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書評に関するarajinのブックマーク (2,296)

  • 1982 「夢分析とつげ義春」

    「夢分析とつげ義春」 1982年 ユリイカ三月号 つげの作品はこよなく宗教的である。私は今までつげの劇画なるものを一度も手にしたことはなかった。彼の作品ばかりでなく、誰の劇画も同様である。漫画とは「のらくろ」や「タンクタンクロー」など以来、ずっと御無沙汰してきたし、二度とつきあうこともないであろうと思っていた。しかし、今度編集子から、彼には『夢日記』があること、また彼のイメージの世界は夢によっていることなどといういわば挑発にのせられて、ドカッと送られてきた『ねじ式』以来の作品を勇を鼓して、一気に読んでみた。そして、そう思った、こりゃ実に宗教的だわいと。何故、そうか、以下その感じた通りを述べてみることにする。 最初、私をして戸惑わしめたものは、いざ彼の夢を分析家として解釈するとなるとその仕方についてである。普通、私のように夢の分析をする者が夢をもってくる被分析者と会うときは、絵を措いてもらう

    arajin
    arajin 2024/05/05
    「 「夢分析とつげ義春」 1982年 ユリイカ三月号」
  • 「読む」とき、何が起こっているのか?──『読めない人が「読む」世界:読むことの多様性』 - 基本読書

    読めない人が「読む」世界:読むことの多様性 作者:マシュー・ルベリー原書房Amazon読書は日常的な行為ではあるが、実はそのやり方は人によって大きく異なる。書かれている文字を読んで、その意味を理解したり解釈したりするっていうだけでは? と思うかもしれないが、そこに収まらない読み方をする人が多数いるのである。 書『読めない人が「読む」世界』(原題:Readers Block)は、型破りな方法で読む人を取り上げていく一冊だ。たとえば認知症の患者は、少しずつ記憶が抜け落ち、短期的な記憶力も低下していく。長篇がスラスラ読めた人であっても、認知症が進行するにつれ、一ページ分の記憶も持たなくなり、話の筋が追えなくなる。そうした人たちは単純に「読む」という営みから除外されるのかといえば、そうではない。 ある認知症患者は長篇を読む喜びを諦めた代わりに短篇をじっくりと読み、楽しむ方向に切り替え、物語の展開

    「読む」とき、何が起こっているのか?──『読めない人が「読む」世界:読むことの多様性』 - 基本読書
  • 【B&J】みんなのフィードバック大全

    【B&J】みんなのフィードバック大全『みんなのフィードバック大全』三村真宗(光文社) 🤞イベント参戦時のチートシート(すぐ内容忘れるので)🤞 【目次】 第1章    フィードバックとは何か 第2章    ポジティブフィードバックをマスターする 第3章    ギャップフィードバックをマスターする 第4章    コーチャビリティを身につける 第5章    経営戦略としてのフィードバック 【第1章】フィードバックとは何か コンカー流フィードバックの5つ基理念 1.マインド ・後ろ向き・責める気持ちではなく、建設的に・成長を願って 2.種類 ・ギャップフィードバックだけでなくポジティブフィードバックも 3.方向 ・上司から部下だけでなく部下から上司、同僚間、斜めも 4.受け止め方 ・伝え手のスキルだけでなく受け手のスキルと心構えを ・コンカーでは受け手の能力のことをコーチャビリティと呼んでい

