巨人の持ち味は“先制攻撃” セ・リーグは、首位阪神から3位巨人までの上位3チームがわずか0.5ゲーム差。毎日のように順位が入れ替わっている。詰まるところ、ペナントを制するのはどのチームか。17日から甲子園で今季最後の対戦となる阪神対巨人3連戦が行われているが、序盤の攻撃力、中盤以降の投手力の観点で2チームを比較。巨人が優勝を奪回するためのポイントを探りたい。 野球において先に点を取ると有利であることは、今季の実績を調べると一目瞭然だ。先制点を上げたチームの勝率は、今季両リーグ全試合で6割9分1厘。先制点を挙げ、しかも3回終了時にリードしていた場合は勝率7割7分4厘(両リーグ平均)と、さらにアップしている。 9月の試合を見ると、1−3回の得点力は巨人が24得点で両リーグ最多得点。一方の阪神は11得点で12球団中11位と対照的だ。巨人は3番・小笠原道大が打率3割8分1厘、4番・李スンヨプ、