DVDバブルが崩壊、頭を抱える映像ソフト業界――音楽・映像ソフト業界が陥る負のスパイラル(1) - 10/02/15 | 09:00 販売用DVDも売り上げは減り続けている。日本映像ソフト協会によると、2009年は1568億円(速報値)と05年のピーク時から4割減少した。 市場が縮小している最大の理由は洋画の不振にある。DVDの売り上げは劇場での興行収入とほぼ連動するが、劇場での洋画離れは深刻。 日本映画製作者連盟によると、洋画の興行収入は02年の1434億円をピークに減少。09年は887億円まで落ち込んで、それと歩調を合わせるように新作DVDの販売減が続いている。 「03〜05年はバブル的な雰囲気があった」(日本映像ソフト協会の上田直子管理部次長)という指摘もある。その引き金となった要因の1つが、過去の作品(旧作)の廉価版の存在だ。 02年ごろからワーナー・ホーム・ビデオなど米ハ