    【B&J】みんなのフィードバック大全
  • ジョナサン・ハイトの新刊『不安の世代』はZ世代のメンタルヘルスへのスマートフォンの悪影響を論証する - YAMDAS現更新履歴

    www.theatlantic.com 「スマホキッズは大丈夫じゃないで」という記事タイトルがズバリそのままなのだが、アメリカの社会心理学者ジョナサン・ハイトの新刊 The Anxious Generation は、スマートフォンが今の若者、つまりはZ世代に深刻な悪影響を与え、精神疾患の蔓延を引き起こしていると説くである。 この人の前作が『傷つきやすいアメリカの大学生たち』だったことを考えると不思議ではない展開だが、以下の表現はすごいな。 2010年代初頭、人類は自分たちの子供に対する最大の野放図な実験として、Z世代にスマートフォンを与え、火星に送って育てたようなものだ。 このでは、2012~2013年に若者のメンタルヘルスが崖が落ちるがごとく悪化したことをデータとともに示しており、それはつまりはスマートフォンが若者世代にも急速に普及した時期と重なるということですね。 これは来年あたり

    ジョナサン・ハイトの新刊『不安の世代』はZ世代のメンタルヘルスへのスマートフォンの悪影響を論証する - YAMDAS現更新履歴
  • 物流のいまここにある危機と、進化の胎動|ちくま新書|野口 智雄|webちくま

    きつくて危険な3K職種の代名詞ともいえる物流ですが、日進月歩で進化する技術革新の世界でもあります。いまどんな問題が起こっているのか、解決のためにどのような戦略があるか。物流の基原則と最新テクノロジーを解説した『日の物流問題――流通の危機と進化を読みとく』のまえがきを公開します。 まえがき 世の中、矛盾に満ちているが、物流の世界も同様だ。 宅配便の取扱個数は2022年度に、ついに50億個の大台を超えた。アマゾンや楽天などのEC(Electronic Commerce:電子商取引)の成長が著しいからだ。2000年比で、95.4%もの増加をみている。それにもかかわらず、積載量に輸送距離をかけたトンキロベースでみた国内貨物の輸送量は増えるどころか、減少傾向にあるのだ。上記同様、00年比でみると、22年度にはなんと27.5%減となっている。 なぜ貨物の個数は増えているのに、輸送量は減るという矛盾

    物流のいまここにある危機と、進化の胎動|ちくま新書|野口 智雄|webちくま
    arajin
    arajin 2024/03/20
    “また貨物の積載率の変化をみると、00年の43.7%から22年には36.5%へと明らかに低下している。”
  • 「ディスレクシア」(マーガレット・J・スノウリング)を読んだ - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて

    をもらったので、昨日、一気に読んだ。もっとも、200ページほどのだから、それほどたいへんな話ではない。 www.jimbunshoin.co.jp 「もらったから読んだ」というのは身も蓋もない事実で、けっして興味があったわけではない。とはいえ、私の仕事にまったく無関係かというとそうでもない。というのは、(言語圏によって発生率は異なるようだが)ディスレクシアはそこらの公立小中学校でも各学年に1人か2人いるのがふつうなぐらいにありふれた障害であるからだ。そういった障害が学校でうまくサポートされず、家庭教師にヘルプを求めてくるケースは十分に想定される。家庭教師商売をやっている以上、無関係とはいえない。 無関係ではないが実際には、10年を超える家庭教師としてのキャリアで毎年十数人からときにはそれ以上の生徒を教えてきているにもかかわらず、私はいまだにディスレクシアの範疇に入りそうな生徒にあたった

    「ディスレクシア」(マーガレット・J・スノウリング)を読んだ - 天国と地獄の間の、少し地獄寄りにて
  • 書評 「心理学を遊撃する」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    心理学を遊撃する 作者:山田祐樹ちとせプレスAmazon 書は認知心理学者山田佑樹による,「心理学の再現性問題」についてそれをリサーチ対象として捉えて突っ込んでいった結果を報告してくれる書物である. 「心理学の再現性問題」は,心理学者にとって自分のリサーチの基礎ががらがらと崩れていくかもしれないような重苦しいテーマであるに違いない.しかし著者はそれを軽やかに取り上げ,様々な角度からつつき,質を見極めようとする.物語としてはその突貫振りが楽しいし,再現性問題が非常に複雑な側面を持ち,かつとても興味深い現象であり,到達点がなお見えない奥深いものであることを教えてくれる.それはまさに最前線からの「遊撃」レポートであり,迫力満点の一冊だ. 第1章 心理学の楽屋話をしよう 第1章では心理学の「楽屋話」が書かれている.まず著者の駆け出しのころの研究(ランダムネスの知覚),面白い効果を実験で示せたと

