コンビニエンスストアが魚や海産物を使った総菜に力を入れている。総菜は高齢者や共働き世帯の増加でニーズが高い。これまで取り扱いが難しかった魚を充実させ、スーパーから客を奪う可能性もある。 セブン―イレブン・ジャパンは2日、自社ブランド「セブンプレミアム」から売り出した魚総菜の販売数が2017年度に5千万食を超えたと発表した。10年の発売以来、徐々に伸ばし、金額ベースでは前年度比2割増だった。 元々、冷凍保存ができて賞味期限が長いレトルトパウチ方式の商品を販売。だが、「焼き魚なのにニュルッとしておいしくない」(担当者)。昨年から国内3工場でトレー容器に入った低温冷蔵方式のチルド商品を製造。全国展開が可能になった。 サバの塩焼き(税込み280円)やホッケの塩焼き(同300円)は、焼き魚のぱりっとした食感があって好評だ。「全国に供給力がないと提供できない商品」と自信を見せる。魚総菜は店頭に常時7~