加えて打球速度が話題になることが増えた。 昨日は、ピッチャーの山由伸さんが打球速度169kmのピッチャーライナーを神業のごとくキャッチしたと話題になっていた。 速度というのは単純に人を熱狂させるのだ。 20世紀のテクノロジー競争はスピードアップによる時間短縮が大きなテーマだった。 飛行機や鉄道のようにほとんどの人にとっては自ら操縦するわけではない物のスピードアップに熱狂する人は多かったし、ましてや自ら操縦運転する乗り物に関しては言うまでも無い。 スピードには魅力がある。 スピードという基準は単純明快で比較がしやすいという特徴も備えている。 つまり、速いことは偉いし立派なのだという暗黙の前提が成立しやすいのだ。 しかし、速度の速さは度が過ぎると興醒めでもあるということももう一方の現実なのだ。 余談めいた話だが、スピードの延長線上の価値観にファスト

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  • パラダイムシフトで消せる怒りやムカつき -  違う見方

    最初に覚えたことに振り回されることは多い。 最初に覚えたこと、あるいは最初に目覚めた価値観はなかなか変えられない。 世代間ギャップは最初に覚えたことの違いから起きる、かもしれない。 覚えたことが影響することの違いは男女にもあると言われる。 男のフォルダー保存に対して女の上書き保存などと。 フォルダー保存しがちな人は最初の頃の記憶に縛られがちだろう、自覚がなくても。 一方、上書き保存ができる人は最初の頃のことは記憶していてもそれに縛られにくい。 新しい価値観に瞬時に対応できるのはきっと上書き保存派の人だろう。 新しい価値観が生まれることはパラダイムシフトとも呼ばれる。 Wikipediaではパラダイムシフトを次のように定義している。 パラダイムシフト(英語: paradigm shift)とは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが、革命的に、もし

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