    書評 「心理学を遊撃する」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 「あのときやっときゃ良かった」という後悔は、実際にはやれる可能性などなかったのだからソク忘れよう

    これは友人の話なのだが、「やれたかも」という夜は確かにあるそうだ。 「飲み会で意気投合した女の子と帰りの電車がたまたま一緒で、飲みなおそうという流れからカラオケへ」とか、「夏合宿の雑魚寝が寝苦しくて抜け出したら、後輩の子がついてきた」とか。 だが、イイ感じなのはそこまでで、「朝まで歌っただけ」とか、「ちょっと雑談してから部屋に戻って寝た」とか、他愛のないものに収束する。 まんざらでもない態度や視線に、選択を間違えなければチャンスをモノにできるはず……だが悲しいかな、ヘタレ童貞は何をどうすれば良いかわからない。ギャルゲ―なら2つか3つの「選択肢」だけだが、リアルは無限だ。深夜、女の子と二人っきりというシチュに、胸の鼓動がドキドキ目先はクラクラ、何も思い浮かばない。 かくして何も無いままとなる。その後の進展もなく(むしろ素っ気なくなる)、「やれたかも」は、「かも」のまま、思い出となる……と、そ

    「あのときやっときゃ良かった」という後悔は、実際にはやれる可能性などなかったのだからソク忘れよう
    arajin
    arajin 2024/02/19
    『「あのときやっときゃ良かった」という後悔は、実際にはやれる可能性などなかったのだからソク忘れよう』
  • 2度のがん治療中もしゃがみ続けた…東大名誉教授が「私はスクワットに救われた」とマジメに語る理由 「私は2度死んでいてもおかしくなかった」

    私たちの足腰や体幹の筋肉は、加齢や不活発な生活を続けることによって、どんどん弱ってしまいます。30歳から80歳までの間に、普通に生活しているだけで、太もものサイズと筋力は、およそ半分に減るのです。 しかも、これらの弱りやすい筋肉はすべて、「立つ」「歩く」「座る」といった、ふだんの生活での基的な動きを支えているものです。これらの筋肉が弱ってしまったら、日常の基動作さえ、おぼつかなくなります。 スクワットは人間の動作の基中の基 私がスクワットを皆さんにお勧めする理由が、まさにここにあります。スクワットは、しゃがみ込んで、そこから立ち上がる動作を繰り返します。非常に単純な運動ですが、この動きは、人間の動作の中でも基中の基の動きです。 ハイハイしていた赤ちゃんは、まず立ち上がろうとします。歩き出すのは、立つことが前提の運動です。赤ちゃんが立てるようになるというのは、極めて大事な瞬間なの

    2度のがん治療中もしゃがみ続けた…東大名誉教授が「私はスクワットに救われた」とマジメに語る理由 「私は2度死んでいてもおかしくなかった」
    arajin
    arajin 2024/02/13
    石井直方『鍛えれば筋肉は味方する いのちのスクワット』(扶桑社)
  • 【ランキング速報!】ベストSF2023、国内篇&海外篇トップ10発表|Hayakawa Books & Magazines(β)

    毎年恒例の年間SFガイドブック『SFが読みたい! 2024年版』が日発売! 作家や書評家など、SFのプロたち約100人の投票による年間ベストSFランキングや、第1位に輝いた作家、翻訳家のインタビュー、総勢55名の作家・評論家によるスペシャルエッセイ、2024年の各社SF刊行予定など、今年も盛りだくさんの内容となっています。記事では特別にランキングの一部を公開します。全ランキング&詳細につきましてはぜひ書をご覧ください! ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ベストSF 2023[国内篇]1『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』高野史緒/ハヤカワ文庫JA…231点 2『わたしたちの怪獣』久永実木彦/創元日SF叢書…196点 3『ときときチャンネル 宇宙飲んでみた』宮澤伊織/創元日SF叢書…150点 4『走馬灯のセトリは考えておいて』柴田勝家/ハヤカワ文庫JA…140点 5『あなたは月面に倒れてい

