バイデン米大統領は26日、トランプ前大統領が退任後に私邸に持ち出した機密文書に関して「機密指定を解除した」と主張しているのに対する考えを記者団から問われ、「『世界のあらゆるものの機密を解除した。大統領だから可能なのだ』って。そんなことあるわけない」と皮肉った。連邦捜査局(FBI)によるスパイ法違反(国防情報の保持など)容疑などの捜査は「詳細は知らないし、コメントしない。知りたくもない。司法省に委ねている」と述べた。 一方、ホワイトハウスと東部デラウェア州の自宅を頻繁に往来する自身の機密文書の管理について「例えば、私の場合は自宅に安全な別棟のスペースがある。今日も(情報機関などによる)定例のブリーフの文書を持って行く。機密文書は軍の随員が管理し、読み終わると随員に返し、施錠して保管している」と述べた。