ダンスにかける高校生たちの熱い夏が、今年もやってきた。8月19日に横浜市で開催される「第7回日本高校ダンス部選手権」の全国大会。本番を前に、若者たちに浸透するダンスブームを探った。 憧れて入部 大きなレッスンミラーを前に、女子生徒たちの体が躍動する。同志社香里高(大阪府寝屋川市)の体育館。吹き通しのピロティがダンス部のいつもの練習場だ。人気アニメ「ドラゴンボール」のアップテンポな曲に合わせ、次第に手足の動きが激しさを増す。一人ひとりの輝く笑顔が全開になった。 ダンス部は研究・同好会を経て平成18年に誕生した。部員は年間20人程度ずつ増え続け、今では119人の大所帯となった。その全員が女子だ。 プロダンサーの指導に頼らず、部員の自主性と独創性を重視した「自分たちにしかつくれないダンス」がモットー。毎年夏に開催される「日本高校ダンス部選手権」の全国大会で、10人以上で演技する「ビッグクラス」で