    【ランキング速報!】ベストSF2023、国内篇&海外篇トップ10発表|Hayakawa Books & Magazines(β)
  • 私にとって、オタクやキャラクター消費の話は社会の話なんです - シロクマの屑籠

    cider_kondoのブックマーク / 2024年1月23日 - はてなブックマーク シロクマ先生、今ホッテントリってる意地悪婆さん話もそうだけど、こういう業と社会の変化踏まえた考察の方が(よく書いてる迷走してるオタク論みたいなのより)圧倒的に面白いよな… こんにちは、はてなブックマークユーザーのcider_kondoさん。熊代です。先日のブログ記事に上掲コメントをくださりありがとうございました。これに関して、cider_kondoさん個人に返信したいと思います。 長く相互認識している人でなければ返信は難しい 少しだけ前置きを。 私は現在、ブログ側からはてなブックマークに返信するのは難しい、と感じています。00年代の頃は見知らぬはてなブックマークユーザーに返信するのも気軽で、ブロガーがそうしている様子をしばしば見かけたものです。しかしはてなブックマークを中心としたコミュニティが希薄化し

    私にとって、オタクやキャラクター消費の話は社会の話なんです - シロクマの屑籠
    arajin
    arajin 2024/01/26
    「私がコフートに基づいて「萌え」や「推し」について考える際にも「でも、これって核家族化や一人世帯化の進んだ社会の話ですよね?」というリミテーションをいつもくっつけています。」
  • 小川哲「今のSNSは主張なき人々の極論がインフレする魔境状態」

    日経BOOKプラスに掲載されている記事、、著者を任意のキーワードで検索することができます。 ※ISBNも検索にご利用いただけます。ISBNとは出版物固有の13桁の番号で、裏表紙に記載されています。サイトでISBNを使って書籍を検索する際は、ハイフン(-)を省略し、13桁の数字のみを半角文字で入力してください。

    小川哲「今のSNSは主張なき人々の極論がインフレする魔境状態」
    arajin
    arajin 2024/01/22
    『 君が手にするはずだった黄金について 』
  • 意外と知らない「推し」と「萌え」決定的な違い

    AKB48のファンが使っていた「推し」 もともと「推し」はアイドルファンの間で使われていた、日のサブカルチャーの流行語のなかでもローカルな言葉でした。たとえば、2010年前後に大人気だったAKB48のファンたちが「推しメン」などと言っていたのを覚えている人もいらっしゃるでしょう。 それが、気が付けばアニメやゲームの世界でも頻繁に使われる流行語になっていった格好です。 流行語大賞に選ばれるぐらいですから、「推し」が比較的最近になって広く用いられるようになったのは間違いないでしょう。私の見知っている限りでは、「推しを推す」という表現がサブカルチャーの広い範囲で用いられるようになり、地方の小中学生にまで浸透したのは、2020年以降、せいぜい早く見積もっても2010年代後半以降と見受けられます。 それでは2010年代以前、日のサブカルチャーはどんな様子だったのでしょうか。 SNSが流行し始めた

    意外と知らない「推し」と「萌え」決定的な違い
    arajin
    arajin 2024/01/20
    「『「推し」で心はみたされる?』の著者である熊代亨氏」
  • 安楽死が合法の国で起こっていること…「生活保護」より「安楽死」の申請のほうが簡単というカナダの事情 合法化からわずか5年で安楽死は4万人超

