コロナ後リブート開催のAsianPLoPのエクスカージョンで、埼玉県入間市にある東野高校に行ってきた。米国の建築家であり、パターンランゲージという取り組みで、アジャイルの源流に大きな影響を与えたクリストファー・アレグザンダーが設計したことで、界隈では知らない人がいない場所だ。(ただし界隈はそんなに広くない気もする) 盈進学園東野高等学校は、ただ偶然に外国人の建築家を呼んで校舎を作ってもらったわけではなく、まず先生方が移転にあたって理想的な学舎を考えるという試みが2年あった上で、実現できる建築家を探して『オレゴン大学の実験』に辿り着き、偶然の伝手で、中埜先生が軽い気持ちで誘ってみるところから実現してしまったらしい。中埜先生がアメリカ留学で身につけた楽天的にトライする文化も、先生方の熱意も常務理事さんのビジョンも地域の協力もゼネコンさんの妥協も、全てが組み合わさってそこに結実してた。完璧はない