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ブックマーク / note.com/ando_ryoko (2)

  • 雑感:パンドラの箱の底で|安東量子

    現実世界で「パンドラの箱を開けた」という表現が比喩ではない場面は、そうそうお目にかかることはないだろうけれど、ましてやそれが、全国民の面前で展開される、なんてことは、何事も隠微に済ませることをよしとするこの国では、もっとないことだろう。 統一教会という団体名は思いもつかなかったけれど、いま盛んに報じられている政治とカルトとのつながりについては、やっぱりそうだったか、という納得感しかない。2016年、谷垣氏が事故で倒れた頃から急速に強まっていた異様な気配は、国政の中心がこの程度におかしくなっていなければ到底ありえない、と確信を抱かせるものだった。あの頃からずっと感じていた、背筋がぞっとする、ひどく邪悪な気配の正体は、これだったんだろう。 いまはまだ指摘されていないけれど、おそらく、ネット世論対策にも統一教会は動員されていたのではないかと思う。 これまで、自民党の支持者であったり、保守層であっ

    雑感:パンドラの箱の底で|安東量子
  • エッセイ: Twitterのおもいで(5)・了|安東量子

    2016年6月、福島民友新聞がひとつの記事を掲載した。 福岡を拠点とするグリーンコープの震災応援販売企画が「東北5県」となっており(東北は6県)、福島県を意図的に外した「福島外し」、つまり福島を差別している、との内容だった。この記事は、社会に大きな反響を呼び、その後の福島のイメージや、報じられ方、復興政策へも多大な影響を与えることになった。 ただ、それだけ大きな影響を与えたにもかかわらず、結論からいえば、この記事は、控えめに言って福島民友の「勇み足」、中立的に言えば「確認不足」、強く言えば「誤情報に基づく扇情報道」であった。 (元記事が見つからないので、当時のBuzzFeedのリンクを貼っておく。) グリーンコープ側の説明は、「東北5県」と表記したのは無神経であったが、この時の企画に福島の商品が用いられていなかったのは、たまたま適当な商品が見つからなかったためだ、というものだった。 そして

    エッセイ: Twitterのおもいで(5)・了|安東量子
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