    後発国でありながら「安楽死先進国」になったカナダ カナダは安楽死の合法化では2016年と後発国でありながら、次々にラディカルな方向に舵を切り続け、今ではベルギー、オランダを抜き去る勢い。ぶっちぎりの「先進国」となっている。 カナダではケベック州が先行して2015年に合法化したが、その際に法律の文言として積極的安楽死と医師幇助自殺の両方をひとくくりにMAID(Medical Assistance in Dying)と称し、翌年の合法化でカナダ連邦政府もそれを踏襲した。Medical Assistance in Dyingを平たい日語にすると「死にゆく際の医療的介助」。しかし、これでは積極的安楽死から緩和ケアまでがひと繫がりのものとして括られてしまう。 安楽死を推進する立場はそれまでにもAID(Assistance in Dying)、VAD(Voluntary Assisted Dying

    安楽死が合法の国で起こっていること…「生活保護」より「安楽死」の申請のほうが簡単というカナダの事情 合法化からわずか5年で安楽死は4万人超
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    arajin 2024/01/16
    「児玉真美『安楽死が合法の国で起こっていること』(ちくま新書)」
  • 何千時間も使って未解決事件を解決しようと奮闘する人々──『未解決殺人クラブ~市民探偵たちの執念と正義の実録集』 - 基本読書

    未解決殺人クラブ~市民探偵たちの執念と正義の実録集 作者:ニコル・ストウ大和書房Amazon市民探偵というと日でイメージとして上がるのは毛利小五郎(with/江戸川コナン)か金田一あたりだろうが、実は世の中には多種多様な市民探偵が存在する。 事件現場にかけつけたり、たまたま居合わせたりして事件を解決するのではなく、市民探偵の多くはインターネットで公開された情報を集め、フォーラムで議論をしながら事件解決への糸口を探す。やっていることは地味な行為の積み重ねだが、解決にあたって重要な役割を果たすことも多い。確かに彼らも市民探偵なのだ。 その執念の凄まじさは、おそらく多くの読者の想像を超えたものだ。たとえばテネシー州の元工場労働者トッド・マシューズは、両目を失い腐敗した状態で大きなバッグに入れて放置されていたことから「テント・ガール」と呼ばれていた身元不明の女性を、11年にもわたって調査して、最

    何千時間も使って未解決事件を解決しようと奮闘する人々──『未解決殺人クラブ~市民探偵たちの執念と正義の実録集』 - 基本読書
  • 『「推し」で心はみたされる? 21世紀の心理的充足のトレンド』が出版されます - シロクマの屑籠

    2022年、2023年と私は書籍を出版するに至れませんでした。が、2024年の1月20日に、まずこのが出版されることとなりました。 「推し」で心はみたされる? 21世紀の心理的充足のトレンド 作者:熊代 亨大和書房Amazon はい。タイトル的には、2010年代の後半あたりから急速にスラングとして広く使われるようになった「推し」についての書籍です。 半年ほど前にも少し書きましたが、「推し」はマズローの欲求段階ピラミッドでいえば所属欲求に該当する社会的欲求で、社会的欲求としては承認欲求と同じぐらいメジャーなものと私は認識しています。ところが所属欲求は、時代の針が個人主義に触れ過ぎた20世紀後半から21世紀初頭にかけて軽視されて、ダサくて田舎っぽいものとみなされる以上の意義をサブカルチャーのなかで失っていきました。 その所属欲求が、SNSの普及とともに「推し」という新しいかたちをなし、サブカ

    『「推し」で心はみたされる? 21世紀の心理的充足のトレンド』が出版されます - シロクマの屑籠
  • すでにプロだった人が小説家に転向した人を教えてください

    元々小説以外の分野で活躍し、プロフェッショナルな行き方をしていた人が小説家になったというケースを探しています。 なぜこのような人を探しているのかというと、『巨大投資銀行』『トップレフト』などを著作に持つ黒木亮氏の作品があまりに面白かったからです。 この小説は、金融の世界でプロフェッショナルとして生きていない限り、絶対に書けない小説でした。 金融の世界にいた人間が書く小説。これは、その世界の匂いがわかるほどリアルなものでした。 圧倒的な知識に裏打ちされた小説は、それだけで心地よいものであるともわかりました。 単に文章がうまい、文学的に表現する、などの小説家は求めていません。吉ばななのような小説家は不要です。 小説家になる前に、すでに別世界でプロフェッショナルとして生きていて、小説家に転向した人を教えてください。 ■追記 見当違いな小説家の名前を挙げてる方が多いので追記。 「元々別の職業をし

