東京都は全国初のカスハラを防ぐ条例の制定を目指していて、これまでに▽カスハラを「就業者に対する暴言や正当な理由がない過度な要求などの不当な行為で就業環境を害するもの」などと定義づけるとともに、▽罰則は設けない考えを示しています。 役所の窓口を利用する人などもカスハラを行う対象 東京都は、5月22日、労働団体や経済団体などと都庁で会議を開き、全国初のカスハラを防ぐ条例の制定に向けた方針を示しました。 客のほかに役所の窓口を利用する人などもカスハラを行う対象とし、官民を問わず対策を求めるということです。会議ではこうした内容について了承され、都は、今回の方針をもとに条例案を取りまとめ、ことし秋の提出を目指すことにしています。