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  • 『人はなぜ物語を求めるのか』物語との、虫のいい付き合い方 - HONZ

    書は物語論(ナラトロジー)と呼ばれる研究分野の視点から、人はいかに物語によって世界を理解しようとしているのかを説く一冊だ。 物語論の一部門である「筋(プロット)」研究には、「それなりに人間学的な背景があります」と著者は言う。書では旧約聖書から桃太郎に至るまで、古今東西の様々な物語とその分析が引用され、さらには認知心理学や神経科学などの知見にも触れながら、幅広い例とともに、私たちと「ストーリー」との密接な関係を描き出す。 著者はいくつかのポイントに着目しながら、いかに私たちが「物語化」することを通して目の前の出来事に意味を与え、世界を認識しているかを示していく。 まず大きく書かれているのが、「因果関係」について。たとえば、前後関係が因果関係にすり替わってしまうようなことがある。「Aが起こった後に、Bが起こった」というのが「Aが起こったから、Bが起こった」に変換される、といったことだ。年表

    『人はなぜ物語を求めるのか』物語との、虫のいい付き合い方 - HONZ
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