    すでにプロだった人が小説家に転向した人を教えてください
    arajin
    arajin 2023/12/21
    「『巨大投資銀行』『トップレフト』などを著作に持つ黒木亮氏の作品があまりに面白かったからです。」
  • 迷いに迷って最後に選ぶのは「好き嫌い」ですね。(羽生善治×芦沢 央 特別対談)

    「伝統と革新を愉しむ」と題した特別企画。 棋士で日将棋連盟会長の羽生善治氏と、『神の悪手』で将棋ペンクラブ大賞文芸部門優秀賞を受賞した芦沢央氏がご登場。将棋をテーマにしながら、伝統と革新の融合の可能性を探る対談となりました。 (月刊『潮』2023年12月号より転載) ****************** 将棋連盟会長に就任してわかったこと 芦沢 このたびは日将棋連盟会長就任、おめでとうございます。 お会いするのは、藤井聡太王将と対局された王将戦の観戦記を書かせていただいて以来ですね。 羽生 そうでしたね。その節はお世話になりました。 芦沢 こちらこそ、(将棋を題材にした短編集)『神の悪手』を発表した際に「推薦の辞」をいただき、ありがとうございました。 会長に就任されてから数カ月経ちますが、いかがですか。 羽生 実は就任の翌日にここ (対談会場=駒テラス西参道)のこけら落としに参加したん

    迷いに迷って最後に選ぶのは「好き嫌い」ですね。(羽生善治×芦沢 央 特別対談)
    arajin
    arajin 2023/12/19
    『神の悪手』/「羽生 まだ結論の出ていない難解な局面を深掘りして調べたり」「他の棋士が最近どういう試みをしているかとか、ある棋形にどんな歴史的背景があるかとかを調べる」
  • 規制行政に関心がある人は読むべき『家政婦の歴史』

  • 宇治の伝統寺院が中華オブジェに乗っ取られた? 中国共産党「浸透工作」の驚愕の実態 | 文春オンライン

    コロナ禍の前後から、中国の対外工作や戦狼外交(西側諸国に対して中国外交官が過剰に攻撃的な姿勢を取ること)はいっそう露骨になった。日国内での公安出先機関の設置工作や、Xで暴言を連発する中国大阪総領事の素顔は、すでに過去の記事でも見てきたとおりだ。さらに、彼らはなんと日の伝統仏教の世界にも浸透工作を仕掛けていた事実が判明した──。12月15日に『戦狼中国の対日工作』(文春新書)を刊行する安田峰俊氏が、実態に迫った。 明代仏教を伝える⽇の仏教寺院にせまる影 「黄檗宗」という仏教宗派をご存知だろうか。信者数こそ約7.3万人とすくないものの、日の伝統仏教十三宗の一角を占めており、数百万人以上の信者を抱える大宗派とも対等の権威と社会的信用を持つ。同じ禅宗の大宗派である臨済宗や曹洞宗とは、法統の上でも親類関係にあり関係が良好だ。 黄檗宗の最大の特徴は、宗祖の隠元隆琦(いんげんりゅうき:1592

    宇治の伝統寺院が中華オブジェに乗っ取られた? 中国共産党「浸透工作」の驚愕の実態 | 文春オンライン
    arajin
    arajin 2023/12/16
    「 筆者(=安田峰俊)が12月15日に刊行する『戦狼中国の対日工作』(文春新書)」