ビジネス・インサイト - 池田信夫 blog

イノベーションについての本を書くために経営学の本をいろいろ読んでみたが、「イノベーションの何とか」と題した本にはほとんどイノベーションがなく、いろいろな成功例を並べて結果論を語るだけのものが多い。その中で、本書は科学的な方法論を踏まえた数少ない本である。 著者は『マーケティングの神話』で、マーケティング・リサーチによって集めたデータからすぐれた商品を開発しようとする実証主義が神話であることを明らかにした。本書はその延長上で、まず事実からイノベーションを「帰納」するという思想が、科学哲学で100年前に破産した論理実証主義の焼き直しであると断じる。その上で著者がよりどころにするのは、マイケル・ポランニーの暗黙知の概念である。 暗黙知というと、野中郁次郎氏などの一橋スクールによって経営学ではおなじみだが、著者は彼らの解釈はポランニー自身の思想とは違うと批判する。野中氏などのいう暗黙知は、職人

[takaosue]

重要なビジネスモデルの構築行程。石井さんの本の引用

[hokuto-hei]

技術とアートが別物と思っているところがこの人の限界の一つだね。

[kikai-taro]

「事実に棲み込む」――ref:“そこで思うのだ。「写真と違う」と。 | ナガオカ日記 | D&DEPARTMENT”

[jiangmin-alt]

イケノブ氏もようやくウンコ暗黙知の間違いに気付いたようだ。

[yosh0419]

膨大なデータの観察や実証の後，頭の中で種々の思考を巡らすことで洞察やアイデアを得ること自体は先人の教える所／特許に関しては，「従来技術」からの改善ネタでないと社内審査をパスできないからではｗ

[georgew]

イノベーションは、技術ではなくアート > Appleの例が典型だろうけど、論理的積み上げでは革新は生まれないことを痛感する。最近ではTwitterなんかもそうか。

[kawango]

イノベーションの本質はフレーミング　というのは本当にそのとおりだと思う

[arajin]

「論理実証主義を否定」「著者がよりどころにするのは、マイケル・ポランニーの暗黙知の概念である。」