水嶋ヒロ作品という「時代の鏡」は何を映すのか？：日経ビジネスオンライン

気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 ｜ ログイン 久しぶりに「文学」がニュースになった。 出版社のポプラ社（東京都新宿区）が運営する「ポプラ社小説大賞」の受賞作が、イケメン俳優として一世を風靡し、先日、小説執筆のために俳優業を引退すると報道された水嶋ヒロの作品『KAGEROU』だったと分かった。 水嶋は2010年6月23日に本名の「齋藤智裕」名義で同賞に応募。到着順で415番目という早い段階での応募だったという（応募は先に引いた俳優引退報道よりも前だったとされる）。その時、応募索引に添付された申請用紙の職業欄や略歴の項目は空白になっており、その正体を知る手がかりはなかったと事務局は述べている。 その応募作は応募総数1285作品から、最終候補の7作に残り、さらに3作が絞られ、10月25日の最終

[gui1]

『水嶋ヒロ作品は、それがどのような経緯で書かれていたとしても、時代性を濃厚に反映させていると言えよう。』　←　たしかに未曾有の出版不況という時代性を感じさせた事件でした。やれやれ。

[tdam]

確かに一連の流れが不自然で、「水嶋ヒロだから」締め切り以降に手直ししたことは間違いない模様。他の応募者のために「受賞作の真相究明が必要」だけど、評価は「完成した」作品を多くの人が批評してから。

[hiruhikoando]

島崎藤村の『新生』もその系譜に近いものだとは思うがサラリーマン化した今の作家にそういうものを求めるのはどうかと。/活字化されたものを読まない限り分からないけどなんか見掛け倒しで済んでしまうことでは。

[SasakiTakahiro]

かつて文学とジャーナリズムの関係は今、思われているよりもはるかに近かった

[tshimuran]

「かつて文学とジャーナリズムの関係は今思われているよりもはるかに近かった。近代小説はその勃興期に「情報提供の機能」を担って登場していた「経験はおろか容易には見聞できないような、くさぐさの事象を報道」」